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あなただけじゃありません!
放置すると悪化・慢性化のリスクあり!
- ✅ 夏の湿疹・かゆみが起こる本当の理由
- ✅ あせも・虫刺され・日焼け…種類別の正しい対処法
- ✅ やってはいけないNG行動と自宅ケアのコツ
- ✅ 皮膚科に行くべきタイミングの目安
原因によって対処法がまったく違います
目次
- 夏になると湿疹・かゆみが増える理由
- 夏に多い皮膚トラブルの種類と特徴
- あせも(汗疹)とは?症状と仕組みを解説
- 接触性皮膚炎(かぶれ)が夏に起きやすい理由
- アトピー性皮膚炎と夏の関係
- 虫刺されによる湿疹・かゆみの特徴
- 日焼け・紫外線が引き起こす皮膚炎
- 夏の湿疹・かゆみを悪化させるNG行動
- 自宅でできるスキンケアと予防法
- こんな症状は皮膚科・クリニックへ
- まとめ
この記事のポイント
夏の湿疹・かゆみは汗・高温多湿・紫外線・エアコン乾燥が複合的に重なることで起こる。あせも・接触性皮膚炎・虫刺されなど原因ごとに対処法が異なり、掻きむしりや熱湯入浴は悪化要因。1〜2週間以上続く場合はアイシークリニックへの受診が推奨される。
💡 夏になると湿疹・かゆみが増える理由
夏に皮膚トラブルが増える背景には、複数の環境的・生理的な要因があります。その主なものを整理してみましょう。
まず最も大きな原因の一つが「汗」です。人間は体温を調節するために汗をかきますが、汗の中には塩分・乳酸・アンモニア・尿素などの成分が含まれており、これらが皮膚に長時間触れることで刺激となります。特に汗が蒸発せずに肌の上にとどまりやすい高温多湿の環境では、皮膚への負担が大きくなります。
次に「高温多湿」な環境そのものも皮膚に影響を与えます。湿度が高い環境では、皮膚の表面に雑菌や真菌(カビの一種)が繁殖しやすくなります。特に皮膚が蒸れやすい部位(わきの下・股・膝の裏側・首回りなど)では、感染症を含む皮膚炎が発症しやすくなります。
また、「紫外線」も皮膚にとって大きなダメージ源です。夏は紫外線量が一年の中で最も多く、皮膚の免疫機能や皮脂バランスに影響を与えます。日焼けはもちろん、光線過敏症や光接触性皮膚炎といった紫外線が関与した皮膚炎を起こす方もいます。
さらに「エアコンによる乾燥」も見落とせません。屋外の蒸し暑さとは逆に、エアコンが効いた室内は空気が乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が低下することがあります。屋内外の温度差や乾燥による刺激が重なることで、かゆみや湿疹が出やすくなる方も多いです。
これらの要因が複合的に重なることで、夏は他の季節と比べて皮膚トラブルが生じやすい季節となっています。
Q. 夏に皮膚トラブルが増える主な原因は何ですか?
夏に皮膚トラブルが増える主な原因は、汗・高温多湿・紫外線・エアコンによる乾燥の4つが複合的に重なることです。汗の塩分や乳酸が皮膚を刺激し、蒸れた環境では細菌や真菌が繁殖しやすくなります。これらの要因が重なることで湿疹やかゆみが生じやすくなります。
📌 夏に多い皮膚トラブルの種類と特徴
夏に起こりやすい皮膚トラブルには、いくつかの代表的な種類があります。それぞれの特徴を把握しておくことで、自分に起きている症状を理解しやすくなります。
代表的なものとしては、あせも(汗疹)、接触性皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎の悪化、虫刺されによる皮膚反応、日焼け・光線過敏による皮膚炎、真菌感染症(水虫・カンジダ症など)があります。これらはそれぞれ原因や症状が異なり、対処法も変わってきます。
一方で、一見似たような症状でも、複数の原因が重なっていることもあります。例えば「あせもが悪化したと思っていたら、接触性皮膚炎も合併していた」というケースもあるため、症状がひどい場合や長引く場合は専門家に診てもらうことが重要です。
✨ あせも(汗疹)とは?症状と仕組みを解説
あせも(汗疹)は、夏の皮膚トラブルの中でも特に多い症状の一つです。子どもに多いイメージがありますが、大人でも汗をかきやすい方、肌が敏感な方には頻繁に見られます。
あせもは、大量の汗によって汗腺の出口(汗孔)が詰まることで起こります。詰まった汗が皮膚の内部に漏れ出すことで、小さな水疱(すいほう)や赤い発疹が現れます。皮膚の表面近くで詰まった場合は透明な水疱として現れ(水晶様汗疹)、少し深いところで詰まった場合は赤みとかゆみを伴う発疹として現れます(紅色汗疹)。紅色汗疹がいわゆる「かゆいあせも」に相当し、日常生活でよく問題になるタイプです。
あせもができやすい部位は、首の周り・わきの下・背中・胸・肘の内側・膝の裏側など、汗がたまりやすく蒸れやすい場所です。特に服や下着と皮膚が密着している部位や、皮膚同士が擦れやすい部位に集中して現れることが多いです。
あせもの予防・改善には、汗をこまめに拭く、通気性の良い衣服を選ぶ、入浴で清潔に保つことが基本です。かゆみがひどい場合や、かきむしることで皮膚が傷つき細菌感染(とびひ)につながることもあるため、早めの対処が大切です。
Q. あせもはなぜできるのですか?
あせも(汗疹)は、大量の汗によって汗腺の出口(汗孔)が詰まり、汗が皮膚内部に漏れ出すことで発症します。首・わき・膝裏など蒸れやすい部位に赤みとかゆみを伴う発疹が現れます。かきむしると細菌感染(とびひ)に発展する恐れがあるため、早めの対処が大切です。
🔍 接触性皮膚炎(かぶれ)が夏に起きやすい理由
接触性皮膚炎とは、皮膚に特定の物質が接触することで炎症が起きる皮膚疾患です。大きく分けて「刺激性接触性皮膚炎」と「アレルギー性接触性皮膚炎」の2種類があります。
刺激性接触性皮膚炎は、酸・アルカリ・洗剤・汗などの物理的・化学的な刺激によって誰にでも起こりうる炎症です。アレルギー性接触性皮膚炎は、特定の物質に対してアレルギー反応が起こるもので、同じ物質に接触しても反応しない人もいます。
夏に接触性皮膚炎が増える理由はいくつかあります。まず、日焼け止めや虫除けスプレーなど夏特有のスキンケア用品や化粧品の使用頻度が上がることで、それらに含まれる成分によるかぶれが起きやすくなります。また、汗によって皮膚のバリア機能が低下し、普段は問題のない物質でもかぶれやすくなるという背景もあります。
植物によるかぶれも夏に多くみられます。山や川などアウトドアで過ごす機会が増えることで、うるし・ヤマウルシ・ハゼノキなどの植物に触れることによる接触性皮膚炎が生じることがあります。また、金属アレルギーがある方は、汗をかくことで金属イオンが溶け出しやすくなるため、アクセサリーや時計によるかぶれが悪化しやすくなります。
接触性皮膚炎の症状は、接触した部位に赤み・かゆみ・水疱・びらんが現れることが多く、接触部位と炎症部位が一致するのが特徴です。原因となる物質との接触を避けることが最も重要な対処法となります。
💪 アトピー性皮膚炎と夏の関係
アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因と環境的な要因が絡み合い、慢性的に湿疹とかゆみを繰り返す疾患です。季節によって症状の出やすさに違いがあり、夏は特定の理由で悪化しやすい時期といえます。
夏のアトピー性皮膚炎が悪化しやすい主な原因は、発汗です。汗の成分がアレルギー反応を引き起こしたり、皮膚を刺激したりすることで、かゆみが強くなります。さらに汗によって皮膚が蒸れることで、黄色ブドウ球菌などの細菌が増殖し、炎症を悪化させることもあります。
また、日差しや紫外線によって皮膚への刺激が増すことも、アトピー性皮膚炎の悪化要因となります。一方で、一部の方では適度な紫外線が免疫調節に働き、夏に症状が落ち着くこともあります。このように、アトピー性皮膚炎と夏の関係は個人差が大きいのが特徴です。
プールの塩素も皮膚への刺激となることがあります。夏にプールを楽しんだあとに皮膚が荒れてしまう方は、入水前後の保湿ケアや、入水後はしっかりシャワーで流すことが大切です。
アトピー性皮膚炎を持つ方は、夏の過ごし方やスキンケアについて皮膚科医と相談しながら対策を立てることが重要です。自己判断で薬を中断したり、民間療法を試したりすることは、症状を悪化させるリスクがあります。

🎯 虫刺されによる湿疹・かゆみの特徴
夏は蚊・ブユ・アブ・ダニ・ムカデ・ハチなど、さまざまな虫が活発になる季節です。虫刺されによる皮膚反応は、多くの方が経験するものですが、反応の強さは個人差があり、中には強いアレルギー反応を起こす方もいます。
蚊に刺されたときのかゆみや赤みは、蚊の唾液に含まれる物質に対するアレルギー反応です。多くの場合、数日で自然に治まりますが、かきむしることで皮膚が傷つき、二次感染(細菌感染)を起こすことがあるため注意が必要です。
子どもに多く見られる「虫刺されアレルギー」として、EBウイルス(ヘルペスウイルスの一種)の関与が指摘されている「蚊アレルギー」という状態もあります。蚊に刺されると極端に大きく腫れたり、高熱が出たりする場合は、専門家への相談が必要です。
ダニも夏に多い虫刺されの原因の一つです。イエダニやマダニに刺されると、強いかゆみや赤みが生じます。イエダニはネズミに寄生するダニで、ネズミが家屋に侵入したときに人を刺すことがあります。マダニは草むらや山林などに生息しており、野外活動後に皮膚にかみついていることがあります。マダニは感染症(SFTSなど)を媒介することもあるため、発見した場合は無理に引き抜かず、皮膚科や医療機関を受診することが推奨されます。
虫刺されによる皮膚症状は、局所的なかゆみ・赤み・腫れが典型的ですが、全身に湿疹が広がったり、ひどいかゆみが続いたりする場合は、単純な虫刺されではなく別の疾患が隠れている可能性もあります。
Q. 夏の湿疹悪化を招くNG行動を教えてください。
夏の湿疹を悪化させる主なNG行動は、かゆくても掻きむしること・熱いお湯での長時間入浴・汗をかいたまま放置すること・ステロイド含有クリームの自己判断による長期使用です。掻きむしりは皮膚のバリア機能をさらに低下させ、細菌感染を引き起こすリスクがあるため特に注意が必要です。
💡 日焼け・紫外線が引き起こす皮膚炎
夏の紫外線は皮膚に大きな影響を与えます。日焼けそのものが一種の皮膚炎であることをご存知でしょうか。紫外線によって皮膚細胞がダメージを受けると、皮膚は炎症反応を起こし、赤くなったり熱を持ったり、ひどい場合には水疱が形成されることもあります。
日焼けによる皮膚炎(日光皮膚炎)は医学的には「紅斑」と呼ばれ、紫外線の刺激によって血管が拡張し炎症が起きた状態です。軽度の場合は数日で回復しますが、強い日焼けでは水疱・疼痛が生じ、回復に時間がかかることもあります。
また、紫外線に対して過敏に反応する「光線過敏症」という状態もあります。光線過敏症には様々な種類があり、日光に当たった部位だけに発疹やかゆみが出ることが特徴です。特定の薬剤(抗生物質・利尿剤・NSAIDsなど)を服用しているときに光線過敏が起きやすくなる「薬剤性光線過敏症」もあります。
さらに「多形性日光疹」と呼ばれる疾患では、日光を浴びた数時間後から翌日にかけて、日光が当たった部位に赤いぶつぶつや水疱が現れることがあります。春から夏にかけて日光が強くなる時期に繰り返す傾向があります。
紫外線による皮膚トラブルを予防するためには、日焼け止めの適切な使用、帽子・長袖・UVカットの衣類などによる物理的な遮光が有効です。日焼け止めは汗で落ちやすいため、こまめに塗り直すことが大切です。
📌 夏の湿疹・かゆみを悪化させるNG行動
夏の皮膚トラブルをうまくコントロールするためには、症状を悪化させてしまうNG行動を知っておくことも重要です。
まず、かきむしることは最も避けるべき行動です。かゆみがあるとどうしても掻きたくなりますが、掻くことで皮膚のバリア機能がさらに低下し、炎症が悪化します。また、傷から細菌が入り込んで感染を起こすリスクも高まります。とびひ(伝染性膿痂疹)は、かきむしりによる細菌感染で子どもに多く見られる疾患ですが、大人でも起こります。
次に、熱いお湯での入浴も症状を悪化させることがあります。熱いお湯は皮脂や保湿成分を洗い流し、皮膚のバリア機能を低下させます。入浴はぬるめのお湯で短時間にとどめ、入浴後はすぐに保湿ケアを行うことが推奨されます。
また、市販のかゆみ止め(抗ヒスタミン薬含有クリームなど)を広範囲に長期間使用することも注意が必要です。特にステロイド含有クリームを自己判断で長期使用することは、皮膚が薄くなる・ステロイド性ざ瘡が生じるなどの副作用リスクがあります。
さらに、汗をかいたまま放置することも皮膚トラブルを悪化させます。汗を長時間そのままにしていると、汗の成分が皮膚を刺激し続けるほか、蒸れによって細菌・真菌が増殖しやすくなります。汗をかいたらこまめに拭く、または着替えることが大切です。
その他、ナイロンタオルなどで皮膚を強くこすって洗うことも刺激になります。皮膚を洗う際は、泡立てた石けんや洗顔料を使い、やさしくなでるように洗うことが基本です。
Q. 夏の皮膚トラブルで皮膚科を受診すべき目安は?
湿疹やかゆみが1〜2週間以上続く場合、市販薬を使用しても改善しない・悪化している場合、皮膚から膿や浸出液が出ている場合、発熱を伴う赤みや腫れがある場合は、早めに皮膚科を受診することが推奨されます。アイシークリニックでは原因を特定し、適切な治療・予防につなげる診察を行っています。
✨ 自宅でできるスキンケアと予防法
夏の皮膚トラブルを予防・軽減するために、日常生活の中でできるケアについて解説します。
清潔を保つことは基本中の基本です。汗をかいたらこまめにシャワーを浴びたり、濡れタオルで拭いたりして、皮膚の表面を清潔に保ちましょう。入浴は1日1回を基本に、汗を大量にかいたときはシャワーで流すだけでも効果的です。ただし、洗いすぎも皮脂を取り除きすぎてしまうため逆効果です。
保湿ケアも夏でも欠かせません。「夏は蒸れるから保湿はしなくていい」と思っている方もいますが、エアコンによる乾燥や汗による刺激で、夏も皮膚のバリア機能が低下しやすいです。入浴後は皮膚が柔らかくなっているうちに、ローションや乳液などの保湿剤を全身に塗布することが効果的です。べたつきが気になる方は、テクスチャーが軽めのジェルタイプや水性のローションを選ぶといいでしょう。
衣類の選び方も皮膚トラブル予防に関わります。通気性・吸湿性・速乾性の高い素材(綿・機能性素材など)の衣服を選ぶことで、皮膚の蒸れを軽減できます。化学繊維の衣服は吸湿性が低いため、汗が蒸発せず皮膚を刺激しやすいことがあります。また、締め付けが強い衣類は皮膚への摩擦を増やすため、ゆったりとしたシルエットのものを選ぶことも一つの工夫です。
紫外線対策は夏の皮膚ケアとして非常に重要です。外出時には日焼け止め(SPF・PA値が自分の外出時間や用途に合ったもの)を使用し、帽子・日傘・UV加工の衣類などを活用しましょう。日焼け止めを選ぶ際には、皮膚への負担が少ないノンコメドジェニックのものや、低刺激処方のものを選ぶと安心です。
虫刺されの予防には、虫除けスプレーや虫除け成分(ディート・イカリジンなど)を含む製品の活用が有効です。ただし、これらの成分も皮膚への刺激となることがあるため、使用後は皮膚をきれいに洗い流すことが大切です。また、虫が多い場所に行く際は長袖・長ズボンを着用し、皮膚の露出を減らすことも効果的です。
食生活や生活習慣の見直しも皮膚の健康に影響します。バランスの良い食事で皮膚に必要なビタミン(ビタミンA・C・E・B群)やミネラルを補給することが大切です。また、十分な睡眠と適度な運動は免疫機能を整え、皮膚の回復力を高めることに繋がります。ストレスも皮膚炎を悪化させることがあるため、ストレスマネジメントも意識してみてください。
エアコンの使い方にも工夫が必要です。設定温度が低すぎると皮膚が乾燥しやすくなります。適度な室温(26〜28℃程度)を保ち、室内の湿度も40〜60%程度を目安に加湿器などで調整するのがよいでしょう。また、エアコンのフィルターは定期的に清掃し、ダニやカビの繁殖を防ぐことも皮膚トラブル予防につながります。
🔍 こんな症状は皮膚科・クリニックへ

夏の皮膚トラブルは、多くの場合セルフケアで改善できますが、以下のような症状がある場合は早めに皮膚科または医療機関を受診することをお勧めします。
まず、湿疹やかゆみが1〜2週間以上続いている場合は受診の目安となります。自然に治るはずの軽度の皮膚炎が長引く場合、背景にアレルギーや別の疾患が隠れていることがあります。
市販薬を使用しても改善しない、または悪化している場合も受診が必要です。市販のステロイドクリームや抗ヒスタミン薬では対応できない皮膚疾患も多く、適切な診断と治療が重要です。
皮膚から液体が出ている(浸出液・膿など)、皮膚が厚くなっている(苔癬化)、広い範囲に発疹が広がっているといった症状も受診のサインです。これらは皮膚炎が重症化しているサインである可能性があります。
発熱を伴う皮膚トラブルも要注意です。蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの細菌感染症では、皮膚の赤み・腫れ・熱感・疼痛とともに全身の発熱が生じることがあります。こうした場合は抗生物質による治療が必要なため、速やかな受診が求められます。
マダニに刺された後に高熱・筋肉痛・下痢などの全身症状が現れた場合は、感染症(SFTSなど)の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。
子どもの皮膚トラブルも、成人と比べて悪化しやすいため早めの受診が大切です。子どもは皮膚が薄く、バリア機能が未熟なため、あせもや虫刺されからとびひに発展するケースも少なくありません。
なお、皮膚科でできる検査として「パッチテスト」があります。パッチテストは、接触性皮膚炎の原因アレルゲンを特定するための検査で、疑わしい物質を皮膚に貼り付けて反応を観察します。繰り返しかぶれを起こしている場合は、パッチテストを受けることで原因を特定し、今後の予防に活かすことができます。
受診の際には、症状がいつから始まったか、どの部位にどのような症状があるか、使用しているスキンケア用品・薬・サプリメントなどを事前にメモしておくと、診察がスムーズになります。また、心当たりのある原因(食べたもの・接触したもの・行った場所など)も合わせて伝えると、診断の参考になります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、夏になると湿疹やかゆみを訴えて来院される患者様が増える傾向にあり、その多くが汗や蒸れ、紫外線など複数の要因が重なって症状が悪化しているケースです。「市販薬を塗っても良くならない」「何年も同じ時期に繰り返している」とお悩みの方も多くいらっしゃいますが、原因をきちんと特定することで、適切な治療や予防につなげることができます。一人で抱え込まず、症状が長引く前にお気軽にご相談ください。」
💪 よくある質問
夏は汗・高温多湿・紫外線・エアコンによる乾燥など、皮膚にとって厳しい環境が重なりやすい季節です。汗の成分が皮膚を刺激したり、蒸れによって細菌や真菌が繁殖しやすくなったりと、複数の要因が絡み合うことで皮膚トラブルが起きやすくなります。
あせもは汗腺の詰まりが原因で、汗がたまりやすい首・わき・膝裏などに小さな発疹が現れます。一方、接触性皮膚炎は特定の物質が触れた部位に赤みや水疱が生じるのが特徴です。症状の出た場所や心当たりのある接触物を確認することが見分けるヒントになりますが、判断が難しい場合は皮膚科への受診をお勧めします。
かゆくても掻きむしることは避けてください。掻くことで皮膚のバリア機能がさらに低下し、細菌感染(とびひ)に発展するリスクがあります。また、熱いお湯での長時間入浴や、ステロイド含有クリームの自己判断による長期使用、汗をかいたまま放置することも症状を悪化させる原因となります。
夏は発汗による皮膚への刺激や蒸れによる細菌増殖、紫外線の影響などから、アトピー性皮膚炎が悪化しやすい傾向があります。ただし、個人差が大きく、紫外線が症状を落ち着かせる方もいます。プールの塩素も刺激になるため、入水前後の保湿ケアが大切です。夏の過ごし方は皮膚科医と相談しながら対策を立てることが重要です。
湿疹やかゆみが1〜2週間以上続く場合、市販薬を使用しても改善しない・悪化している場合、皮膚から液体や膿が出ている場合、発熱を伴う皮膚の赤みや腫れがある場合は早めの受診が必要です。当院では原因をきちんと特定し、適切な治療・予防につなげるための診察を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
🎯 まとめ
夏になると湿疹やかゆみが出やすくなる原因は、汗・高温多湿・紫外線・エアコンによる乾燥など、複数の環境的・生理的要因が重なることにあります。あせも・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎の悪化・虫刺され・日光皮膚炎など、夏に多い皮膚トラブルはそれぞれ原因や特徴が異なるため、自分の症状がどれに当たるかを理解することが最初のステップとなります。
日常生活では、清潔を保つ・適切な保湿ケアを行う・通気性の良い衣類を選ぶ・紫外線対策をする・虫刺され予防を徹底するといった対策が皮膚トラブルの予防につながります。かゆいときに掻きむしる・熱いお湯に長時間浸かる・市販薬を長期間使い続けるといったNG行動は避けるようにしましょう。
セルフケアで改善しない場合や、症状が重い・長引く場合は、早めに皮膚科・クリニックを受診することが大切です。適切な診断と治療を受けることで、夏の皮膚トラブルを効果的に解消し、快適な夏を過ごすことができます。アイシークリニック東京院では、皮膚のお悩みについて専門家が丁寧に診察・アドバイスを行っております。気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – あせも・接触性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・虫刺されなど、夏に多い皮膚トラブルの診断基準・治療ガイドラインおよび一般向け疾患説明情報の参照
- 厚生労働省 – 皮膚の健康管理・紫外線対策・スキンケアに関する公式情報、ならびに光線過敏症・日焼け対策に関する国民向け啓発資料の参照
- 国立感染症研究所 – 虫刺され(マダニ等)を介した感染症(SFTSなど)の疫学情報・症状・予防策に関する公式情報、およびとびひ(伝染性膿痂疹)等の皮膚感染症に関するデータの参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務