ワキガ(腋臭症)の手術を検討している方の中には、「手術跡が目立つのではないか」「傷跡が残ってしまうのが心配」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。ワキガ手術は臭いの原因であるアポクリン汗腺を除去する効果的な治療法ですが、手術である以上、傷跡が残る可能性があります。しかし、適切な手術法の選択と術後ケアによって、傷跡を最小限に抑え、目立たなくすることは十分に可能です。本記事では、ワキガ手術の傷跡が目立たない治療法の選び方から、術後のケア方法、傷跡が残ってしまった場合の対処法まで、詳しく解説します。

目次
- ワキガ手術で傷跡が残る理由
- 傷跡が目立たないワキガ治療法の比較
- 剪除法(せんじょほう)の傷跡の特徴
- 吸引法・超音波法の傷跡の特徴
- ミラドライ(切らない治療)の特徴
- ワキガ手術跡を目立たなくする術後ケア
- 傷跡が残ってしまった場合の治療法
- 傷跡を目立たなくするためのクリニック選び
- 当院での診療傾向【医師コメント】
- よくある質問
🎯 ワキガ手術で傷跡が残る理由
ワキガ手術では、臭いの原因となるアポクリン汗腺を除去するために、皮膚を切開する必要があります。この切開によって傷ができ、その傷が治癒する過程で傷跡として残ることになります。傷跡の残り方は、手術方法、切開の大きさ、個人の体質、術後のケアによって大きく異なります。
🦠 傷跡ができるメカニズム
皮膚を切開すると、体は傷を修復するためにコラーゲンを生成します。このコラーゲンが過剰に生成されたり、不規則に配列されたりすると、目立つ傷跡となって残ります。傷跡の種類には、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドなどがあり、体質によっては傷跡が盛り上がったり、赤みが長く続いたりすることがあります。
👴 傷跡の残りやすさに影響する要因
傷跡の残りやすさは以下の要因によって左右されます。
まず、手術方法の違いです。切開範囲が大きい手術ほど傷跡が目立ちやすく、小さな切開で済む方法ほど傷跡は目立ちにくくなります。次に、縫合技術です。形成外科的な縫合技術を用いることで、傷跡を最小限に抑えることができます。また、個人の体質も重要な要因です。ケロイド体質の方は傷跡が盛り上がりやすい傾向があります。さらに、術後のケアも傷跡の残り方に大きく影響します。適切なケアを行うことで、傷跡を目立たなくすることが可能です。
📋 傷跡が目立たないワキガ治療法の比較
ワキガの治療法には複数の選択肢があり、それぞれ傷跡の残りやすさが異なります。ここでは、代表的な治療法を傷跡の観点から比較して解説します。ワキガ治療の詳しい比較については「ワキガ治療法を徹底比較|手術・注射・レーザーの効果と費用を解説」でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
🔸 治療法ごとの傷跡の比較
剪除法(皮弁法)は、脇の下を3〜5cm程度切開してアポクリン汗腺を直接目視で除去する方法です。効果は高いものの、切開範囲が大きいため傷跡が残りやすい傾向があります。ただし、形成外科的な縫合技術を用いることで、傷跡を最小限に抑えることは可能です。保険適用となるケースが多く、費用面でのメリットがあります。
吸引法は、1cm程度の小さな切開から専用の器具を挿入し、アポクリン汗腺を吸引して除去する方法です。切開が小さいため傷跡は目立ちにくいですが、汗腺の除去率は剪除法に比べてやや低くなることがあります。
超音波法は、超音波の振動を利用してアポクリン汗腺を破壊・除去する方法です。吸引法と同様に小さな切開で済むため、傷跡が目立ちにくいのが特徴です。
ミラドライは、マイクロ波を皮膚の上から照射してアポクリン汗腺を熱で破壊する方法です。皮膚を切開しないため、傷跡が残らないのが最大の特徴です。ただし、効果の持続性や重度のワキガへの対応については、切開を伴う手術に比べて限定的な場合があります。
ボトックス注射は、汗腺の働きを抑制する注射治療です。切開を伴わないため傷跡は残りませんが、効果は一時的で定期的な施術が必要となります。臭いの根本的な解決には至らない場合もあります。
💧 傷跡を重視した治療法の選び方
傷跡を最も重視する場合は、切らない治療法であるミラドライやボトックス注射が第一選択となります。しかし、重度のワキガで確実な効果を求める場合は、切開を伴う手術が必要になることもあります。その場合は、できるだけ小さな切開で済む吸引法や超音波法、または形成外科的な縫合技術に定評のあるクリニックでの剪除法を検討するとよいでしょう。
💊 剪除法(せんじょほう)の傷跡の特徴
剪除法は、ワキガ治療において最も効果が高いとされる手術方法です。保険適用となる場合も多いため、多くの方が選択する治療法ですが、傷跡についての不安を持つ方も少なくありません。剪除法の傷跡について詳しく解説します。保険適用の条件については「ワキガ治療の保険適用条件とは?費用や手術方法を医師が詳しく解説」で詳しく解説しています。
✨ 剪除法の手術方法と傷跡
剪除法では、脇の下のしわに沿って3〜5cm程度の切開を行います。切開した部分から皮膚を裏返し、アポクリン汗腺を一つひとつ目視で確認しながら除去していきます。この方法により、アポクリン汗腺を確実に除去できるため、高い効果が期待できます。
傷跡は、脇の下のしわに沿って線状に残ります。切開線がしわに沿っているため、腕を下ろした状態では傷跡は目立ちにくくなります。しかし、腕を上げた際には傷跡が見えることがあります。
📌 剪除法の傷跡の経過
手術直後は、傷跡は赤みを帯びて目立ちます。縫合した糸は通常1〜2週間で抜糸となります。抜糸後も傷跡の赤みは数ヶ月続くことがありますが、時間の経過とともに徐々に薄くなっていきます。
術後3〜6ヶ月頃には、傷跡の赤みがかなり落ち着いてきます。1年程度経過すると、傷跡は白っぽい線状になり、さらに目立たなくなります。ただし、ケロイド体質の方は傷跡が盛り上がったり、赤みが長く続いたりすることがあるため、医師と相談しながら経過を観察することが重要です。
🔸 ▶️ 剪除法の傷跡を目立たなくするポイント
剪除法を受ける場合、傷跡を目立たなくするためのポイントがいくつかあります。まず、形成外科専門医など、縫合技術に優れた医師を選ぶことが重要です。美容的な観点から丁寧に縫合することで、傷跡を最小限に抑えることができます。
また、術後の安静をしっかり守ることも大切です。脇を動かしすぎると傷の治りが遅くなり、傷跡が目立つ原因となります。医師の指示に従い、適切な期間は腕の動きを制限することが必要です。
🏥 吸引法・超音波法の傷跡の特徴
吸引法と超音波法は、剪除法に比べて傷跡が小さいのが特徴です。これらの方法について詳しく解説します。
🔹 吸引法の傷跡
吸引法では、脇の下に5mm〜1cm程度の小さな切開を1〜2箇所行います。この切開部から細い管状の器具(カニューレ)を挿入し、アポクリン汗腺を吸引して除去します。切開が小さいため、傷跡は非常に目立ちにくいのが特徴です。
傷跡は、小さな点状または短い線状となります。時間の経過とともに、ほとんど目立たなくなるケースが多いです。ただし、剪除法に比べると汗腺の除去率がやや低くなる可能性があるため、重度のワキガの場合は効果が十分でないこともあります。
📍 超音波法の傷跡
超音波法は、吸引法と同様の小さな切開から器具を挿入し、超音波の振動でアポクリン汗腺を破壊・乳化させてから吸引する方法です。超音波により汗腺を効率的に処理できるため、吸引法よりも効果が高いとされています。
傷跡の大きさは吸引法とほぼ同様で、5mm〜1cm程度の小さな切開跡が残るのみです。この傷跡も時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
💫 吸引法・超音波法のメリットと注意点
これらの方法のメリットは、傷跡が小さいことに加え、術後のダウンタイムが比較的短いことです。日常生活への復帰も早く、腕の固定期間も剪除法より短くて済むことが多いです。
一方で注意点として、アポクリン汗腺を直接目視で確認しながら除去するわけではないため、汗腺の取り残しが生じる可能性があります。特に重度のワキガの場合は、剪除法の方が確実な効果を得られることがあります。治療効果と傷跡のバランスを考慮して、医師とよく相談して治療法を選択することが大切です。
⚠️ ミラドライ(切らない治療)の特徴
ミラドライは、皮膚を切開しないワキガ治療法として注目されています。傷跡を残したくない方にとって、有力な選択肢となります。
🦠 ミラドライの仕組み
ミラドライは、マイクロ波(電磁波の一種)を皮膚の上から照射し、汗腺を熱で破壊する治療法です。マイクロ波は水分を含む組織に吸収されやすい特性があり、水分を多く含む汗腺に効率的にエネルギーを届けることができます。
照射時には皮膚表面を冷却するシステムが作動し、皮膚へのダメージを最小限に抑えながら汗腺だけを選択的に破壊します。アポクリン汗腺だけでなくエクリン汗腺にも作用するため、ワキガの臭いだけでなく多汗症の改善にも効果があります。
👴 ミラドライと傷跡
ミラドライの最大の特徴は、皮膚を切開しないため傷跡が残らないことです。治療直後は腫れや赤みが生じますが、これらは一時的なもので、通常1〜2週間程度で落ち着きます。長期的に傷跡として残ることはありません。
ただし、治療直後には以下のような症状が一時的に現れることがあります。腫れ、赤み、痛み、しびれ、内出血などです。これらは通常数日〜数週間で自然に改善します。
🔸 ミラドライの効果と限界
ミラドライは、軽度から中等度のワキガに対して高い効果を発揮します。1回の治療で汗腺の約70〜80%を破壊できるとされており、多くの方が臭いの軽減を実感しています。
しかし、重度のワキガの場合は、1回の治療では十分な効果が得られないことがあります。その場合は複数回の治療が必要になったり、切開を伴う手術を検討したりする必要があります。また、ミラドライは自由診療となるため、費用が高額になる傾向があります。費用面については「ワキガ手術の費用相場は?保険適用の条件や治療法別の料金を解説」も参考にしてください。
🔍 ワキガ手術跡を目立たなくする術後ケア
手術法の選択と同様に、術後のケアも傷跡の残り方に大きく影響します。適切な術後ケアを行うことで、傷跡を最小限に抑えることができます。
💧 術後すぐの期間(手術後〜1週間)
手術直後の期間は、傷の治癒にとって最も重要な時期です。この期間に適切なケアを行うことで、傷跡を目立たなくすることができます。
まず、安静を保つことが最も大切です。脇を大きく動かしたり、重いものを持ったりすることは避けてください。傷が開いたり、出血したりする原因となります。剪除法の場合は、医師の指示に従って圧迫固定を行い、腕の動きを制限します。
傷口は清潔に保つ必要があります。医師から指示された消毒や軟膏の塗布を欠かさず行いましょう。シャワーや入浴については医師の指示に従い、傷口を濡らさないように注意します。
✨ 抜糸後〜1ヶ月の期間
抜糸後も、傷跡のケアは続きます。この時期は傷がまだ安定していないため、以下の点に注意が必要です。
傷跡への刺激を避けることが重要です。強くこすったり、引っ張ったりしないでください。衣類の摩擦にも注意し、締め付けの強い服は避けましょう。また、紫外線を浴びると傷跡が色素沈着を起こして目立つことがあるため、脇を露出する服装は控えるか、日焼け止めを塗るなどの対策が必要です。
傷跡の保湿も大切です。傷が完全に閉じた後は、保湿クリームやワセリンを塗って傷跡を乾燥から守りましょう。乾燥すると傷跡が目立ちやすくなります。
📌 1ヶ月以降の長期ケア
術後1ヶ月を過ぎると、日常生活にはほぼ支障なく戻れますが、傷跡のケアは継続することが大切です。
シリコンジェルシートやテープの使用が効果的です。傷跡にシリコンジェルシートを貼ることで、傷跡の盛り上がりを抑え、目立たなくする効果があります。医療用のテープ(マイクロポアテープなど)を貼ることでも同様の効果が期待できます。これらは数ヶ月〜1年程度継続することで効果を発揮します。
傷跡の赤みが気になる場合は、医師に相談してヘパリン類似物質を含む軟膏やクリームを処方してもらうことも一つの方法です。血行を促進し、傷跡の回復を助ける効果があります。
💧 ▶️ ケロイド体質の方の注意点
ケロイド体質の方は、傷跡が盛り上がったり、赤みが長く続いたりしやすい傾向があります。過去に傷跡がケロイド状になった経験がある方は、手術前に医師にその旨を伝えておきましょう。
ケロイド体質の方には、術後からステロイドの外用薬やテープを使用することで、ケロイドの発生を予防できる場合があります。傷跡が盛り上がってきた場合は、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。
📝 傷跡が残ってしまった場合の治療法
適切な手術と術後ケアを行っても、体質や様々な要因により傷跡が目立ってしまうことがあります。そのような場合でも、傷跡を改善するための治療法があります。
🔹 傷跡治療の種類
傷跡の状態によって、適切な治療法は異なります。代表的な治療法を紹介します。
ステロイド注射は、ケロイドや肥厚性瘢痕に対して効果的な治療法です。傷跡に直接ステロイドを注射することで、盛り上がりを平らにし、赤みを軽減する効果があります。数回の注射を繰り返すことで、傷跡を目立たなくすることができます。
レーザー治療は、傷跡の赤みや色素沈着を改善するのに効果的です。フラクショナルレーザーなどを使用することで、傷跡の質感を改善し、周囲の皮膚となじませる効果があります。複数回の治療が必要になることが多いです。
圧迫療法は、シリコンジェルシートやサポーターなどで傷跡に持続的な圧迫を加える方法です。ケロイドや肥厚性瘢痕の盛り上がりを抑える効果があります。長期間継続することで効果を発揮します。
傷跡修正手術は、目立つ傷跡を切除し、形成外科的な縫合技術で縫い直す方法です。傷跡をより目立たなくすることができますが、再びケロイド化するリスクもあるため、慎重な判断が必要です。
📍 傷跡の種類別の治療アプローチ
傷跡のタイプによって、最適な治療法は異なります。
赤みのある傷跡の場合は、色素レーザーや外用薬が効果的です。時間の経過とともに自然に改善することも多いですが、治療により回復を早めることができます。
色素沈着(茶色い傷跡)の場合は、美白外用薬やレーザー治療が有効です。紫外線対策を徹底することも重要で、日焼け止めの使用が推奨されます。
盛り上がった傷跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)の場合は、ステロイド注射、圧迫療法、場合によっては手術が検討されます。複数の治療を組み合わせることで効果を高めることができます。
へこんだ傷跡の場合は、ヒアルロン酸注入やフラクショナルレーザーなどが有効です。傷跡の状態に合わせて、最適な治療法を医師と相談して決定します。
💡 傷跡を目立たなくするためのクリニック選び
ワキガ手術の傷跡を目立たなくするためには、クリニック選びが非常に重要です。適切なクリニックを選ぶためのポイントを解説します。
💫 医師の専門性と経験
ワキガ手術を受ける際は、形成外科専門医や皮膚科専門医が在籍するクリニックを選ぶことをおすすめします。形成外科専門医は、傷を美しく縫合する技術に長けており、傷跡を最小限に抑えることができます。
また、ワキガ手術の経験が豊富な医師を選ぶことも重要です。経験豊富な医師は、様々な症例に対応してきた実績があり、患者さんの状態に合わせた最適な治療法を提案することができます。
🦠 カウンセリングの重要性
手術前のカウンセリングで、傷跡についての不安をしっかり相談することが大切です。傷跡が気になることを伝え、傷跡を最小限に抑えるための方法について医師から説明を受けましょう。
良いクリニックでは、各治療法のメリット・デメリットを丁寧に説明し、患者さんの希望に合った治療法を一緒に考えてくれます。傷跡の写真を見せてもらったり、過去の症例について説明を受けたりすることで、術後のイメージをつかむことができます。
👴 アフターケアの体制
術後のアフターケアが充実しているクリニックを選ぶことも重要です。定期的な経過観察、傷跡のケアに関するアドバイス、万が一傷跡が目立った場合の対応など、術後も安心してサポートを受けられる体制が整っているかを確認しましょう。
術後に気になることがあった場合に、すぐに相談できる体制があることも大切です。傷跡の経過は個人差があるため、適切なタイミングで医師のアドバイスを受けることで、傷跡を目立たなくすることができます。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太医師(当院治療責任者)より
「当院でワキガ治療をご相談いただく方の中でも、手術跡を気にされる方は非常に多くいらっしゃいます。特に、薄着になる季節や結婚式などのイベントを控えている方から『傷跡が目立たない方法はありますか』というご相談が増えています。実際に当院では、傷跡への不安から治療を躊躇していた方が、事前のカウンセリングで傷跡の経過写真を見て安心され、治療に踏み切るケースが増えてきています。また、以前他院で手術を受けて傷跡が気になるという方のご相談も一定数あり、傷跡治療のニーズも高まっている印象です。傷跡を最小限に抑えるためには、手術法の選択だけでなく、術後のケアが非常に重要です。当院では術後の経過観察と適切なケア指導を丁寧に行い、患者さんが安心して治療を受けられるよう努めています。傷跡について不安がある方も、まずはお気軽にご相談ください。」
✨ よくある質問
個人差がありますが、一般的に術後3〜6ヶ月で赤みがかなり落ち着き、1年程度で白っぽい線状になって目立たなくなることが多いです。ケロイド体質の方はより長くかかる場合があるため、医師と相談しながら経過を観察することが大切です。
ミラドライやボトックス注射など、皮膚を切開しない治療法であれば傷跡は残りません。ただし、これらの治療法は重度のワキガに対しては効果が限定的な場合があるため、症状の程度に応じて最適な治療法を医師と相談して選択することが重要です。
保険適用の剪除法でも、形成外科的な縫合技術を用いることで傷跡を目立たなくすることは可能です。切開線を脇のしわに沿って入れることで、腕を下ろした状態では傷跡が目立ちにくくなります。医師の技術と術後ケアが重要なポイントとなります。
ケロイド体質の方でもワキガ手術は受けられますが、傷跡が盛り上がるリスクが高いため、事前に医師にその旨を伝えることが重要です。術後からステロイド外用薬やシリコンジェルシートを使用するなどの予防的ケアを行うことで、ケロイドの発生を抑えることができます。
傷跡の赤みが落ち着くまでには個人差がありますが、一般的に術後3〜6ヶ月程度で赤みがかなり軽減します。1年程度経過すると傷跡が白っぽくなり、ノースリーブを着ても目立ちにくくなるケースが多いです。気になる場合は傷跡用コンシーラーなどでカバーすることも可能です。
術後の傷跡ケアとして、シリコンジェルシートの使用、保湿クリームの塗布、紫外線対策が効果的です。傷が完全に閉じた後は、医療用テープを貼って傷跡の安定を図ることも有効です。また、傷跡を触ったり引っ張ったりしないこと、バランスの良い食事と十分な睡眠をとることも回復を助けます。
傷跡がケロイド状になった場合は、早めに医師に相談することが大切です。ステロイド注射、圧迫療法、シリコンジェルシートの使用などの治療法があります。複数の治療を組み合わせることで効果を高めることができ、根気強く治療を続けることで改善が期待できます。
参考文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務