
⚡ 市販薬も液体窒素も効かない…そのイボ、炭酸ガスレーザーなら少ない回数で確実に除去できるかもしれません。この記事では、仕組み・効果・費用・ダウンタイムまで医療の観点からまるごと解説します。
- 📌 市販薬を使っても全然取れない
- 📌 液体窒素を何度も繰り返しているのに再発する
- 📌 イボが手・指・顔など目立つ場所にあって気になる
👉 そのお悩み、このページを読めば解決の糸口が見えます。
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炭酸ガスレーザーは1〜数回の治療で確実に除去できる方法です。液体窒素と何が違うのか、この記事でしっかり説明しますね。
治療法を知らないまま液体窒素を繰り返すと、色素沈着・瘢痕のリスクが高まることも。正しい治療法の選択が、肌への負担を最小限にするカギです。
目次
- イボとはどんな皮膚疾患か
- 炭酸ガスレーザーとはどのような治療か
- 炭酸ガスレーザーでイボを除去する仕組み
- 炭酸ガスレーザーが向いているイボの種類
- 液体窒素との違いと炭酸ガスレーザーのメリット
- 治療の流れと当日の流れ
- 痛みとダウンタイムについて
- 治療後のアフターケアと注意点
- 再発のリスクと対策
- 費用の目安と保険適用について
- 炭酸ガスレーザーが向かないケースとは
- まとめ
💡 イボとはどんな皮膚疾患か
イボとは、皮膚にできる小さな隆起性病変の総称です。医学的に「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれるものは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の傷口から侵入することで発症するウイルス性のイボです。子どもから大人まで幅広い年齢層に見られ、特に免疫力が低下しているときや、皮膚バリア機能が弱まっているときに感染しやすいとされています。
一方、加齢に伴って出現する「脂漏性角化症(老人性疣贅)」は、ウイルスとは無関係に皮膚の角質が厚くなって盛り上がったものです。こちらは40代以降に増えやすく、顔や体幹部にできることが多いのが特徴です。また、平らで顔に多く出現する「扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)」や、性器周辺にできる「尖圭コンジローマ」なども広義のイボに含まれます。
これらのイボは、外見上の問題だけでなく、触れると広がる、他者に感染する可能性があるといった点でも早めの対処が勧められます。特にウイルス性のイボは、放置することで増殖・拡大しやすいため、適切な治療を受けることが大切です。
Q. 炭酸ガスレーザーはどんな仕組みでイボを除去するの?
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は波長10,600nmの赤外線を照射し、イボを構成する細胞内の水分を瞬時に加熱・気化させて組織を蒸散除去します。この「アブレーション」という作用によりメスを使わずイボを除去でき、出血がほとんど生じないのが特徴です。
📌 炭酸ガスレーザーとはどのような治療か
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、二酸化炭素を媒体として波長10,600nmの赤外線レーザーを照射する医療機器です。この波長帯は水分への吸収率がきわめて高いという特徴を持っています。人体の皮膚組織は大部分が水分で構成されているため、照射されたレーザーのエネルギーが水分に吸収され、瞬時に組織を蒸散・気化させることができます。
炭酸ガスレーザーは皮膚科・美容皮膚科の領域で長年使用されてきた実績のある機器であり、ほくろやイボの除去、傷跡の修正、皮膚腫瘍の切除など、多岐にわたる用途に対応しています。照射範囲や出力を細かく調整できるため、病変部分のみをピンポイントに処置しやすく、周囲の健全な皮膚へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
近年では、フラクショナルCO2レーザーという、微細な点状のレーザービームを格子状に照射するタイプも普及しています。フラクショナル照射はニキビ跡や毛穴の開きなどの肌質改善に用いられることが多く、イボ除去には通常のフル照射タイプが使われることが一般的です。治療を検討する際は、どのタイプの機器が使用されるのかをクリニックに確認するとよいでしょう。
✨ 炭酸ガスレーザーでイボを除去する仕組み
炭酸ガスレーザーがイボを除去できる原理は、レーザーエネルギーによる組織の蒸散作用にあります。レーザーを照射すると、イボを構成する細胞内の水分が急激に加熱されて気化し、細胞そのものが消滅します。この反応は「アブレーション(蒸散)」と呼ばれ、メスを使わずに組織を除去できる点が大きな特徴です。
ウイルス性のイボの場合、HPVはイボの角質層や表皮に存在しています。炭酸ガスレーザーでイボ全体を蒸散させることにより、ウイルスごと除去することができます。ただし、ウイルスが皮膚の深部まで侵入している場合や、周辺の皮膚にすでに潜在的な感染が広がっている場合は、一度の治療で完全に排除しきれないこともあるため、複数回の治療が必要になるケースもあります。
脂漏性角化症の場合は、ウイルスは関係しないため、皮膚表面から盛り上がっている角質層をレーザーで蒸散させることで除去します。この場合は比較的少ない照射でイボの輪郭を整えながら除去できることが多く、再発のリスクも低いとされています。
レーザー照射後は皮膚に小さな創傷が生じますが、周囲の組織への熱ダメージを抑えつつ蒸散が起こるため、出血がほとんどないという点も炭酸ガスレーザーの特長のひとつです。施術者が照射の深さや範囲を精密にコントロールすることで、過剰な除去や傷跡が残るリスクを抑えることができます。
Q. 炭酸ガスレーザーと液体窒素治療の主な違いは何ですか?
液体窒素治療は冷凍でイボを壊死させる方法で、1〜2週間ごとに数回から十数回の通院が必要です。一方、炭酸ガスレーザーはレーザーでイボを蒸散除去するため、1回または少数回の治療で対応できることが多く、仕上がりも比較的きれいになりやすいとされています。
🔍 炭酸ガスレーザーが向いているイボの種類
炭酸ガスレーザーは、さまざまな種類のイボや皮膚良性腫瘍に対応できる治療法ですが、特に適しているとされるケースを以下に整理します。
まず、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれる一般的なウイルス性イボです。手指や手の甲、足の裏(足底疣贅)、膝や肘などに多く見られ、表面がざらついてドーム状に盛り上がっているのが特徴です。液体窒素治療を長期間続けても改善しない難治性のケースに対して、炭酸ガスレーザーが有効な選択肢となります。
次に、脂漏性角化症(老人性イボ)です。加齢によって生じる茶色や黒色のイボで、顔面や体幹に多く現れます。見た目が気になる、引っかかって不快といった理由で除去を希望される方に向いています。ウイルス性ではないため感染の心配はなく、除去後の再発リスクも比較的低いです。
また、扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)と呼ばれる平坦なイボも炭酸ガスレーザーの対象となります。顔や手の甲に多く、ひっかくなどの刺激によって広がりやすいのが難点です。液体窒素では治療しにくいケースもあるため、レーザーによる除去が選ばれることがあります。
さらに、首や脇の下に多発する「軟性線維腫(アクロコルドン)」と呼ばれる柔らかいイボ状の突起にも対応可能です。皮膚が薄くて液体窒素治療では痛みが強く出やすい部位でも、炭酸ガスレーザーは比較的処置しやすいとされています。
💪 液体窒素との違いと炭酸ガスレーザーのメリット
イボ治療の代表的な方法として長年用いられてきたのが液体窒素による冷凍凝固療法です。液体窒素(約マイナス196度)を綿球や専用器具でイボに当てることで組織を凍らせ、壊死させて除去するという治療です。保険適用で費用を抑えられる点、どの皮膚科でも受けられる普及率の高さが大きなメリットですが、いくつかの課題もあります。
液体窒素治療の主な課題としては、通院回数が多くなりやすいことが挙げられます。一般的に1〜2週間おきに数回から十数回の通院が必要で、難治性のイボでは半年以上かかることもあります。また、処置中・処置後の痛みが強く出ることがあり、足底のイボなど角質が厚い部位では特につらいと感じる方が多いです。加えて、治療後に水ぶくれができやすく、色素沈着や色素脱失などの色ムラが生じることもあります。
一方、炭酸ガスレーザーのメリットは次の点にあります。まず、1回または少数回の治療でイボを確実に除去できる点です。イボの大きさや深さにもよりますが、液体窒素のように何度も繰り返す必要がなく、忙しい方でも通院の負担を軽減できます。次に、出血がほとんどなく、術者がリアルタイムで組織の除去状況を確認しながら施術できるため、正確な処置が可能です。また、周囲の健全な皮膚への影響が少ないため、仕上がりが比較的きれいになりやすい点も魅力です。
ただし、炭酸ガスレーザー治療は多くの場合自由診療(保険外)となるため、費用が液体窒素治療より高くなります。また、施術後のダウンタイム(回復期間)が一定期間生じる点も考慮が必要です。液体窒素と炭酸ガスレーザーのどちらが適しているかは、イボの種類・大きさ・個数・部位・患者さんのライフスタイルなどを踏まえて医師と相談の上で決めることが大切です。
🎯 治療の流れと当日の様子
炭酸ガスレーザーによるイボ除去の治療は、初診から施術当日まで、おおむね以下のような流れで進みます。事前に把握しておくことで、安心して治療に臨めます。
まず初診・カウンセリングの段階では、担当医師がイボの状態を詳しく確認します。イボの種類(ウイルス性か否か)、大きさ、数、部位、これまでの治療歴などをヒアリングし、炭酸ガスレーザーが適しているかどうかを判断します。この段階で治療回数の見通しや費用、ダウンタイムの説明なども行われます。不明な点は遠慮なく質問するようにしましょう。
施術当日は、まず洗顔・クレンジングなどで処置部位を清潔にします。次に、痛みを軽減するために局所麻酔を行います。クリーム状の表面麻酔(テープ式麻酔を含む)を事前に貼付するクリニックもあれば、注射による局所麻酔を行うクリニックもあります。麻酔の種類や方法はイボの場所や大きさによって異なります。
麻酔が効いた状態でレーザー照射を行います。施術時間はイボの大きさや個数にもよりますが、小さなイボ1〜3個程度であれば数分から10分程度で終了することが多いです。複数個・大きなイボの場合は20〜30分程度かかることもあります。施術中は焦げるようなにおいが発生することがありますが、これは組織が蒸散される際の正常な反応です。
施術後は患部に軟膏を塗布し、ガーゼや保護テープで保護します。クリニックによっては、ホームケア用の軟膏が処方されます。施術当日はシャワーを軽く浴びることができる場合もありますが、入浴や患部を強く擦ることは控えるよう指示されるのが一般的です。処置後の過ごし方については担当医師の指示に従ってください。
Q. 炭酸ガスレーザー施術後のダウンタイムはどのくらいですか?
施術後は患部にかさぶたが形成され、自然に剥がれ落ちるまで1〜2週間程度かかります。その後も赤みや色素沈着が数か月残る場合があります。回復を早めるには、かさぶたを無理に剥がさないこと、紫外線対策を徹底すること、患部の保湿を継続することが重要です。

💡 痛みとダウンタイムについて
炭酸ガスレーザー治療を検討する際、多くの方が気になるのが「痛みはどの程度か」「ダウンタイムはどのくらいか」という点です。正直に伝えると、完全に無痛というわけではありませんが、適切な麻酔を行うことで施術中の痛みは大幅に軽減できます。
施術中の痛みについては、麻酔が効いている間はほとんど感じない方がほとんどです。ただし、麻酔注射の際にチクッとした痛みを感じることがあります。足の裏のイボは角質が厚く麻酔が効きにくいため、施術中に痛みを感じやすいケースがあります。このような場合は、より効果の高い浸潤麻酔(注射による局所麻酔)が用いられます。
麻酔が切れた後は、ひりひりとした痛みや熱感が数時間続くことがあります。個人差はありますが、多くの場合は市販の鎮痛剤で対応できる程度です。翌日以降は徐々に落ち着いていきます。
ダウンタイムについては、イボの大きさや処置の深さによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。施術後すぐに患部は赤くなり、かさぶた(痂皮)が形成されます。このかさぶたは自然に剥がれ落ちるまで1〜2週間かかります。かさぶたが取れた後の皮膚は赤みや色素沈着が残ることがありますが、数か月かけて徐々に目立たなくなっていきます。顔などの目立つ部位にできたイボを除去した場合、赤みがしばらく残ることを念頭に置いておく必要があります。
ダウンタイム中に注意すべき点として、かさぶたを無理に剥がすことは傷跡が残りやすくなるため避けなければなりません。また、紫外線は色素沈着の悪化につながるため、患部の日焼け対策を徹底することも重要です。外出時には日焼け止めを使用し、可能であれば患部を物理的に遮光する工夫も有効です。
📌 治療後のアフターケアと注意点
炭酸ガスレーザーによる施術後のアフターケアは、仕上がりの美しさや再発防止に深く関わる重要なプロセスです。医師から指示される内容は個人の状態によって異なりますが、一般的に重要とされるポイントを以下にまとめます。
まず、患部の保湿と保護が基本となります。施術後はレーザーで蒸散された部分が創傷の状態になっているため、処方された軟膏(ワセリン系の保護剤や抗生物質含有軟膏など)を指示に従って塗布し、乾燥から守ることが大切です。乾燥しすぎると傷の治りが遅くなり、傷跡が目立ちやすくなります。湿潤環境(適度にしっとりした状態)を保つことが、創傷治癒を促進するとされています。
次に、紫外線対策は施術後数か月にわたって継続することが推奨されます。レーザー照射後の皮膚は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着が強く出やすい状態です。日焼け止めは毎日塗布し、雨の日や曇りの日でも紫外線対策を怠らないようにしましょう。特に顔の施術では、UVカット効果の高い日焼け止めと帽子・日傘の併用が理想的です。
施術後しばらくの間は、患部を強くこすったり刺激を与えたりすることは避けてください。かさぶたが自然に剥がれるまでの間は、洗顔の際も優しく洗い、タオルで強く拭き取ることは控えます。プールや温泉、サウナなど患部を長時間水に浸す行動も、感染リスクを高めるため一定期間は控えることが望ましいです。
施術後の経過観察のために、フォローアップの受診が設定されているクリニックが多いです。異常な赤み、腫れ、痛み、化膿などの症状が見られた場合は、予定日を待たずに早めにクリニックへ連絡・受診するようにしてください。
✨ 再発のリスクと対策
炭酸ガスレーザーによるイボ除去は、確実性の高い治療法ですが、再発のリスクがゼロとは言い切れません。特にウイルス性のイボ(HPV感染によるもの)については、以下の理由から再発が起こり得ます。
ひとつ目の理由は、ウイルスが周辺皮膚に潜伏している可能性があることです。レーザーでイボ本体を除去しても、目に見えない範囲でHPVが周囲の皮膚に存在している場合、免疫力が低下したタイミングで再び発症することがあります。特に免疫抑制剤を使用している方やアトピー性皮膚炎など皮膚バリアが弱い方は再発しやすい傾向があります。
ふたつ目は、イボの根が深かった場合です。炭酸ガスレーザーで十分な深さまで蒸散できていても、周囲の健全な皮膚へのダメージを避けるために意図的に浅めの処置にとどめることがあります。この場合、イボの根部分にウイルスが残存し、再発につながることがあります。
再発を防ぐための対策としては、まず術後の免疫力を維持することが基本です。十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動など、生活習慣を整えることで免疫力を高め、ウイルスに対する抵抗力をつけることが大切です。
また、皮膚のバリア機能を守ることも重要です。手洗い後の保湿、傷口の早めの処置など、HPVが侵入しにくい皮膚環境を維持することが感染・再感染の予防につながります。自分の他の部位へのウイルスの自家接種(自己感染)にも注意し、イボを触った後は手をよく洗うことを習慣にしましょう。
再発が確認された場合は、早めにクリニックを受診することをお勧めします。イボが小さいうちであれば、再治療も短時間で済むことが多いです。一方で放置すると拡大・増殖してしまうため、気になる変化があればすぐに相談するようにしましょう。
Q. 炭酸ガスレーザーによるイボ除去の費用と保険適用は?
炭酸ガスレーザーによるイボ除去は多くの場合自由診療となり、小さなイボ1個あたり5,000〜15,000円程度が目安です。ただし、皮膚科専門医がウイルス性疣贅と診断し医療上必要と判断した場合は保険適用となるケースもあります。初診料や麻酔代が別途かかる場合もあるため事前確認が重要です。
🔍 費用の目安と保険適用について

炭酸ガスレーザーによるイボ除去の費用は、クリニックや施術内容によって異なりますが、一般的には自由診療(保険外診療)として扱われることがほとんどです。ただし、保険適用の可否については、イボの種類や治療目的によって判断が異なる場合があります。
保険診療として認められるケースとしては、皮膚科でウイルス性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と診断され、医師が医療上必要と判断した場合が挙げられます。ただし、保険適用となる施設の数は限られており、多くの美容皮膚科・美容クリニックでは自由診療として提供されています。保険適用で治療したい場合は、皮膚科専門医のいる医療機関に相談することをお勧めします。
自由診療の場合の費用目安は、イボの大きさや個数によって大きく変わります。小さなイボ1個の除去であれば、5,000〜15,000円程度が相場とされていますが、大きいもの・複数個の場合はそれ以上になることもあります。顔のイボと手のイボでは料金設定が異なるクリニックも多く、また初診料・再診料・麻酔代・軟膏代などが別途かかる場合もあるため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
費用を比較する際は、単純に安さだけで選ぶのではなく、医師の経験や実績、アフターケアの充実度、クリニックの清潔さや設備なども総合的に検討することをお勧めします。特にイボ除去のようなレーザー治療は、施術者の技術が仕上がりに大きく影響するため、信頼できる医師に相談することが何より重要です。
💪 炭酸ガスレーザーが向かないケースとは
炭酸ガスレーザーは多くのイボに有効ですが、すべてのケースに適しているわけではありません。以下に挙げるような場合は、別の治療法が選ばれることがあります。
まず、妊娠中・授乳中の方です。レーザー照射や麻酔薬の使用が母体・胎児に与える影響が十分に解明されていないため、多くのクリニックでは妊娠中・授乳中のレーザー治療を避けることを推奨しています。妊娠中はイボが増えやすい時期でもありますが、出産後・授乳が終わった後に治療を検討するのが安全です。
次に、光線過敏症や瘢痕ケロイド体質の方です。瘢痕ケロイド体質とは、傷が治る際に過剰に盛り上がった傷跡ができやすい体質のことです。このような体質の方にレーザー治療を行うと、傷跡が目立ちやすくなるリスクがあります。過去の手術や外傷で盛り上がった傷跡がある方は、事前に医師に伝えることが必要です。
また、治療部位に活動性の感染症(細菌感染、ヘルペスなど)がある場合も、施術を延期する必要があります。感染状態での照射は炎症を悪化させたり、感染を広げたりするリスクがあるためです。
さらに、ペースメーカーや金属製インプラントを体内に持つ方については、使用する機器や照射部位によって注意が必要な場合があります。カウンセリング時に必ず申告するようにしてください。
加えて、イボの見た目が悪性腫瘍(皮膚がんなど)と類似している場合は、レーザーで除去する前に皮膚生検を行い、病理組織検査で良性であることを確認することが重要です。見た目だけでは良性・悪性の判断が難しいケースもあるため、急いで除去するよりも正確な診断を優先することが患者さんの安全につながります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、液体窒素による治療を長期間続けても改善が見られず、悩んだ末にご相談にいらっしゃる患者様が多くいらっしゃいます。炭酸ガスレーザーは、イボの種類や深さに応じて照射の深度を細かくコントロールできるため、周囲の皮膚へのダメージを抑えながら確実に除去できる点が大きな強みです。ただし、ウイルス性のイボは再発の可能性もゼロではないため、治療後の免疫力維持や皮膚ケアも含めて、患者様一人ひとりに寄り添いながら丁寧にサポートしてまいります。」
🎯 よくある質問
液体窒素は冷凍でイボを壊死させる治療で、1〜2週間ごとに数回〜十数回の通院が必要です。一方、炭酸ガスレーザーはレーザーでイボを蒸散除去するため、1回または少数回の治療で除去できることが多く、出血も少ないのが特徴です。ただし、多くの場合は自由診療となるため費用は高くなります。
施術前に局所麻酔を行うため、照射中の痛みはほとんど感じない方がほとんどです。ただし、麻酔注射の際にチクッとした痛みを感じる場合があります。麻酔が切れた後はひりひりとした痛みや熱感が数時間続くことがありますが、多くの場合は市販の鎮痛剤で対応できる程度です。
施術後は患部にかさぶたが形成され、自然に剥がれ落ちるまで1〜2週間程度かかります。その後も赤みや色素沈着が数か月残る場合があります。回復を早めるためには、かさぶたを無理に剥がさないこと、紫外線対策を徹底すること、患部を清潔・保湿に保つことが重要です。
ウイルス性のイボ(HPV感染によるもの)は、周辺皮膚にウイルスが潜伏している場合や、イボの根が深かった場合に再発することがあります。再発予防には、十分な睡眠やバランスのとれた食事で免疫力を維持すること、皮膚バリア機能を守ることが重要です。再発が疑われる場合は早めにご相談ください。
多くの場合は自由診療となり、小さなイボ1個の除去で5,000〜15,000円程度が目安です。大きいイボや複数個の場合はさらに費用がかかります。なお、皮膚科専門医がウイルス性疣贅と診断し医療上必要と判断した場合は保険適用となるケースもあります。初診料・麻酔代などが別途かかる場合もあるため、事前に確認することをお勧めします。
💡 まとめ
炭酸ガスレーザーによるイボ除去は、液体窒素治療に比べて少ない回数でイボを確実に取り除くことができる、現代の皮膚科・美容皮膚科領域で広く活用されている治療法です。ウイルス性のイボから老人性イボ(脂漏性角化症)まで幅広い種類のイボに対応できるほか、出血が少なく、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えながら施術できる点が大きなメリットといえます。
一方で、施術後のダウンタイムや色素沈着のリスク、ウイルス性イボにおける再発の可能性、費用の問題など、事前に理解しておくべき点も存在します。大切なのは、イボの種類・状態・部位・生活スタイルに合わせて最適な治療法を選ぶことです。そのためには、経験豊富な医師による正確な診断と丁寧なカウンセリングが欠かせません。
長年悩んでいたイボが、適切な治療によって改善されるケースは非常に多くあります。「市販薬や液体窒素で治らない」「イボが増えてきた」「目立つ場所のイボが気になる」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度専門のクリニックへご相談ください。アイシークリニック東京院では、患者さんひとりひとりの状態に合わせた丁寧な診察と、最適な治療プランをご提案しています。初めての方でもお気軽にご相談いただける環境を整えていますので、まずはカウンセリングからご検討ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 疣贅(イボ)の診断・治療に関するガイドラインおよび炭酸ガスレーザーを含む各種治療法の適応・手順に関する情報
- 国立感染症研究所 – ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染経路・病態・疫学に関する基礎情報(ウイルス性イボの原因ウイルスの解説根拠として)
- 厚生労働省 – レーザー機器を含む医療機器の安全使用・自由診療における保険適用の考え方および皮膚科診療に関する医療制度上の情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務