
☀️ 「飲む日焼け止め」って本当に効くの?塗るタイプと何が違うの?——そんな疑問、この記事がまるっと解決します!
💬 「毎日ちゃんと塗り直しできないし、飲む日焼け止めだけでも大丈夫?」——実はこれ、大きな落とし穴があります。知らずに使い続けると、シミ・シワのリスクを知らずに高めてしまう可能性も。
この記事を読めば、飲む日焼け止めの正しい効果と限界・デメリット・副作用が3分でわかります。💡 損しない選び方・使い方まで解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
目次
- 飲む日焼け止めとは?仕組みと主な成分
- 飲む日焼け止めに期待できる効果
- 飲む日焼け止めのデメリット一覧
- 飲む日焼け止めの副作用・安全性について
- 外用日焼け止めとの違いと併用の重要性
- 飲む日焼け止めが向いている人・向いていない人
- 正しい使い方と選び方のポイント
- まとめ
📌 この記事のポイント
飲む日焼け止めのUV遮断効果はSPF換算1〜3程度にとどまり、外用日焼け止めの代替にはならない。抗酸化作用による補完的効果は期待できるが、単独での紫外線対策は不十分であり、必ず外用日焼け止めと併用することが前提となる。
💡 飲む日焼け止めとは?仕組みと主な成分
飲む日焼け止めとは、紫外線による肌ダメージを体の内側から軽減することを目的としたサプリメントの総称です。医薬品ではなく、基本的には機能性表示食品や健康食品として販売されています。日本では近年になって広まりましたが、ヨーロッパではすでに数十年前から存在しており、一定の市民権を得ています。
飲む日焼け止めの仕組みは、大きく分けて2つのアプローチに分けられます。ひとつは、紫外線を浴びたときに体内で発生する活性酸素を抑える「抗酸化作用」によるもの。もうひとつは、紫外線によって引き起こされる炎症反応そのものを抑制するというアプローチです。これらの作用によって、日焼けによる肌の赤みや炎症、長期的なシミ・ソバカスの原因となるメラニン生成を緩和することが期待されています。
主な成分としては以下のようなものが挙げられます。
ポリポジウム・ロイコトモス(Polypodium leucotomos)は、中南米原産のシダ植物から抽出された成分で、飲む日焼け止めの代表的な原料として知られています。紫外線によるDNA損傷の抑制や、免疫細胞への影響を軽減する効果が複数の研究で報告されています。
ニコチンアミド(ナイアシンアミド)はビタミンB3の一種で、紫外線によるDNA損傷後の修復をサポートする働きがあると考えられています。オーストラリアをはじめとする複数の国で研究が行われており、皮膚がんリスクを下げる可能性を示したデータも存在します。
アスタキサンチンはサーモンやエビなどに含まれる天然の赤色色素で、非常に高い抗酸化作用を持ちます。紫外線刺激による活性酸素の発生を抑え、肌の酸化ダメージを軽減する効果が期待されています。
そのほか、ルテイン、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、リコピンなどの抗酸化成分が配合されている製品も多くあります。これらはいずれも、紫外線ダメージを受けた細胞を守るための補助的な役割を担う成分です。
Q. 飲む日焼け止めの仕組みと主な成分は?
飲む日焼け止めは、紫外線による活性酸素を抑える「抗酸化作用」と、炎症反応を抑制する2つのアプローチで肌を守るサプリメントです。主な成分はポリポジウム・ロイコトモス、ニコチンアミド、アスタキサンチンなどで、いずれも紫外線ダメージを受けた細胞を補助的に保護する役割を担います。
📌 飲む日焼け止めに期待できる効果
飲む日焼け止めが実際にどのような効果をもたらすのか、正しく理解しておくことが大切です。これを知らずに過大な期待をしてしまうと、後述するデメリットに気づかないまま使い続けてしまうリスクがあります。
まず、研究データを踏まえた上で期待できる効果として挙げられるのが、紫外線による皮膚の炎症軽減です。ポリポジウム・ロイコトモスを含む製品では、MED(最小紅斑量:皮膚が赤くなる最低限の紫外線量)を上昇させる効果が確認されており、日焼けしにくくなるという変化が起きることが報告されています。
次に、活性酸素の発生を抑制することによる長期的な肌老化の予防です。紫外線を浴びると体内で活性酸素が大量に発生し、細胞を傷つけてシワやたるみなどの光老化を引き起こします。抗酸化成分を定期的に摂取することで、こうしたダメージの蓄積を緩やかにする効果が期待できます。
また、メラニンの過剰生成を抑えることで、シミ・ソバカスの予防や薄化に役立つ可能性もあります。メラニンは紫外線から細胞を守るために生成されますが、過剰に産生されるとシミとして肌に定着してしまいます。抗酸化成分がこのメラニン産生の連鎖を断ち切る助けになると考えられています。
さらに、口から摂取するため、体全体の皮膚に均一に作用できるという点もメリットのひとつです。塗るタイプの日焼け止めは、頭皮や背中など塗りにくい部位へのカバーが難しいですが、飲むタイプであれば全身の皮膚に同様に作用します。
Q. 飲む日焼け止めのUV遮断効果はどの程度か?
飲む日焼け止めの紫外線防御効果はSPF換算で1〜3程度にとどまります。これは外用日焼け止めのSPF30〜50と比べて非常に低く、紫外線そのものをブロックする効果はありません。日本皮膚科学会も単独での紫外線対策として推奨しておらず、必ず外用日焼け止めと併用することが前提となります。
✨ 飲む日焼け止めのデメリット一覧
飲む日焼け止めには一定の効果が期待される一方で、多くの方が見落としがちなデメリットも存在します。利用を検討する際には、これらを十分に把握した上で判断することが重要です。
✅ 紫外線を完全に遮断する効果はない
飲む日焼け止めの最大のデメリットのひとつが、外用の日焼け止めのように紫外線そのものをブロックする効果がないという点です。SPFやPAといった紫外線防御指数は、飲む日焼け止めには存在しません。
研究によれば、ポリポジウム・ロイコトモスを使用した場合でも、日焼け止め効果はSPF換算で1〜3程度とされています。これは外用日焼け止めのSPF30〜50といった値と比べると、圧倒的に低い数値です。つまり、飲む日焼け止めだけで紫外線対策を完結させることは不可能であるということです。
日本皮膚科学会をはじめとする医療機関も、飲む日焼け止めを単独での紫外線対策として推奨していない理由のひとつがここにあります。「飲んでいるから大丈夫」という誤った安心感が、かえって紫外線ダメージのリスクを高めてしまうのは本末転倒です。
📝 効果が現れるまでに時間がかかる
飲む日焼け止めは、飲んだその日から即座に効果を発揮するわけではありません。体内で成分が蓄積し、抗酸化力が高まるには一定の期間が必要です。製品によって異なりますが、多くは2〜4週間の継続摂取が効果の実感を得るための目安とされています。
急な外出や旅行の前日に慌てて飲み始めても、期待通りの効果は得られません。日常的な継続摂取が前提となる点は、手軽さを求めるユーザーにとってはデメリットと感じられるでしょう。また、継続的に摂取するためのコストも無視できません。
🔸 科学的エビデンスがまだ十分ではない
飲む日焼け止めに関する研究は増加しているものの、大規模なランダム化比較試験(RCT)など、医学的に高いエビデンスレベルのデータはまだ十分に蓄積されていません。特に日本国内での研究は少なく、海外で行われた研究のデータが中心となっています。
また、製品によって含まれる成分や含有量が大きく異なるため、「飲む日焼け止め全般に効果がある」とは一概に言えないのが現状です。販売されているサプリメントの中には、科学的根拠が乏しいものも混在しており、消費者自身が情報を見極める必要があります。
⚡ 飲み忘れるとその日の効果が低下する
飲む日焼け止めは毎日継続して飲むことが基本ですが、飲み忘れた日にはその日の保護効果が低下する可能性があります。特に、日光に長時間さらされる日に飲み忘れてしまうと、体内の抗酸化レベルが低下した状態で紫外線を浴びることになります。
一方、外用日焼け止めは塗った直後から効果が発揮されるため、その日の天気や行動に合わせて柔軟に対応できます。計画的に使い続けることが難しいライフスタイルの方には、継続的な摂取が求められる飲む日焼け止めは不向きかもしれません。
🌟 コストパフォーマンスが高くない場合がある
飲む日焼け止めは、製品によっては月あたり数千円以上のコストがかかるものも少なくありません。それだけの費用をかけながら、外用日焼け止めの代替にはならない点を考えると、コストパフォーマンスの観点からも再検討が必要です。
外用日焼け止めと飲む日焼け止めを両方使用することが理想的とされていますが、その場合は当然ながら両方のコストがかかります。予算が限られている場合は、まず高いSPF・PA値の外用日焼け止めを適切に使用することを優先し、それに加えてサプリを検討するという順序が現実的です。
💬 個人差が大きく、効果を実感しにくい場合がある
飲む日焼け止めの効果には個人差があります。肌質や体質、生活習慣、紫外線へのさらされ方によって、同じ製品を使っても効果の感じ方は大きく異なります。実際に肌で違いを感じにくい成分であることから、「続けているのに効果がわからない」という声も少なくありません。
外用日焼け止めは塗った部位の皮膚の色の変化や赤みで効果を比較的実感しやすいですが、飲む日焼け止めは内側から作用するため、効果の確認が難しいのが現実です。
🔍 飲む日焼け止めの副作用・安全性について
飲む日焼け止めは医薬品ではなくサプリメントであるため、一般的には比較的安全性が高いとされていますが、副作用やリスクがまったくないわけではありません。
ポリポジウム・ロイコトモスは、これまでの研究において大きな副作用は報告されていないものの、長期摂取に関するデータはまだ限られています。一部のケースでは消化器症状(胃部不快感、吐き気など)が報告されています。また、植物由来の成分であるため、アレルギー反応が生じる可能性もゼロではありません。
ニコチンアミドについては、通常の摂取量であれば安全性は高いとされていますが、過剰摂取によって肝機能への影響や皮膚の紅潮、吐き気などの症状が現れることがあります。特に、ニコチンアミドを多く含む複数のサプリメントを同時に摂取している場合は過剰摂取のリスクが上がるため注意が必要です。
アスタキサンチンは一般的に安全性が高い成分ですが、大量摂取すると皮膚が黄色みを帯びる(黄色化)こともあり得ます。また、特定の薬との相互作用がある可能性も指摘されており、薬を服用中の方は医師や薬剤師に相談することが大切です。
妊娠中・授乳中の方については、安全性が確立されていない成分も多いため、飲む日焼け止めの使用は基本的に控えることが推奨されます。また、小さな子どもへの使用も成人向けに設計された製品が多いため、適応外の使用は避けるべきです。
免疫抑制剤などを使用している方や、自己免疫疾患を持つ方については、成分によって免疫系に影響を与える可能性があるため、医師への相談が不可欠です。
また、サプリメントは医薬品と異なり、国の厳格な審査を経ずに販売される製品も多くあります。品質管理が不十分な製品では、表示されている成分量が実際と異なる、あるいは不純物が混入しているリスクも否定できません。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが、副作用リスクの軽減につながります。
Q. 飲む日焼け止めに副作用はあるか?
飲む日焼け止めはサプリメントとして比較的安全性は高いとされますが、副作用リスクがゼロではありません。成分によっては胃部不快感や吐き気などの消化器症状、アレルギー反応が起こる場合があります。妊娠中・授乳中の方や服薬中の方は使用前に必ず医師へ相談してください。アイシークリニックでも個別にご相談を承っています。

💪 外用日焼け止めとの違いと併用の重要性
飲む日焼け止めと外用日焼け止めは、作用のメカニズムがまったく異なります。この違いを理解することが、適切なUVケアを選ぶための第一歩です。
外用日焼け止めは、皮膚の表面に塗布することで紫外線を物理的・化学的に反射・吸収し、皮膚への紫外線到達を直接防ぎます。SPF値はUV-Bを、PA値はUV-Aをそれぞれどの程度防げるかの指標であり、数値が高いほど遮断効果が高くなります。これは現時点で最も確実な紫外線対策であり、皮膚科学的な観点からも最優先とされています。
一方、飲む日焼け止めは前述のように紫外線そのものをブロックするのではなく、紫外線を浴びた後に生じる酸化ダメージや炎症反応を内側から軽減するというアプローチです。これは外用日焼け止めとは補完的な関係にあり、どちらか一方だけでは十分なUVケアを達成することはできません。
なぜ併用が重要かというと、外用日焼け止めには塗り残しや汗・皮脂による落下、塗り直しを忘れるといったリアルな課題があるからです。完璧に塗り直しをすることが難しい日常生活において、抗酸化サプリを体内で補完的に働かせることで、全体的なダメージを軽減する効果が期待できます。
ただし、重ねて強調しておきたいのは、飲む日焼け止めは外用日焼け止めの代替にはならないという点です。どれほど良質な飲む日焼け止めを使っていても、外用日焼け止めを塗らなければ紫外線は直接皮膚に届き、DNAへのダメージや日焼けを起こします。「飲んでいるから塗らなくていい」という考え方は、皮膚科学的に正しくありません。
そのほかにも、帽子や日傘の活用、長袖や UVカット素材の衣類の着用、直射日光を避ける時間帯の工夫(紫外線が特に強い午前10時〜午後2時頃の外出を控える)なども、総合的なUVケアとして有効です。飲む日焼け止めはこれらの取り組みを強化する「プラスアルファ」の選択肢として位置づけることが最も合理的です。
🎯 飲む日焼け止めが向いている人・向いていない人
飲む日焼け止めはすべての人に同じように適しているわけではありません。自分のライフスタイルや目的に合っているかを判断するための目安を紹介します。
✅ 飲む日焼け止めが向いている人
アウトドアや屋外でのスポーツをよく行う方は、発汗によって外用日焼け止めが落ちやすいため、内側からの補完的なサポートが有効です。また、すでに外用日焼け止めをしっかり使っており、さらに上乗せでUVケアを強化したいと考えている方にも向いています。
敏感肌や肌への塗布物が多くなることに抵抗感がある方にとっても、内服での補完は肌負担を増やさずにプラスのケアができるという点でメリットがあります。さらに、抗酸化作用による美肌効果や肌の酸化ダメージ全般を予防したいと考える方にとっては、美容サプリとしての側面でも活用できるでしょう。
継続的に摂取できる習慣がある方、日々のサプリ摂取が苦でない方も、飲む日焼け止めを生活に取り入れやすいと言えます。
📝 飲む日焼け止めが向いていない人
妊娠中・授乳中の方は、安全性が確認されていない成分が含まれる場合があるため、基本的に避けることが無難です。使用を検討する場合は必ず産婦人科医に相談してください。
特定のアレルギー(植物由来成分、甲殻類など)を持つ方は、製品の成分を慎重に確認する必要があります。また、服薬中の方は薬との相互作用が生じる可能性があるため、医師や薬剤師への確認が必須です。
飲む日焼け止めだけで日焼け対策を完結させようとしている方は、根本的な考え方の修正が必要です。外用日焼け止めを使用せずに飲む日焼け止めだけに頼ることは、紫外線ダメージを大幅に受けるリスクにつながります。
また、予算の都合で外用日焼け止めと飲む日焼け止めのどちらかしか選べない場合は、必ず外用日焼け止めを優先してください。紫外線対策の基本は、まずしっかりと塗ることです。
Q. 飲む日焼け止めが向いていない人の特徴は?
妊娠中・授乳中の方、特定成分へのアレルギーがある方、薬を服用中の方は使用前に医師・薬剤師への相談が必須です。また、飲む日焼け止めだけで紫外線対策を完結させようとしている方や、予算の都合でどちらか一方しか選べない方は、まず外用日焼け止めを優先することが皮膚科学的に正しい選択です。
💡 正しい使い方と選び方のポイント

飲む日焼け止めをより効果的に活用するために、正しい使い方と選び方のポイントを押さえておきましょう。
🔸 製品選びのポイント
まず、成分と含有量を確認することが最も重要です。ポリポジウム・ロイコトモスやニコチンアミドなど、科学的な研究データが存在する成分が含まれているかをチェックしましょう。また、それぞれの成分が有効とされる量が含まれているかも確認が必要です。成分名が書いてあっても含有量がごく微量では効果が期待できません。
製造元の信頼性も重要な判断基準です。GMP(適正製造規範)認定工場で製造されているか、第三者機関による品質試験が行われているかなどを確認しましょう。有名なクリニックや医師が監修している製品であれば、一定の信頼度の目安になります。
また、「飲むだけで完璧に日焼けを防げる」「SPF50相当の効果」などの誇大広告には注意が必要です。サプリメントの効果・効能の表示には法律上の制限があるため、このような過剰な表現は景品表示法上問題となる可能性があり、信頼性の低い製品である可能性もあります。
⚡ 正しい使い方
飲む日焼け止めは、製品ごとに定められた用量・用法を守って使用することが基本です。「たくさん飲めばより効果が高い」というわけではなく、過剰摂取はむしろ副作用リスクを高めます。
多くの製品では日常的な継続摂取が推奨されており、日焼けが特に気になる季節だけ短期集中で飲むよりも、年間を通じて習慣的に続ける方が抗酸化レベルを高く保てる可能性があります。
食事と一緒に飲むことで吸収率が上がる成分も多いため、食後の摂取が推奨されることが一般的です。水や白湯で飲み、アルコールと一緒に飲むことは避けましょう。
重ねて強調しますが、飲む日焼け止めを使用していても、外用日焼け止めの使用は欠かせません。一般的には、SPF30以上・PA++以上の外用日焼け止めを日常使いし、強い紫外線が予想される場面ではSPF50・PA++++の製品を選ぶことが皮膚科学的に推奨されています。また、2〜3時間ごとに塗り直すことも重要です。
🌟 クリニックでの相談も選択肢のひとつ
飲む日焼け止めに関して疑問や不安がある場合、または皮膚トラブルを抱えている場合は、皮膚科や美容クリニックへの相談が有効です。専門医は個々の肌の状態や体質に応じた最適なUVケアを提案してくれます。また、クリニックで取り扱われているサプリメントは品質管理が比較的しっかりしている場合が多く、安心して使用できる選択肢となり得ます。
アイシークリニック東京院では、紫外線対策や肌の悩みに関するご相談を承っております。飲む日焼け止めを含むサプリメントの選び方から、シミ・ソバカスの治療、日焼けケアまで、肌の専門家として幅広いサポートが可能です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「最近の傾向として、「飲む日焼け止めを使っているから塗る日焼け止めは不要」と誤解されて来院される患者様が増えており、紫外線対策の正しい優先順位をお伝えすることが診療の場でも重要になっています。飲む日焼け止めのUV遮断効果はSPF換算で1〜3程度にとどまるため、あくまでも外用日焼け止めや物理的な遮光対策を土台とした上での補完的な位置づけとしてお使いいただくことが大切です。当院では患者様お一人おひとりの肌の状態や生活習慣を丁寧に確認しながら、サプリメントの選び方も含めた総合的なUVケアをご提案していますので、不安なことがあればお気軽にご相談ください。」
📌 よくある質問
いいえ、飲む日焼け止めだけで紫外線対策を完結させることはできません。その効果はSPF換算で1〜3程度にとどまり、外用日焼け止めのSPF30〜50と比べると非常に低い数値です。必ず外用日焼け止めと組み合わせて使用し、あくまで補完的な手段として活用してください。
飲んだ当日から即効性があるわけではありません。体内に成分が蓄積され抗酸化力が高まるまで、多くの製品では2〜4週間の継続摂取が効果を実感するための目安とされています。そのため、旅行や屋外イベントの前日に飲み始めても、十分な効果は期待できません。
一般的にサプリメントとして比較的安全性は高いとされていますが、副作用がゼロではありません。成分によっては胃部不快感・吐き気などの消化器症状やアレルギー反応が起こる場合があります。また、過剰摂取や他の薬との相互作用にも注意が必要です。妊娠中・授乳中の方や服薬中の方は、使用前に必ず医師へご相談ください。
科学的な研究データが存在する成分(ポリポジウム・ロイコトモス・ニコチンアミドなど)が、有効とされる量しっかり含まれているかを確認することが重要です。また、GMP認定工場での製造や第三者機関による品質試験の有無も信頼性の目安になります。「SPF50相当」などの誇大表現がある製品には注意してください。
妊娠中・授乳中の方、特定の成分にアレルギーがある方、薬を服用中の方は使用前に必ず医師や薬剤師に相談が必要です。また、飲む日焼け止めだけで紫外線対策を済ませようと考えている方や、予算の都合でどちらか一方しか選べない方は、まず外用日焼け止めを優先することをお勧めします。不安な方はアイシークリニックにご相談ください。
✨ まとめ
飲む日焼け止めは、紫外線ダメージを内側から軽減するアプローチとして注目されているサプリメントですが、その効果には明確な限界があります。最大のデメリットは、外用日焼け止めのように紫外線を直接遮断する効果はほとんどなく、単独での紫外線対策としては不十分であるという点です。
飲む日焼け止めの主なデメリットを整理すると、紫外線を完全に遮断できないこと、効果が現れるまでに時間がかかること、科学的エビデンスがまだ十分でないこと、継続的な摂取が必要でコストがかかること、個人差があり効果を実感しにくい場合があることなどが挙げられます。
副作用については、サプリメントとして比較的安全性は高い部類に入りますが、過剰摂取や他の薬との相互作用、アレルギー反応のリスクはゼロではありません。妊娠中・授乳中の方や薬を服用中の方は特に注意が必要で、使用前に医師への相談を欠かさないようにしてください。
飲む日焼け止めを活用するなら、外用日焼け止めや日傘・帽子の使用、直射日光を避ける工夫など、複数のUVケアと組み合わせることが大前提です。単体での使用ではなく、あくまでも補完的なプラスアルファの手段として位置づけることが、安全で効果的なUVケアにつながります。
自分の肌の状態や生活スタイルに合ったUVケアを選ぶためにも、不安や疑問がある場合は専門の医師に相談することを強くお勧めします。正しい知識と適切なケアで、紫外線から肌を守っていきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 紫外線対策・日焼け止めの適切な使用方法に関するガイドライン。外用日焼け止めのSPF・PA値の推奨基準や、紫外線による皮膚ダメージのメカニズムについての医学的見解の参照元として使用。
- PubMed – ポリポジウム・ロイコトモスの光保護効果に関する臨床研究論文群。MED(最小紅斑量)上昇効果やDNA損傷抑制効果、SPF換算値(1〜3程度)に関するエビデンスの参照元として使用。
- 厚生労働省 – 機能性表示食品・健康食品の定義と規制に関する情報。飲む日焼け止めがサプリメント(医薬品ではない)として位置づけられる法的根拠、品質管理基準(GMP)、誇大広告規制(景品表示法)に関する参照元として使用。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務