
「光美顔器を使えば、シミや毛穴が本当に改善するの?」「家で使える美顔器と、クリニックのレーザー治療は何が違うの?」そんな疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。光美顔器は、光エネルギーを利用して肌トラブルにアプローチするセルフケアアイテムとして、近年多くの方に注目されています。しかし、その効果の仕組みや適切な使い方、そして医療機関での施術との違いについて、正確に理解している方はまだ少ないのが現状です。この記事では、光美顔器の基本的な仕組みから期待できる効果、安全な使い方、そしてより高い効果を求める場合に検討したい医療機関での光治療まで、幅広く詳しく解説していきます。
目次
- 光美顔器とは?基本的な仕組みを理解しよう
- 光美顔器の種類と特徴
- 光美顔器で期待できる効果
- 光美顔器の正しい使い方と注意点
- 効果が出るまでの期間と頻度
- 光美顔器を使う前に知っておきたいリスクと副作用
- 家庭用光美顔器とクリニック施術の違い
- こんな方はクリニックへの相談がおすすめ
- まとめ
この記事のポイント
光美顔器はLED・IPLで肌にアプローチするが、家庭用は出力が低く効果に限界がある。シミの種類誤認や誤使用リスクもあるため、改善が乏しい場合はアイシークリニックなど専門医への相談が確実な近道となる。
🎯 光美顔器とは?基本的な仕組みを理解しよう
光美顔器とは、LEDやIPL(Intense Pulsed Light:強力パルス光)などの光エネルギーを肌に照射することで、さまざまな肌悩みにアプローチする美容機器のことです。もともとは医療機関や美容サロンでのみ使用されていた技術が、家庭用として普及したものです。
光が肌に届くと、肌の中にある特定の成分や細胞が光エネルギーを吸収し、さまざまな反応を起こします。たとえば、メラニン色素に光エネルギーが吸収されることでシミの改善を促したり、コラーゲン産生を刺激して肌のハリを向上させたりといった働きが期待できます。
光美顔器が注目されている背景には、針を使わない非侵襲的なアプローチであること、自宅で手軽に使えること、継続的なケアが可能であることなどが挙げられます。ただし、家庭用機器は医療機器に比べて出力が制限されているため、効果の程度にも自ずと限界があることは理解しておく必要があります。
光美顔器を正しく活用するためには、まずその仕組みをしっかり理解することが大切です。光の種類によって効果が異なり、使用する目的に合わせて適切な機器を選ぶことが、効果を最大化するための第一歩となります。
Q. 光美顔器のLEDの色によって効果は変わりますか?
LED美顔器は色ごとに異なる効果を持ちます。赤色LED(620〜700nm)はコラーゲン産生を促してシワ・弾力改善に、青色LED(400〜470nm)はアクネ菌への抗菌作用でニキビ改善に、黄色LEDは赤みやくすみ改善に、近赤外線LEDは深部組織の活性化に役立つとされています。
📋 光美顔器の種類と特徴
一言で「光美顔器」といっても、使用される光の種類や仕組みによってさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分の肌悩みに合ったものを選ぶことが重要です。
🦠 LED光美顔器
LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を使用した光美顔器は、特定の波長の光を肌に当てることで、さまざまな美肌効果を促します。LEDは熱を持たないため肌への刺激が少なく、比較的安全に使用できるのが特徴です。
LEDの色によって異なる効果が期待できます。赤色LED(波長620〜700nm程度)はコラーゲン産生を促進してシワや弾力改善に働き、青色LED(波長400〜470nm程度)はアクネ菌に対して抗菌作用を発揮してニキビ改善に、黄色LED(波長570〜590nm程度)は赤みやくすみの改善に、近赤外線LED(波長800〜900nm程度)は深部組織への浸透力が高く細胞の活性化に役立つとされています。複数の色のLEDを組み合わせた機器も多く販売されており、一台でさまざまな肌悩みに対応できるものも増えています。
👴 IPL(フラッシュ)美顔器
IPL(Intense Pulsed Light)は、複数の波長を含む広帯域の光を一瞬で強くフラッシュ照射する技術です。クリニックで行われるフォトフェイシャルやIPL光治療と同じ原理を応用した家庭用機器が普及しています。
IPL美顔器はLED美顔器より出力が高めのものが多く、シミや毛穴の開き、肌のくすみなどに対してより積極的にアプローチできるとされています。ただし、その分だけ使い方を誤ると肌へのダメージリスクも高まるため、正しい使用方法を守ることが非常に重要です。また、IPL美顔器の多くは脱毛機能も兼ね備えており、光脱毛器として販売されているケースもあります。
🔸 EMS・イオン導入複合型美顔器
光美顔器の中には、光照射機能に加えてEMS(筋肉電気刺激)やイオン導入、超音波などの機能を組み合わせた複合型美顔器も多く存在します。光による肌ケアと同時に、美容成分の浸透促進や筋肉への刺激を組み合わせることで、総合的な美肌・エイジングケア効果を狙ったものです。
複合型機器は機能が豊富なぶん価格も高めですが、一台で複数のケアができるメリットがあります。ただし、機能が多い分だけ各機能の出力は専用機器に比べて控えめになる傾向があります。
💊 光美顔器で期待できる効果
光美顔器に期待できる主な効果について、それぞれ詳しく見ていきましょう。ただし、効果の現れ方や程度には個人差があり、肌の状態や使用する機器の種類・出力によっても大きく異なります。
💧 シミ・そばかすの改善
光美顔器の中でも特にIPL美顔器が得意とするのが、シミやそばかすへのアプローチです。IPLから発せられる光がメラニン色素に選択的に吸収されると、熱エネルギーが発生してメラニンを含む細胞(メラノソーム)にダメージを与えます。これによってメラニンが分解・排出されることで、シミやそばかすが薄くなることが期待できます。
ただし、日焼けによる一時的なシミや老人性色素斑(加齢によるシミ)は比較的効果を感じやすい一方、肝斑(かんぱん)と呼ばれる特殊なシミに対しては、光照射によって悪化することもあるため注意が必要です。肝斑が疑われる場合は、自己判断で光美顔器を使用する前に皮膚科や美容クリニックに相談することをおすすめします。
✨ 毛穴の引き締め・開き改善
光照射によってコラーゲンやエラスチンの産生が促進されると、毛穴周囲の皮膚の弾力が高まり、毛穴の開きが目立ちにくくなる効果が期待できます。また、IPL光が皮脂腺に作用して皮脂の過剰分泌を抑制することで、毛穴の詰まりを防ぐ効果もあるとされています。
毛穴が目立つ原因は、加齢による皮膚のたるみ、皮脂の過剰分泌、角栓の詰まりなどさまざまです。光美顔器は特にコラーゲン産生促進の作用を通じて、加齢に伴う毛穴の開きに対して効果を発揮しやすいといわれています。
📌 肌のくすみ改善・透明感アップ
光照射によって肌全体のターンオーバーが促進されると、古い角質が排出されやすくなり、くすみが改善されて透明感のある肌になることが期待できます。また、赤色LEDや近赤外線を使用した光美顔器は、血行促進効果によって顔色を明るく見せる効果もあるとされています。
紫外線による光老化によるくすみ、ターンオーバーの乱れによる角質の蓄積、血行不良によるくすみなど、くすみの原因は多岐にわたりますが、光美顔器は複数の原因に同時にアプローチできる点が魅力です。
▶️ シワ・たるみの改善・予防
コラーゲンやエラスチンの産生を促進する光(主に赤色LEDや近赤外線)を使用することで、肌のハリや弾力が向上し、シワやたるみの改善・予防効果が期待できます。コラーゲンは肌の弾力を支える重要なタンパク質ですが、加齢とともに産生量が低下していきます。光によってコラーゲン産生を促すことは、エイジングケアの観点から非常に有効なアプローチとされています。
ただし、深いシワや著しいたるみに対しては、家庭用光美顔器のみで劇的な改善を期待するのは難しい場合が多く、より高い効果を求める場合は医療機関での相談が適切です。
🔹 ニキビ・ニキビ跡の改善
青色LEDはニキビの原因菌であるアクネ菌(Cutibacterium acnes)に対する抗菌作用があることが研究で示されており、ニキビの改善や予防に役立つとされています。また、赤色LEDには炎症を鎮める作用があるため、炎症性のニキビ(赤ニキビ)に対しても効果的と考えられています。
ニキビ跡(赤み・色素沈着)に対しては、IPL照射や赤色LEDが有効とされており、コラーゲン産生の促進と色素沈着の改善によって、ニキビ跡が目立ちにくくなる効果が期待できます。ただし、活動性のニキビが多い場合や、炎症がひどい場合は、まず皮膚科で適切な治療を受けることが先決です。
Q. 肝斑に光美顔器を使うと悪化しますか?
肝斑への光照射は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。肝斑と老人性色素斑は見た目での判別が難しく、自己判断での使用はリスクを伴います。アイシークリニックでも、シミの種類を誤認したまま光ケアを続けていた患者様が多く、光美顔器使用前に専門医による正確な診断を受けることが重要です。
🏥 光美顔器の正しい使い方と注意点
光美顔器の効果を最大限に引き出し、肌トラブルを避けるためには、正しい使い方を守ることが不可欠です。機器によって使用方法は異なりますが、共通して守るべき基本的なポイントをご紹介します。
📍 使用前の準備
光美顔器を使用する前には、必ず洗顔を行い、肌を清潔な状態にしておくことが大切です。メイクや日焼け止め、皮脂汚れが残っていると、光が均一に届かなくなるだけでなく、汚れが光エネルギーを吸収してしまい、期待した効果が得られない場合があります。
また、IPL美顔器を使用する場合は、事前に産毛の自己処理をしておくことが推奨される場合があります(製品の取扱説明書を必ず確認してください)。IPL光は毛のメラニンにも反応するため、処理をしていないと想定外の場所に過剰な反応が起こる可能性があります。
💫 使用中のポイント
光美顔器を使用する際は、照射部位を一ヶ所に長時間当て続けないことが重要です。特にIPL美顔器では、同じ部位に繰り返し照射することで熱が蓄積し、やけどや色素沈着などのトラブルにつながる恐れがあります。製品ごとに推奨されている照射時間や照射間隔を必ず守るようにしましょう。
目の周囲への照射には特に注意が必要です。光が目に直接入ると網膜を傷める危険性があるため、多くの光美顔器では目周辺への使用が禁止または制限されています。付属のゴーグルやサングラスを使用するよう指示がある場合は、必ず使用してください。また、照射中は目を閉じるか、機器を目から遠ざけることを徹底してください。
🦠 使用後のケア
光照射後の肌は一時的に乾燥しやすくなったり、敏感になったりすることがあります。使用後はたっぷりの保湿ケアを行い、肌のバリア機能を整えることが大切です。また、光照射後は特に紫外線対策(日焼け止め・帽子・日傘など)を徹底しましょう。
光照射後に赤みや熱感が出た場合は、清潔なタオルに包んだ保冷剤や冷たいタオルで冷やすことが有効です。ただし、赤みや熱感がなかなか引かない場合や、水ぶくれが生じた場合などは、医療機関を受診するようにしてください。
👴 使用を避けるべき部位・状況
光美顔器は、すべての部位や状況に使用できるわけではありません。以下のような場合は使用を控えるか、事前に医師に相談することが推奨されています。
日焼けをした直後の肌や、日焼けによって黒くなった肌は、光エネルギーを過剰に吸収しやすく、やけどや色素沈着のリスクが高まります。また、傷・湿疹・皮膚炎など、炎症を起こしている肌への照射も避けるべきです。ホクロやタトゥーの部位も、強い光を照射することで熱が集中し、やけどを引き起こす可能性があります。
妊娠中・授乳中の方、光過敏症の方、光を過敏にする薬(一部の抗生物質・抗炎症薬など)を服用している方も、使用前に医師に相談することが必要です。また、ペースメーカーを使用している方や、重篤な疾患がある方も使用を避けるべきとされています。
⚠️ 効果が出るまでの期間と頻度
光美顔器の効果は、一度使っただけで劇的な変化が現れるものではありません。効果を実感するためには、継続的な使用が必要です。
LED美顔器の場合、多くの製品では週に数回から毎日の使用が推奨されており、1回あたりの使用時間は数分から20分程度が目安です。肌のターンオーバーサイクルは約28日(個人差あり)とされているため、最低でも1〜2ヶ月以上の継続使用で効果を評価するのが適切です。多くの方が効果を実感し始めるのは、2〜3ヶ月の継続使用後であることが多いようです。
IPL美顔器の場合は、照射間隔をしっかり空けることが重要です。一般的には1〜2週間に1回程度の使用が推奨されているケースが多く、連続して使いすぎると肌に過度なダメージを与える恐れがあります。こちらも効果が安定して現れるまでには数ヶ月程度の継続が必要です。
効果が出るスピードは、肌の状態、年齢、使用する機器の出力、使用方法などによって大きく異なります。「なかなか効果が出ない」と感じてすぐに使用頻度を増やしたり、出力を上げたりすることは逆効果になる可能性があるため、焦らず継続することが大切です。
Q. 家庭用光美顔器とクリニックのIPL施術の主な違いは何ですか?
最大の違いは照射エネルギーの出力です。クリニックのIPL機器は家庭用の数倍〜数十倍のエネルギーを照射でき、より短期間での効果が期待できます。加えてクリニックでは医師が肌の状態を診断し最適な設定で施術を管理するため安全性も高く、濃いシミや目立つたるみには特にクリニック施術が適しています。
🔍 光美顔器を使う前に知っておきたいリスクと副作用
光美顔器は適切に使用すれば比較的安全なセルフケアアイテムですが、誤った使い方や肌の状態によってはリスクが生じることもあります。使用前にリスクと副作用をしっかり理解しておくことが重要です。
🔸 一時的な副作用
光照射後に現れやすい一時的な反応として、使用部位の赤み・熱感・ほてりがあります。これらは通常、数時間以内に治まることがほとんどで、正常な反応の範囲内であることが多いです。また、シミ部位への照射後に一時的に色素が濃くなることがありますが(かさぶた状になって剥がれ落ちるプロセス)、これも正常な経過です。
💧 注意が必要な副作用
過剰な照射や不適切な使用によって、やけどが生じる可能性があります。特に日焼け肌や色黒の方(メラニンが多い方)は、光エネルギーを多く吸収するためやけどのリスクが高まります。やけどが生じると、一時的な色素沈着(炎症後色素沈着)が起きることがあり、かえってシミが増えたように見えることがあります。
肝斑への光照射は症状を悪化させる可能性があることは前述しましたが、素人目には肝斑と老人性色素斑の区別が難しいこともあります。シミの種類が不明な場合は、皮膚科や美容クリニックで診断を受けてから適切なケアを行うことが安全です。
また、目の安全も重要な懸念事項です。保護なしで光を直視すると、網膜へのダメージや最悪の場合は視力低下につながる可能性があります。製品の使用上の注意を必ず守り、目の周囲への照射は十分に注意して行いましょう。
✨ 品質の低い製品に注意

市場には、安価で品質の低い光美顔器も多く流通しています。このような製品では、照射光量が不安定だったり、安全装置が不十分だったりすることがあり、肌トラブルのリスクが高まります。光美顔器を購入する際は、医療機器認証を取得しているものや、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことが大切です。
📝 家庭用光美顔器とクリニック施術の違い
光美顔器を選ぶ際に多くの方が悩むのが、「家庭用の光美顔器で十分なのか、それともクリニックで施術を受けるべきなのか」という点です。両者には大きな違いがあるため、それぞれの特徴を理解したうえで自分に合った選択をすることが大切です。
📌 出力・照射エネルギーの違い
最も大きな違いは出力(エネルギー量)です。医療機関で使用されるIPL機器やレーザー機器は、非常に高いエネルギーを照射できるよう設計されており、家庭用機器とは比較にならないほど強力です。日本では家庭用の光美顔器に対して、安全のための出力制限が設けられています。
クリニックで使用されるIPL機器(フォトフェイシャル・フォトRFなど)は、家庭用機器の数倍から数十倍のエネルギーを照射できるため、より短期間での効果が期待できます。シミの改善や毛穴の引き締め、肌質の改善において、クリニック施術のほうが明確に高い効果をもたらすことが多いのはこのためです。
▶️ 医師・専門家による診断と施術管理
クリニックでの施術では、医師や看護師などの専門家が肌の状態を診断したうえで、最適な機器・出力・照射パターンを設定して施術を行います。肌のタイプや悩みに合わせたオーダーメイドの施術が可能であり、副作用のリスク管理も専門家が行ってくれます。
一方、家庭用光美顔器はすべてのケアを自己判断で行う必要があります。適切な出力設定や使用頻度の判断、肌のコンディションの評価なども自分で行わなければならないため、知識不足による誤った使用でトラブルが生じるケースもあります。
🔹 コストと手軽さ
家庭用光美顔器は、一度購入すれば自宅で好きなタイミングに使えるという利便性があります。初期費用は機器の購入代のみで(数万円〜十数万円程度)、クリニックに通う時間や交通費もかかりません。
クリニック施術は1回あたりの施術費用が発生し(施術内容や機器によって異なりますが、数万円程度のことが多い)、複数回の施術が必要なことも多いため、トータルコストは高くなりやすいです。しかしながら、その分高い効果と安全性が期待できるため、目的や予算に合わせて選択することが大切です。
📍 クリニックの主な光治療の種類
クリニックで行われる光治療には、主に以下のようなものがあります。
フォトフェイシャル(IPL光治療)は、特定波長の光を顔全体に照射して、シミ・そばかす・毛穴・くすみ・赤みなど複数の肌悩みを同時にケアできる治療です。ダウンタイムが少なく、施術直後から顔色が明るくなることを感じる方も多い人気の施術です。
ピコレーザーやQスイッチNd:YAGレーザーなどのレーザー治療は、特定の波長のレーザー光を使ってシミや色素沈着にピンポイントでアプローチします。IPLよりも特定のターゲットに対して高い精度でアプローチできるため、顕著なシミや深い色素沈着に対して効果的です。
フォトRF(IPL+高周波の複合治療)は、IPL光と高周波エネルギーを同時に照射することで、シミ改善と肌の引き締め・リフトアップを同時に期待できる治療法です。
Q. 光美顔器でやけどや水ぶくれが起きたらどうすればいいですか?
光美顔器使用後にやけどや水ぶくれが生じた場合は、直ちに使用を中止し医療機関を受診することが重要です。自己処置を試みると症状が悪化するリスクがあります。なお、日焼け肌や色黒の方はメラニンが光エネルギーを過剰に吸収しやすいため、使用前から特にやけどのリスクを意識した注意が必要です。
💡 こんな方はクリニックへの相談がおすすめ
家庭用光美顔器でのセルフケアを継続しても効果を感じられない場合や、以下のような状況にある方は、クリニックへの相談を検討することをおすすめします。
シミが濃い・広範囲にある場合は、家庭用機器の出力では十分な改善が難しいことが多く、クリニックの光治療やレーザー治療の方が効果的に改善できる可能性が高いです。特に、顔全体にまんべんなくシミがある方や、シミの種類(老人性色素斑・脂漏性角化症・肝斑など)の見極めが必要な方は、まず皮膚科または美容皮膚科での診断を受けることが大切です。
肌のたるみが気になる方も、クリニックでの治療が適しています。クリニックでは光治療に加えてRF(高周波)や超音波(HIFU)などの機器も用いた、より高い引き締め・リフトアップ効果の期待できる治療を提供しています。
ニキビが重症で膿を持つニキビや嚢腫性ニキビがある場合は、光治療よりも先に抗生物質などの適切な医療的治療が必要です。皮膚科や美容皮膚科で適切な治療を受けてから、光治療を検討するようにしましょう。
家庭用光美顔器を使用してやけど・強い赤み・水ぶくれなどのトラブルが生じた場合は、すぐに使用を中止し、医療機関を受診することが重要です。自己処置を試みることで症状が悪化するリスクがあります。
また、「自分の肌悩みに何が最も適した治療なのかわからない」という方も、まずクリニックで肌の状態を診てもらい、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。アイシークリニック東京院では、患者様お一人おひとりの肌の状態や悩みを丁寧にカウンセリングし、最適な治療法をご提案しています。光治療だけでなく、肌質改善のための複合的なアプローチについても相談可能ですので、お気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、光美顔器でのセルフケアを続けてもなかなか効果が実感できないとお悩みになってご来院される患者様が多く、診察の結果、肝斑と老人性色素斑が混在しているケースや、シミの種類に合っていないケアをされていたケースが少なくありません。光の種類や出力によって適応が大きく異なるため、まずは専門家による正確な診断を受けていただくことが、遠回りのようで最も確実な美肌への近道です。セルフケアとクリニック施術をうまく組み合わせることで相乗効果も期待できますので、「何から始めればいいかわからない」という段階からでも、お気軽にご相談いただければ一人ひとりのお肌に合ったプランをご提案いたします。」
✨ よくある質問
光美顔器は一度の使用で劇的な変化は見込めません。LED美顔器は週数回〜毎日の使用を継続し、多くの方が効果を実感するのは2〜3ヶ月後です。IPL美顔器は1〜2週間に1回が目安で、こちらも効果が安定するまで数ヶ月かかります。焦って使用頻度を増やすと肌トラブルの原因になるため、継続が大切です。
肝斑への光照射は症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。肝斑と老人性色素斑は素人目には判別が難しく、自己判断での使用はリスクがあります。シミの種類が不明な場合は、光美顔器を使用する前に皮膚科や美容クリニックで正確な診断を受けることを強くおすすめします。
最大の違いは出力(エネルギー量)です。クリニックの機器は家庭用の数倍〜数十倍のエネルギーを照射でき、より短期間での効果が期待できます。また、クリニックでは医師が肌の状態を診断し、最適な設定で施術を管理するため安全性も高く、シミの濃さやたるみが気になる方にはクリニック施術がより適しています。
使用後に赤み・熱感が生じることがありますが、多くは数時間で治まります。一方、誤った使い方や日焼け肌での使用はやけどや炎症後色素沈着を引き起こす恐れがあります。また、目に光が入ると網膜を傷める危険があるため、目周辺への照射には十分な注意が必要です。水ぶくれなど重篤なトラブルが起きた場合は速やかに医療機関を受診してください。
数ヶ月継続しても効果を感じられない場合は、シミの種類や肌状態に合っていないケアを行っている可能性があります。アイシークリニックでは、カウンセリングで一人ひとりの肌を丁寧に診断し、フォトフェイシャルやレーザー治療など最適な治療法をご提案しています。「何から始めればいいかわからない」という段階からでもお気軽にご相談ください。
📌 まとめ
光美顔器は、LEDやIPLなどの光エネルギーを活用して、シミ・毛穴・くすみ・シワ・ニキビなど多様な肌悩みにアプローチできる美容機器です。自宅で手軽に継続的なケアができる点が大きなメリットであり、正しく使用することで一定の美肌効果が期待できます。
ただし、効果を実感するまでには数ヶ月以上の継続使用が必要であり、誤った使用方法はやけどや色素沈着などのトラブルを引き起こすリスクもあります。使用前には取扱説明書をよく読み、肌の状態や自分の肌タイプに合った機器を選ぶことが大切です。
家庭用光美顔器とクリニック施術では、出力・精度・効果の程度に大きな差があります。深刻なシミや明確なエイジングサインにお悩みの方、または自己ケアでは改善が難しいと感じている方は、医療機関での光治療(フォトフェイシャル・IPL治療・レーザー治療など)も視野に入れてみてください。
「どんなケアが自分に合っているのかわからない」という方は、まずは専門家への相談から始めることをおすすめします。肌のプロフェッショナルが客観的な視点で肌の状態を評価し、自分に最適なケア方法を提案してくれることが、美肌への近道となるでしょう。光美顔器でのセルフケアとクリニック施術を上手に組み合わせて、自分の肌に合った美肌づくりを続けていきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – シミ(老人性色素斑・肝斑)やニキビ(アクネ菌による炎症性皮膚疾患)の診断・治療に関するガイドライン、および光治療・レーザー治療の適応に関する学会見解の参照
- 厚生労働省 – 家庭用光美顔器・IPL機器の医療機器認証制度および安全基準、家庭用美容機器の出力規制に関する法規制情報の参照
- PubMed – LED光照射によるコラーゲン産生促進効果、青色LEDのアクネ菌(Cutibacterium acnes)への抗菌作用、IPL照射によるメラニン色素への選択的光熱反応に関する臨床研究・論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務