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日差しが強くなる季節になると、「日焼け止めと化粧下地はどちらを先に使うべきか」「兼用タイプでも本当に大丈夫なのか」という疑問を抱く方が増えます。毎日のスキンケアとメイクの中でこの2つの順番を間違えると、紫外線対策が不十分になったり、肌への負担が増えたりする可能性があります。このコラムでは、日焼け止めと化粧下地の役割の違いから、正しい使用順番、肌タイプ別の選び方、そして肌トラブルを予防するためのポイントまで、医療・美容の観点からわかりやすく解説します。


目次

  1. 日焼け止めと化粧下地の基本的な役割の違い
  2. 日焼け止めと化粧下地の正しい使用順番
  3. 兼用タイプ(日焼け止め兼化粧下地)のメリットとデメリット
  4. 肌タイプ別の選び方と注意点
  5. 日焼け止めのSPFとPAの意味と選び方
  6. 化粧下地を選ぶときのポイント
  7. 日焼け止め・化粧下地による肌トラブルの原因と対策
  8. 正しいクレンジング・洗顔でリセットすることの重要性
  9. 紫外線対策を日常的に続けるためのコツ
  10. まとめ

この記事のポイント

日焼け止めは化粧下地より先に塗るのが基本。肌タイプに合った製品選び・推奨量の塗布・こまめな塗り直し・丁寧なクレンジングをセットで習慣化することで、紫外線対策の効果を高め肌トラブルを予防できる。

🎯 日焼け止めと化粧下地の基本的な役割の違い

日焼け止めと化粧下地は、どちらもスキンケアとメイクの間に使用するアイテムですが、その目的はまったく異なります。この違いを正しく理解することが、正しい使用方法を知るための第一歩です。

日焼け止めの主な役割は、紫外線(UVA・UVB)から肌を守ることです。紫外線には、肌の奥深くまで届いて光老化(シワやたるみの原因)を引き起こすUVAと、肌の表面にダメージを与えて日焼けやシミの原因になるUVBの2種類があります。日焼け止めにはこれらの紫外線を吸収または反射する成分が配合されており、肌細胞へのダメージを軽減する機能があります。

一方、化粧下地の主な役割はメイクの土台を整えることです。肌のキメを均一に整え、ファンデーションなどのメイクのノリを良くし、化粧崩れを防ぐ効果があります。さらに、毛穴をカバーする機能や、皮脂・水分のバランスをコントロールする機能、色みを補正する機能など、製品によってさまざまな特性があります。

このように、2つのアイテムはそれぞれ異なる目的を持つため、「どちらか一方があれば十分」とは言えません。紫外線対策を目的とするなら日焼け止め、メイクの完成度と持ちを高めるなら化粧下地と、それぞれの機能を正しく理解して使い分けることが大切です。

Q. 日焼け止めと化粧下地はどちらを先に塗るべきですか?

日焼け止めを先に塗り、その後に化粧下地を重ねるのが正しい順番です。日焼け止めは肌に直接密着することで紫外線防御効果を発揮するため、化粧下地を先に使うと均一に密着しにくくなります。日焼け止め塗布後は2〜3分待ってから化粧下地を重ねると効果が安定します。

📋 日焼け止めと化粧下地の正しい使用順番

最も多く寄せられる疑問のひとつが「日焼け止めと化粧下地、どちらを先に使うべきか」というものです。結論から言えば、基本的には日焼け止めを先に使い、その後に化粧下地を重ねるのが正解です。

その理由は、日焼け止めの成分が正しく機能するためには、できるだけ肌に直接塗布されている必要があるからです。日焼け止めは皮膚の表面に均一な膜を形成することで紫外線を防ぐ仕組みになっています。化粧下地を先に使ってしまうと、日焼け止めが均一に肌に密着しにくくなり、紫外線防御効果が十分に発揮されない可能性があります。

スキンケアの基本的な順番としては、洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め→化粧下地→ファンデーション、という流れが一般的です。ただし、乳液やクリームをたっぷり使用した直後に日焼け止めを塗ると、下地が滑ってしまい均一に伸ばしにくくなることがあります。乳液・クリームを使用した場合は、少し時間を置いてから日焼け止めを塗ることをおすすめします。

また、日焼け止めを塗ってから化粧下地を重ねるまでの時間についても意識しておきましょう。日焼け止めが肌にしっかり定着するまでには数分程度かかります。日焼け止めを塗ったらすぐに化粧下地を重ねるのではなく、2〜3分ほど待ってから次のステップに進むと、日焼け止めの効果をより安定させることができます。

量についても注意が必要です。日焼け止めは少なすぎるとSPF・PA値が十分に発揮されません。顔全体に対しては、パール粒大を2個分(約2g)が推奨されています。薄く伸ばしすぎず、均一に広げることが重要です。

💊 兼用タイプ(日焼け止め兼化粧下地)のメリットとデメリット

近年、「日焼け止め兼化粧下地」として販売されている兼用タイプの製品が増えています。1本でスキンケアからメイクの下地まで完了できる手軽さが魅力ですが、メリットとデメリットの両面があります。

兼用タイプの最大のメリットは時短と手軽さです。特に忙しい朝や、アウトドアでのメイクが難しい場面では重宝します。また、重ねるアイテム数が減ることで、肌への摩擦や刺激を減らすことができるという側面もあります。

一方で、デメリットとして最も大きな点は、それぞれの機能が単体製品に比べて不十分になりやすいことです。特に、紫外線防御機能については注意が必要です。兼用タイプでもSPF50+・PA++++という高い数値が表示されている製品もありますが、実際の使用量が少なくなりがちな点がリスクになります。

化粧下地の役割(毛穴カバー、皮脂コントロール、色補正など)についても、専用の化粧下地と比較すると効果が限定的になることが多いです。特に毛穴が気になる方や皮脂分泌が多い方、肌の赤みをしっかりカバーしたい方などは、専用の化粧下地の方が仕上がりに満足できる場合が多いでしょう。

兼用タイプを選ぶ際は、日常使いのシーン(屋内が中心か屋外が中心か)や自身の肌質、メイクへのこだわりの程度などを考慮して選択するとよいでしょう。屋内での使用が多い日は兼用タイプで済ませ、長時間屋外にいる予定のある日は日焼け止めと化粧下地を別々に使うという使い分けも一つの賢い方法です。

Q. 肌タイプ別に日焼け止めはどう選べばよいですか?

オイリー肌にはジェルやウォータータイプのさらっとした製品、乾燥肌にはヒアルロン酸やセラミド配合の保湿成分豊富なクリームタイプが適しています。敏感肌には紫外線吸収剤不使用のノンケミカルタイプで、香料・アルコール・パラベンフリーの低刺激処方を選ぶと肌トラブルのリスクを軽減できます。

🏥 肌タイプ別の選び方と注意点

日焼け止めや化粧下地の選び方は、自身の肌タイプによって大きく変わります。自分に合ったアイテムを選ぶことが、肌トラブルを防ぎながら美しい仕上がりを実現するカギです。

まず、オイリー肌(脂性肌)の方は皮脂分泌が多いため、テクスチャーが軽くさらっとした製品を選ぶことが重要です。日焼け止めはジェルタイプやウォータータイプが肌なじみが良く、べたつきを感じにくいでしょう。化粧下地はセバム(皮脂)コントロール機能のあるものを選ぶと、メイク崩れを防ぐ効果が期待できます。ノンコメドジェニックテスト済みと表示されている製品は、毛穴詰まりのリスクが低いとされています。

乾燥肌の方は保湿成分が豊富に配合されたアイテムを選ぶとよいでしょう。ヒアルロン酸、セラミド、スクワランなどの保湿成分が含まれた日焼け止めや化粧下地を使用することで、スキンケアと紫外線対策を同時に行うことができます。クリームタイプや美容液タイプの日焼け止めは保湿効果が高いものが多く、乾燥肌の方に適しています。

敏感肌の方は、特に成分への配慮が必要です。紫外線吸収剤(化学的な紫外線防御成分)は肌刺激を感じる方もいるため、ノンケミカル(紫外線散乱剤のみを使用)と表示された製品がおすすめです。紫外線散乱剤として代表的なのは酸化チタンや酸化亜鉛で、肌の上で紫外線を物理的に反射するため、比較的肌刺激が少ないとされています。香料・アルコール・パラベンフリーの製品も選択肢として有効です。

混合肌の方は、Tゾーン(額・鼻・あご)は皮脂が多くUゾーン(頬・フェイスライン)は乾燥しやすいという特性があります。肌全体に使用しやすい、皮脂をコントロールしながらも保湿成分を含むバランス型の製品が適しています。部位によって塗り方や量を調整するのも良い方法です。

⚠️ 日焼け止めのSPFとPAの意味と選び方

日焼け止め製品を選ぶとき、必ず目にするのが「SPF」と「PA」という指標です。この2つの数値・記号を正しく理解することで、自分のライフスタイルに合った日焼け止め選びができます。

SPFはSun Protection Factorの略で、主にUVBを防ぐ効果の指標です。数値が高いほどUVB防御効果が高く、SPF1が約15〜20分のUVBを防ぐ持続時間に相当するとされています。SPF30であれば約450〜600分(計算上)、SPF50であれば約750〜1000分、UVBを防げる計算になりますが、実際には汗や皮脂で落ちやすいため、こまめな塗り直しが必要です。

PAはProtection Grade of UVAの略で、主にUVAを防ぐ効果の指標です。+の数が多いほど防御効果が高く、PA+〜PA++++の4段階で表示されます。UVAは窓ガラスを通過するほどの透過力を持ち、曇りの日でも届くことから、日常的な使用においてもPA値は重要な選択基準になります。

シーンに合わせた選び方の目安としては、日常のオフィスワークや買い物など屋内が中心の場合はSPF20〜30・PA++程度で十分とされています。通勤や軽い外出にはSPF30〜50・PA+++が適しています。海水浴やスキー、スポーツなど長時間屋外で過ごす場合や、照り返しが強い環境ではSPF50+・PA++++の最高値の製品を選ぶことが推奨されます。

重要なのは、いくらSPF・PA値が高くても、正しい量を塗らなければ十分な効果が発揮されないという点です。推奨量(顔全体にパール粒大2個分程度)を守り、2〜3時間ごとに塗り直すことが効果を維持するための基本です。特に汗をかいた後や水に濡れた後は早めに塗り直しましょう。

Q. 日焼け止めのSPFとPAはどのような指標ですか?

SPFはUVBを防ぐ効果の指標で数値が高いほど防御力が高く、PAはUVAを防ぐ効果を+の数(最大4つ)で示します。屋内中心の日常使いはSPF20〜30・PA++、通勤にはSPF30〜50・PA+++、海水浴など長時間屋外ではSPF50+・PA++++が推奨されます。高い数値でも適切な量を塗らなければ効果は不十分です。

🔍 化粧下地を選ぶときのポイント

化粧下地はファンデーションの仕上がりに大きく影響するアイテムです。自分の肌の悩みや使用するファンデーションの種類に合わせて適切に選ぶことで、メイクの完成度が大きく変わります。

まず、テクスチャーによる分類を理解しておきましょう。クリームタイプは保湿力が高く乾燥肌に向いていますが、オイリー肌では皮脂崩れを起こしやすいことがあります。ジェルタイプやミルクタイプは水分が多くさっぱりした使用感で、オイリー肌や混合肌に適しています。スティックタイプはカバー力が高く、使いやすいのが特徴です。パウダータイプはさらさらとした仕上がりで、皮脂を抑える効果があります。

色補正機能についても各色の役割を理解しておくと選択の幅が広がります。グリーン(緑)は赤みをカバーするのに適しており、肌の赤みやニキビ跡が気になる方に向いています。ラベンダー(紫)は黄ぐすみをカバーし、顔色を明るく見せる効果があります。ピンクは血色感をプラスし、くすみをカバーするのに適しています。ベージュ・オークル系は素肌感を出しながら肌を整えるオールマイティな色みです。

機能性の観点では、毛穴が気になる方はシリコン成分(ジメチコンなど)が含まれた毛穴カバータイプが有効です。ただし、シリコン成分はクレンジング選びにも影響するため、後述するクレンジングの方法も合わせて確認してください。

プライマーと化粧下地の違いについても補足しておきましょう。プライマーは主にメイクの定着を高めるためのアイテムで、化粧下地よりもさらに薄いテクスチャーのものが多く、化粧下地の前に使うこともあります。ただし、製品によって定義や使い方が異なるため、各製品の説明書をよく確認してください。

📝 日焼け止め・化粧下地による肌トラブルの原因と対策

日焼け止めや化粧下地を使用することで起こりやすい肌トラブルとして、乾燥、ニキビや毛穴詰まり、かぶれ・かゆみ、肌荒れなどが挙げられます。これらのトラブルには共通した原因があり、適切な対策を取ることで予防・改善が期待できます。

ニキビや毛穴詰まりが起きる主な原因のひとつは、クレンジング不足です。特にウォータープルーフタイプや長時間持続タイプの日焼け止め、シリコン成分が多い化粧下地は、通常の洗顔だけでは十分に落とせないことがあります。残ったメイク残りや日焼け止め成分が毛穴を塞ぎ、コメドや炎症性ニキビの原因になる可能性があります。

かぶれやかゆみ、赤みが生じる場合は、配合成分に対するアレルギーや刺激反応が考えられます。前述の紫外線吸収剤(オキシベンゾン、オクチノキサートなど)は一部の方に皮膚炎を引き起こすことが報告されています。新しい製品を試す際は、まず腕の内側などで少量をパッチテストしてから使用するとリスクを軽減できます。

乾燥が悪化する場合は、アルコール(エタノール)含有量が多い製品が原因のことがあります。皮膚のバリア機能が弱い方や乾燥肌の方は、ノンアルコールまたは低刺激処方の製品を選ぶと改善されることがあります。

肌荒れが続く場合、製品を変えてみても改善しない場合は、肌自体に何らかの問題が生じている可能性があります。皮膚科や美容皮膚科を受診して専門家に相談することが大切です。自己判断で複数の製品を次々と試すと、肌へのダメージが蓄積することがありますので、状態が悪化するようなら早めに受診を検討してください。

また、塗り方による摩擦も肌トラブルの原因になります。日焼け止めや化粧下地を塗る際に強くこすると、肌のバリア機能が損傷し、炎症を引き起こすことがあります。優しくポンポンと押し込むように塗るか、指の腹を使ってなでるように伸ばすことが基本です。

Q. 日焼け止めが原因で肌荒れが起きる理由は何ですか?

日焼け止めによる肌荒れの主な原因はクレンジング不足です。ウォータープルーフタイプやシリコン成分を多く含む製品は通常の洗顔では落ちにくく、毛穴を塞いでニキビや炎症を引き起こすことがあります。また紫外線吸収剤や香料・アルコールが肌刺激になる場合もあり、改善しない際は皮膚科への相談を推奨します。

💡 正しいクレンジング・洗顔でリセットすることの重要性

日焼け止めと化粧下地を毎日正しく使うためには、その日の終わりにしっかりとオフすることが欠かせません。クレンジングと洗顔は肌を健康に保つための基本ステップです。

日焼け止めの成分は、製品によって落とし方が異なります。ミネラル系(紫外線散乱剤のみ)の日焼け止めは比較的落ちやすく、洗顔料だけで対応できる製品もあります。一方、化学的紫外線吸収剤を使用したものやウォータープルーフタイプは、しっかりしたクレンジングが必要です。

クレンジングの種類としては、クレンジングオイル、クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングジェル、クレンジングウォーターなどがあります。落とす力が強い順で言えば、オイル>クリーム=ミルク>ジェル>ウォーターの順とされています。日焼け止めの種類や量に合わせてクレンジングの種類を選ぶことが大切です。

注意したいのは、クレンジング力が強すぎる製品を毎日使うと、必要な皮脂や潤いまで取り除いてしまい、肌の乾燥やバリア機能の低下につながる可能性があることです。軽めのメイクや日焼け止め程度であれば、洗浄力がマイルドな製品を選ぶのが長期的な肌の健康に適しています。

クレンジングの後の洗顔は、クレンジング剤の残留成分を洗い流す意味でも重要です。ただし、洗いすぎも乾燥の原因となるため、ぬるま湯で優しく洗い流すことを基本にしてください。朝晩2回の洗顔が基本ですが、乾燥が強い場合は朝はぬるま湯のすすぎだけにするなど、肌の状態に応じて調整する方法もあります。

なお、目元や口元は皮膚が薄く、日焼け止めや化粧品が残りやすい部位です。部分的に専用のポイントクレンジングを使うことで、その他の部位への刺激を最小限にしながら丁寧にオフすることができます。

✨ 紫外線対策を日常的に続けるためのコツ

紫外線によるダメージは、長年にわたって蓄積することでシミ、シワ、たるみ、くすみといった肌の老化現象として現れます。そのため、「今日くらいは使わなくていいか」という油断を避け、日常的に継続することが肌のアンチエイジングにとって最も重要です。

紫外線は快晴の夏日だけでなく、曇りの日でも60〜80%程度が地表に届きます。また、冬でも春〜秋と比べて強度は落ちますが、完全にゼロになるわけではありません。屋内でも、窓から差し込む紫外線(特にUVA)の影響を受けることがあります。このような事実を理解することが、通年・毎日の紫外線対策継続の動機になります。

紫外線対策を習慣化するための具体的なコツとして、まずスキンケアルーティンに日焼け止めを組み込むことが挙げられます。朝のスキンケアの最後のステップとして日焼け止めを塗ることを「当たり前」にすることで、忘れにくくなります。

持ち運びしやすいタイプの日焼け止めを選ぶことも継続のポイントです。外出先での塗り直しを考えると、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めは手軽に使えて便利です。パウダータイプはメイクの上から使用できるため、化粧崩れを気にせず塗り直しができます。

日焼け止め以外の物理的な紫外線対策と組み合わせることも効果的です。帽子、日傘、UVカット機能のある服や衣類、サングラスなどを活用することで、日焼け止めだけに頼らない総合的な紫外線防御が可能になります。特に目の周りの皮膚は薄く日焼け止めを塗りにくいため、サングラスは目元の紫外線対策として有効です。

また、食事による内側からのケアも紫外線対策に役立ちます。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質を含む食品を積極的に摂取することで、紫外線によって生じる活性酸素のダメージを軽減する効果が期待できます。緑黄色野菜、柑橘類、ベリー類、ナッツ類などが代表的な食品です。

さらに、すでに気になるシミやくすみがある場合は、紫外線対策を継続しながら美容皮膚科での治療を検討することも選択肢のひとつです。外用薬(ハイドロキノン、レチノインなど)や医療機器を使った治療は、蓄積した紫外線ダメージへのアプローチとして有効な方法があります。ただし、これらの治療は適切な診断と処方のもとで行われるべきものであり、独自の判断で薬剤を使用することは避けてください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、日焼け止めによる肌荒れやニキビを主訴にご来院される患者様の多くが、クレンジング不足や自分の肌質に合わない製品を選んでいるケースが見受けられます。紫外線対策は毎日継続することが何より大切ですが、正しい順番・適切な量・丁寧なオフまでをセットで習慣化することで、肌トラブルのリスクを大きく減らすことができます。肌の状態が気になる際は自己判断で製品を次々と変えることはせず、お気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

日焼け止めと化粧下地はどちらを先に使うべきですか?

基本的には日焼け止めを先に塗り、その後に化粧下地を重ねるのが正しい順番です。日焼け止めは肌に直接密着することで紫外線防御効果を発揮します。化粧下地を先に使うと日焼け止めが均一に肌に密着しにくくなり、紫外線対策が不十分になる可能性があります。日焼け止めを塗った後は2〜3分待ってから化粧下地を重ねると効果がより安定します。

日焼け止め兼化粧下地の兼用タイプは効果が低いですか?

兼用タイプは時短・手軽さが魅力ですが、単体製品と比べると紫外線防御・メイク下地それぞれの機能が限定的になりやすい点に注意が必要です。屋内中心の日は兼用タイプで対応し、長時間屋外で過ごす日は日焼け止めと化粧下地を別々に使うといった使い分けが、効果を最大限に引き出すための賢い方法です。

日焼け止めのSPFとPAはどう選べばよいですか?

SPFはUVB、PAはUVAに対する防御指標です。用途に応じた目安として、屋内中心の日常使いにはSPF20〜30・PA++程度、通勤や軽い外出にはSPF30〜50・PA+++、海水浴やスポーツなど長時間屋外で過ごす場合はSPF50+・PA++++が推奨されます。数値が高くても塗る量が少なければ効果は十分に発揮されないため、適切な量を守ることも重要です。

日焼け止めでニキビや肌荒れが起きるのはなぜですか?

主な原因はクレンジング不足です。特にウォータープルーフタイプやシリコン成分を多く含む製品は通常の洗顔だけでは落ちにくく、毛穴を塞いでニキビや肌荒れを引き起こすことがあります。また、紫外線吸収剤や香料・アルコールなどの成分が肌刺激となる場合もあります。アイシークリニックでは肌質に合った製品選びや適切なクレンジング方法についてもご相談いただけます。

敏感肌に向いている日焼け止めの選び方を教えてください。

敏感肌の方には、紫外線吸収剤を使用しないノンケミカル(紫外線散乱剤のみ)タイプがおすすめです。酸化チタンや酸化亜鉛を使用した製品は肌の上で紫外線を物理的に反射するため、比較的刺激が少ないとされています。さらに、香料・アルコール・パラベンフリーの低刺激処方の製品を選ぶと肌トラブルのリスクを軽減できます。新しい製品は必ず腕の内側などでパッチテストを行ってから使用しましょう。

🎯 まとめ

日焼け止めと化粧下地は、それぞれ異なる役割を持つアイテムです。日焼け止めは紫外線から肌を守るためのもの、化粧下地はメイクの土台を整えるためのものとして、それぞれの目的を正しく理解することが大切です。

使用順番は基本的に「日焼け止めを先に、化粧下地を後に」が正解です。日焼け止めを肌に直接塗ることで、紫外線防御効果をしっかりと発揮させることができます。また、十分な量(顔全体にパール粒大2個分程度)を均一に塗り、こまめな塗り直しを行うことが、SPF・PA値を有効に活用するためのポイントです。

肌タイプに合ったテクスチャーや成分を選ぶことも重要です。オイリー肌にはさらっとしたタイプ、乾燥肌には保湿成分豊富なタイプ、敏感肌にはノンケミカルや低刺激処方のタイプが向いています。

また、日焼け止めや化粧下地を毎日使うからこそ、正しいクレンジングと洗顔でその日のうちにしっかりオフすることが肌トラブルを防ぐために欠かせません。日々のケアが積み重なって肌の健康と美しさを守ることにつながります。

紫外線のダメージは長年をかけて蓄積されるものです。シミ・シワ・たるみなどの肌老化を予防するためにも、若いうちから正しい紫外線対策を習慣にすることが、将来の肌のために最も有効な投資です。肌の状態が気になる場合や、既存のシミや肌荒れが改善しない場合は、一人で悩まず皮膚科や美容皮膚科の専門医に相談することをおすすめします。アイシークリニック東京院でも、肌の状態に合わせた適切なアドバイスや治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線(UVA・UVB)が皮膚に与えるダメージ、光老化・シミ・シワとの関係、および日焼け止めのSPF・PA指標の医学的な定義と選び方に関する根拠情報として参照
  • 厚生労働省 – 日焼け止め製品(医薬部外品・化粧品)の成分規制・安全性基準、紫外線吸収剤・散乱剤の承認成分リスト、およびパッチテストや肌トラブル発生時の対応に関する公的根拠情報として参照
  • PubMed – 日焼け止めの塗布量とSPF効果の関係(推奨量2mg/cm²の科学的根拠)、紫外線吸収剤による接触皮膚炎の報告、ノンコメドジェニック処方に関する臨床研究など、記事内の医学的記述を裏付ける海外査読済み文献の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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