
ニキビが治った後に残る赤みや茶色いシミ、凸凹した肌…メイクで隠しても限界を感じていませんか?
💬 「もう少し肌がきれいだったら…」そんな悩みを抱えている方に、今注目の「ピコトーニング」という選択肢があります。
この記事を読むと、ニキビ跡の種類ごとに効果がわかり、自分に合う治療法が見つかります。
逆に読まないままでいると、自分のニキビ跡に合わない施術を選んで、お金と時間を無駄にするリスクがあります。
🚨 こんな方はぜひ最後まで読んでください!
- ✅ ニキビ跡の赤みや色素沈着が気になる
- ✅ ダウンタイムが少ない治療を探している
- ✅ 仕事・学校を休まず肌改善したい
- ✅ 何回・いくらかかるか知りたい
💡 ピコトーニングって何がすごいの?
📌 この記事でわかること
色素沈着(茶色いニキビ跡)に特に有効なピコトーニングの仕組みから、効果が出るまでの回数の目安(5〜10回)、費用、注意点まで。深いクレーター跡には他治療との併用が必要な点も含め、正直に解説します。
目次
- ニキビ跡の種類と特徴を理解しよう
- ピコトーニングとはどんな治療法なのか
- ピコトーニングがニキビ跡に効果的な理由
- ニキビ跡の種類別・ピコトーニングの効果
- 治療の流れとダウンタイムについて
- 何回受ければ効果が出るのか
- ピコトーニングの費用相場
- ピコトーニングに向いている人・向いていない人
- 他の治療法との組み合わせ
- 治療前後の注意点とセルフケア
- まとめ
この記事のポイント
ピコトーニングは色素沈着(茶色いニキビ跡)に特に有効なピコ秒レーザー治療で、ダウンタイムが短くアジア系の肌にも適している。深いクレーター跡には他治療との併用が必要で、効果発現まで5〜10回程度の施術が目安となる。
💡 ニキビ跡の種類と特徴を理解しよう
ピコトーニングの効果を正しく理解するためには、まずニキビ跡にはいくつかの種類があることを知っておく必要があります。ニキビ跡と一口に言っても、その状態によって適切な治療法は異なります。
まず「赤みのあるニキビ跡(紅斑性ニキビ跡)」は、炎症性ニキビが治った後に残る赤い痕のことです。ニキビの炎症によって毛細血管が拡張し、その状態が続くことで生じます。比較的新しいニキビ跡に多く見られ、時間の経過とともに薄くなることもありますが、体質によってはいつまでも残ってしまうことがあります。
次に「色素沈着(茶色いシミ状のニキビ跡)」は、ニキビの炎症が皮膚のメラノサイトを刺激し、メラニン色素が過剰に生成されることで生じます。日本人をはじめとするアジア系の肌は、特に色素沈着が起きやすい傾向があります。紫外線を浴びることでさらに色が濃くなったり、なかなか消えにくくなったりするため、日焼け対策が重要です。
「凹みのあるニキビ跡(陥凹性瘢痕)」は、ニキビの炎症が真皮層(皮膚の深い部分)にまでダメージを与え、コラーゲンが破壊されることで生じます。皮膚がくぼんで見えるのが特徴で、「クレーター跡」とも呼ばれます。陥凹性瘢痕にはさらに、小さく深い「アイスピック型」、幅が広く浅い「ボックス型」、なだらかな斜面状の「ローリング型」などがあります。
「盛り上がりのあるニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)」は、ニキビ跡が盛り上がって硬くなった状態です。皮膚の傷を修復しようとするコラーゲンが過剰に産生されることで起こります。
このように、ニキビ跡には複数の種類があり、それぞれに対して異なるアプローチが必要です。ピコトーニングは、これらのうちのいくつかに対して効果を発揮しますが、すべてのニキビ跡に万能というわけではありません。
Q. ピコトーニングはどんな仕組みでニキビ跡を改善するのか?
ピコトーニングは1兆分の1秒という超短パルスのレーザーを照射し、二つのメカニズムでニキビ跡に作用します。一つ目はメラニン色素を選択的に粉砕して体外へ排出を促す効果、二つ目は衝撃波が真皮層の線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促進する効果です。
📌 ピコトーニングとはどんな治療法なのか
ピコトーニングは、「ピコ秒レーザー」と呼ばれる最新世代のレーザー機器を使って行う治療法の一つです。ピコ秒とは1兆分の1秒という極めて短い時間のことで、この超短パルスのレーザーを照射することで、肌に様々な効果をもたらします。
ピコレーザーが登場する以前は、ナノ秒レーザー(1秒の10億分の1)が主流でした。ピコ秒はナノ秒のさらに1000分の1という短い時間でレーザーを照射するため、周辺組織へのダメージを最小限に抑えながら、ターゲットとなるメラニン色素や組織を効率よく破壊・刺激することができます。
「ピコトーニング」という言葉は、このピコ秒レーザーを低いエネルギーで広範囲に均一に照射する照射モードのことを指します。レーザーのエネルギーを抑えることで、肌への負担を最小限にしながら、メラニン色素の分解やコラーゲン産生の促進を促すことができます。
ピコレーザーには、照射するスポットサイズや照射方法によっていくつかのモードがあります。ピコトーニングは広範囲を均一に照射するモードですが、フラクショナル照射(点状に格子状に照射するモード)と組み合わせることで、より深い層への働きかけも可能になります。代表的なピコレーザー機器としては、Enlighten(エンライトン)、PicoSure(ピコシュア)、PicoWay(ピコウェイ)などがあります。
従来のレーザー治療との大きな違いは、熱によるダメージが少ないという点です。ピコ秒という極めて短い時間でエネルギーを集中させるため、周囲の組織が熱を吸収する前にレーザーの照射が終わります。これを「光音響効果(フォトアコースティック効果)」と呼び、熱ではなく衝撃波によってメラニン色素を粉砕するイメージです。その結果、炎症後色素沈着(照射後に生じる色素沈着)のリスクが低減され、ダウンタイムが短くなります。
✨ ピコトーニングがニキビ跡に効果的な理由
ピコトーニングがニキビ跡に対して有効とされる理由は、主に二つのメカニズムによるものです。
一つ目は「メラニン色素の分解」です。ニキビ跡の色素沈着の原因は、皮膚内に蓄積したメラニン色素です。ピコトーニングのレーザーは、このメラニン色素に選択的に吸収され、メラニンを細かく粉砕します。粉砕されたメラニンは体内のマクロファージ(免疫細胞)に取り込まれ、時間をかけて体外に排出されます。これにより、色素沈着によるくすみや茶色い痕が徐々に薄くなっていきます。
二つ目は「コラーゲン産生の促進」です。ピコ秒レーザーの衝撃波が皮膚に作用すると、真皮層にある線維芽細胞が刺激を受け、コラーゲンやエラスチンの産生が促進されます。コラーゲンは皮膚のハリや弾力を維持するために欠かせない成分であり、その産生が促進されることで、皮膚のテクスチャーが整い、毛穴の開きや軽度の凹みの改善が期待できます。
また、ピコトーニングは低いエネルギーで照射するため、照射による炎症が起きにくく、その後の色素沈着(PIH:炎症後色素沈着)が生じにくいというメリットがあります。これは、従来のレーザー治療においてアジア系の肌で問題になりやすかった「レーザー後の色素沈着」というリスクを大幅に低減するものです。日本人の肌のように色素沈着しやすい肌質の方でも比較的安心して受けられる治療法と言えます。
さらに、均一に広範囲を照射するピコトーニングは、顔全体の色ムラやくすみを改善する効果もあります。ニキビ跡だけでなく、肌全体のトーンアップも期待できるため、肌のコンディションを全体的に底上げしたい方にも適しています。
Q. ピコトーニングはどの種類のニキビ跡に最も効果的か?
ピコトーニングが最も効果を発揮するのは、茶色いシミ状の色素沈着タイプのニキビ跡です。メラニン色素を選択的に破壊するレーザーの特性上、継続施術で色が徐々に薄くなります。一方、深いクレーター状の凹みに対しては単独での効果が限定的で、フラクショナルレーザーやダーマペンとの併用が必要です。
🔍 ニキビ跡の種類別・ピコトーニングの効果
先ほどご説明したニキビ跡の種類別に、ピコトーニングの効果を整理してみましょう。
色素沈着(茶色いシミ状のニキビ跡)に対しては、ピコトーニングは最も得意とする分野です。メラニン色素を選択的に破壊するレーザーの特性上、色素沈着による茶色い痕に対して高い効果が期待できます。継続的に治療を受けることで、少しずつ色が薄くなっていくことが多く、肌全体のトーンが均一になる効果も得られます。
赤みのあるニキビ跡(紅斑性ニキビ跡)に対しては、ピコトーニングよりも血管に作用するVビームレーザーやIPL(光治療)の方が有効な場合もありますが、ピコトーニングもある程度の赤み改善効果があります。コラーゲン産生が促進されることで皮膚全体の状態が改善され、炎症後の赤みが目立ちにくくなることがあります。ただし、顕著な赤みがある場合は、ピコトーニング単独よりも他の治療と組み合わせた方が効果的です。
凹みのあるニキビ跡(陥凹性瘢痕・クレーター)に対しては、ピコトーニング単体での効果は限定的です。コラーゲン産生の促進により軽度の凹みが改善されることはありますが、深い凹みに対しては、フラクショナルレーザー、ダーマペン、サブシジョン(皮下切開術)などの別の治療が主体となります。ピコトーニングは、これらの治療の補助として組み合わせるとより効果的です。また、フラクショナル照射モードと組み合わせることで、凹みへのアプローチも可能になります。
盛り上がりのあるニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)に対しては、ピコトーニングの効果は限定的で、ステロイド注射や他の専門的な治療が必要になります。
つまり、ピコトーニングが最も効果を発揮しやすいのは、色素沈着による茶色いニキビ跡です。軽度の凹みや赤みに対しても効果はありますが、重度のクレーターや盛り上がりに対しては、他の治療法との組み合わせが必要になることを覚えておきましょう。
💪 治療の流れとダウンタイムについて
ピコトーニングの治療を受ける際の流れを把握しておくと、安心して施術に臨むことができます。クリニックによって多少の違いはありますが、一般的な流れをご説明します。
まず「カウンセリング・診察」として、医師がニキビ跡の状態を確認し、ピコトーニングが適しているかを判断します。ニキビ跡の種類や程度、肌質、既往歴などをヒアリングし、最適な治療プランを提案します。
次に「洗顔・クレンジング」を行い、メイクや汚れを落とします。肌の清潔な状態でレーザーを照射するために必要なステップです。
「麻酔」については、ピコトーニングは比較的痛みが少ない治療法であるため、麻酔クリームを使用しないクリニックもあります。ただし、痛みに敏感な方や照射エネルギーが高い場合は、麻酔クリームを塗布してから照射することもあります。麻酔クリームを使用する場合は、塗布後20〜30分程度待機します。
「照射」では、専用のゴーグルで目を保護した後、医師または看護師がハンドピースを肌に当ててレーザーを照射します。照射時間は照射範囲によって異なりますが、顔全体でも10〜20分程度が目安です。照射中はゴムで弾かれるような感覚や、軽い温熱感を感じることがありますが、多くの方が我慢できる範囲とされています。
照射後は「クーリング・保湿」として、冷却や鎮静処置が行われ、美容成分を含む保湿剤などが塗布されます。
ダウンタイムについて、ピコトーニングは一般的にダウンタイムが非常に短いことが特徴です。照射後に赤みが出ることはありますが、多くの場合、数時間以内に治まります。翌日からメイクができることも多く、日常生活への支障が少ないのがメリットです。ただし、まれに数日間赤みが続く場合もありますし、照射エネルギーや個人の肌の状態によって異なります。
施術後の肌は一時的に敏感になっているため、紫外線対策と保湿をしっかり行うことが重要です。また、激しい運動や飲酒、長時間の入浴など、肌を温めて血行を促進する行為は、当日は避けることが推奨されます。
🎯 何回受ければ効果が出るのか
ピコトーニングの効果は、1回の施術で劇的に変わるものではなく、複数回の施術を重ねることで徐々に実感できるものです。では、何回受ければ効果が出るのでしょうか。
一般的には、3〜5回の施術で変化を実感し始める方が多く、5〜10回程度の施術でニキビ跡の色素沈着が目立たなくなってくると言われています。ただし、ニキビ跡の程度や肌質、照射エネルギー、使用するレーザー機器などによって個人差があるため、一概に「何回で効果が出る」とは言えません。
施術の間隔については、一般的に2〜4週間に1回のペースで受けることが推奨されています。肌のターンオーバー(約28日サイクル)に合わせて施術することで、効果的にメラニンを排出し、コラーゲン産生を促すことができるためです。間隔が短すぎると肌への負担が増し、逆に長すぎると効果が定着しにくくなります。
ニキビ跡の色素沈着が濃い場合や、長年にわたって蓄積されたものの場合は、より多くの回数が必要になることがあります。逆に、比較的新しい色素沈着であれば、少ない回数で効果が出ることもあります。
目標の肌状態に近づいた後も、維持のために定期的な施術(月1回程度)を継続する方もいます。特に、日常生活の中で紫外線を浴びる機会が多い方は、新たなメラニンが生成されやすいため、定期的なメンテナンスが有効です。
また、施術開始から改善効果を実感できるまでには、レーザーで粉砕されたメラニンが体外に排出されるまでの時間が必要です。施術直後よりも、施術から1〜2週間後の方が改善を感じやすいこともあります。
医師と相談しながら、自分の肌状態に合った治療計画を立てることが、最も効果的に治療を進める方法です。初回のカウンセリングでしっかりと目標と計画を確認しておきましょう。
Q. ピコトーニングは何回受ければ効果が出るのか?
ピコトーニングは一般的に3〜5回の施術で変化を実感し始め、5〜10回程度で色素沈着が目立たなくなるとされています。施術間隔は肌のターンオーバーに合わせて2〜4週間に1回が推奨されます。ニキビ跡の程度や肌質によって個人差があるため、医師と相談しながら治療計画を立てることが重要です。
💡 ピコトーニングの費用相場
ピコトーニングは美容医療の治療であるため、保険が適用されず、自由診療での費用となります。費用はクリニックや使用する機器、照射範囲によって大きく異なりますが、一般的な相場についてご紹介します。
顔全体の照射の場合、1回あたりの費用は1万5千円〜3万円程度が相場とされています。照射するエリアを絞った部分照射であれば、5千円〜1万5千円程度になることもあります。ただし、使用する機器のグレードや、麻酔クリームの使用、アフターケアの内容などによっても費用は変わります。
多くのクリニックでは、複数回のセット料金を設定しており、1回ずつ受けるよりも割安になる場合があります。例えば、5回コースや10回コースといった形でまとめて申し込むと、1回あたりの費用を抑えられることが多いです。ただし、セット料金を選択する場合は、クリニックの信頼性や医師の技術をしっかり確認した上で、慎重に検討することが重要です。
ピコトーニングを他の治療と組み合わせる場合は、それぞれの治療費が別途かかります。例えば、フラクショナルレーザーやダーマペンを組み合わせると、費用が上乗せされます。
費用を考える際には、単純に1回あたりの金額だけでなく、目標の効果を得るまでに必要な総額を見積もることが重要です。安い1回あたりの費用でも、多くの回数が必要になれば、総額は高くなります。カウンセリングの際に、目標とする効果を達成するまでの回数の目安と、その際の総費用について医師に確認しておくと良いでしょう。
なお、治療費の他に、初診料や再診料、麻酔クリーム代、薬代(処方薬がある場合)なども発生することがあります。事前にクリニックに確認し、追加費用の有無を把握しておくことをおすすめします。
📌 ピコトーニングに向いている人・向いていない人
ピコトーニングは多くの方に適した治療ですが、すべての人に向いているわけではありません。どのような方が向いているか、また、どのような方には注意が必要かをご説明します。
ピコトーニングが特に向いている方としては、まず「色素沈着タイプのニキビ跡が気になる方」が挙げられます。茶色いシミ状のニキビ跡はピコトーニングが最も効果を発揮しやすいタイプです。次に「ダウンタイムをできるだけ短くしたい方」も向いています。ピコトーニングは従来のレーザー治療と比べてダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ないため、仕事や学校を休みにくい方に適しています。「肌全体のくすみや色ムラも一緒に改善したい方」にも向いており、ニキビ跡の改善と同時に、肌全体のトーンアップ効果も期待できます。「色黒やアジア系の肌質の方」も向いており、従来のレーザーよりも照射後の色素沈着リスクが低いため、色素沈着しやすい肌質の方でも比較的受けやすい治療です。
一方、ピコトーニングが向いていない方や、注意が必要な方もいます。「深いクレーター状のニキビ跡がある方」は、ピコトーニング単独では効果が限定的なため、他の治療法を検討するか、組み合わせが必要です。「妊娠中・授乳中の方」は、安全性の観点からレーザー治療全般が推奨されません。「日焼けをしている方」は、日焼けした肌にレーザーを照射すると、正常な色素にもレーザーが反応し、ヤケドや色素沈着が起きるリスクがあるため、施術前後の日焼けを避ける必要があります。「ペースメーカーや金属のインプラントがある方」、「光線過敏症の方」、「照射部位にアクティブなニキビがある方」なども施術が難しい場合があります。また、「過去に特定のレーザー治療で重篤な副作用が出た方」は、医師への相談が必要です。
ピコトーニングが自分の肌状態や目的に合っているかどうかは、専門の医師によるカウンセリングで判断することが最善です。自分で判断するのではなく、まずはクリニックに相談してみましょう。
Q. ピコトーニング後に気をつけるべきことは何か?
ピコトーニング施術後は紫外線対策が最も重要です。治療後の肌はメラニンが減少して紫外線に敏感になるため、日焼け止めや帽子・日傘を徹底してください。また、乾燥しやすい状態のため刺激の少ない保湿剤でのケアが必要です。当日は激しい運動・飲酒・長時間の入浴も避けることが推奨されます。
✨ 他の治療法との組み合わせ
ニキビ跡の改善は、ピコトーニング単独で行う場合もありますが、他の治療法と組み合わせることでより効果的に進められることがあります。代表的な組み合わせをご紹介します。
「フラクショナルレーザー(フラクショナルCO2レーザーなど)との組み合わせ」は、特に凹みのあるニキビ跡に有効です。フラクショナルレーザーは皮膚に微細な穴を開けるように作用し、真皮の深い部分までコラーゲン産生を促進します。深いクレーター状のニキビ跡の改善には、このフラクショナルレーザーが主体となり、ピコトーニングで色素沈着を同時にケアすることで、全体的なニキビ跡の改善を図ることができます。
「ダーマペンとの組み合わせ」も効果的です。ダーマペンは極細の針で皮膚に微細な穿刺を作り、コラーゲン産生を促すマイクロニードリング治療です。グロースファクター(成長因子)などを同時に導入することで、凹みのニキビ跡や毛穴の開きに対して相乗効果が期待できます。ピコトーニングと組み合わせることで、色素沈着と凹みの両方にアプローチできます。
「ケミカルピーリングとの組み合わせ」は、肌のターンオーバーを促進する効果があります。ケミカルピーリングで古い角質を除去し、新しい皮膚の再生を促すことで、メラニンが表皮に定着しにくくなります。ピコトーニングで深部のメラニンを破壊しながら、ケミカルピーリングで表面の排出を助けるというアプローチは、色素沈着の改善に効果的です。
「美白導入療法(イオン導入、エレクトロポレーションなど)との組み合わせ」では、ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を皮膚の深部に届けることで、メラニンの生成を抑制したり、ピコトーニングの効果を高めたりすることができます。
「Vビームレーザー(色素レーザー)との組み合わせ」は、赤みのあるニキビ跡が主な悩みの場合に有効です。Vビームは血管に反応するレーザーで、赤みの改善に特化しています。ピコトーニングと組み合わせることで、赤みと色素沈着の両方にアプローチできます。
どの組み合わせが自分に最適かは、ニキビ跡の種類や程度、肌の状態によって異なります。医師のカウンセリングを受け、個別の治療プランを立てることが重要です。
🔍 治療前後の注意点とセルフケア

ピコトーニングの効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを減らすためには、治療前後の過ごし方や日常的なセルフケアも非常に重要です。
治療前の注意点として、まず「日焼けを避ける」ことが挙げられます。治療前の2〜4週間は日焼けをしないよう心がけてください。日焼けした状態でレーザーを照射すると、正常なメラニンにもレーザーが反応し、ヤケドや色素沈着のリスクが高まります。「光感受性が高まる薬の服用に注意する」ことも大切です。特定の抗生物質(テトラサイクリン系など)や一部の精神科の薬、ハーブサプリなどは光感受性を高めることがあります。服用中の薬がある場合は、事前に医師に伝えましょう。また、「治療当日はメイクをしていくことも可能」ですが、クリニックで洗顔を行うため、落としやすいメイクで来院した方がスムーズです。
治療後の注意点として、最も重要なのが「紫外線対策」です。治療後の肌はメラニンが少なくなり、紫外線に対して敏感になっています。外出時は必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘なども活用して紫外線対策を徹底してください。治療後しばらくの間、紫外線対策を怠ると、せっかく改善したニキビ跡が再び色素沈着を起こす可能性があります。
「保湿を十分に行う」ことも大切です。レーザー後の肌は乾燥しやすい状態になっています。バリア機能をしっかり維持するために、刺激の少ない保湿剤でこまめに保湿しましょう。「肌への刺激を避ける」ことも重要で、治療後は肌を強くこすったり、ピーリング成分が入った強い化粧品を使用したりするのは避けてください。肌のバリア機能が低下しているため、刺激に対して敏感な状態になっています。
「当日の激しい運動・飲酒・長時間の入浴を控える」ことも推奨されます。これらは肌の血流を促進し、炎症を悪化させる可能性があるためです。翌日以降は通常の生活に戻れることがほとんどです。
日常的なセルフケアとして、「美白化粧品の活用」が挙げられます。ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、アルブチンなどの美白成分を含む化粧品を使用することで、ピコトーニングの効果を補助できます。「バランスの良い食事と十分な睡眠」も大切です。皮膚の再生にはビタミンCやビタミンE、たんぱく質などの栄養素が必要です。また、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、皮膚の修復が促進されます。「ニキビを悪化させない生活習慣」を心がけることも重要で、ニキビが繰り返す状態では、ニキビ跡が増え続けてしまいます。洗顔方法の見直し、ストレス管理、食生活の改善なども並行して行うことをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビ跡のお悩みでご来院される患者様の中でも、色素沈着(茶色いシミ状の跡)を気にされている方が特に多く、ピコトーニングは日常生活への影響が少ないままケアを続けられることから、お仕事や学校が忙しい方にも取り入れていただきやすい治療法として好評いただいています。最近の傾向として、凹凸のあるクレーター跡と色素沈着が混在しているケースも多く、その際はダーマペンやフラクショナルレーザーと組み合わせた複合的なアプローチをご提案することで、より満足度の高い結果につながっています。一人ひとりのニキビ跡の状態は異なりますので、まずはお気軽にカウンセリングにお越しいただき、お肌の状態を一緒に確認しながら最適な治療プランをご提案できればと思います。」
💪 よくある質問
一般的に3〜5回の施術で変化を実感し始める方が多く、5〜10回程度でニキビ跡の色素沈着が目立たなくなってくると言われています。ただし、ニキビ跡の程度や肌質、使用する機器によって個人差があります。施術間隔は2〜4週間に1回のペースが推奨されています。
ピコトーニングはダウンタイムが非常に短いことが特徴です。照射後に赤みが出る場合がありますが、多くは数時間以内に治まります。翌日からメイクができることも多く、日常生活への影響が少ない点が特長です。ただし、肌の状態や照射エネルギーによって個人差があります。
顔全体への照射の場合、1回あたり1万5千円〜3万円程度が相場です。部分照射では5千円〜1万5千円程度になる場合もあります。多くのクリニックではセット料金も用意しており、割安になるケースもあります。目標の効果を得るまでの総額を事前に確認しておくことをおすすめします。
深いクレーター状のニキビ跡に対して、ピコトーニング単独での効果は限定的です。コラーゲン産生促進により軽度の凹みに効果が期待できますが、深い凹みにはフラクショナルレーザーやダーマペンなどとの組み合わせが必要になることが多いです。アイシークリニックでは状態に応じた複合的な治療プランをご提案しています。
妊娠中・授乳中の方、日焼けをしている方、光線過敏症の方、照射部位にアクティブなニキビがある方などは施術が難しい場合があります。また、ペースメーカーや金属インプラントがある方も注意が必要です。自分に適しているかどうかは、医師によるカウンセリングで判断することが最善です。
🎯 まとめ
ピコトーニングはピコ秒という極めて短い時間のレーザーを使い、肌への負担を最小限に抑えながらニキビ跡を改善する治療法です。特に色素沈着(茶色いシミ状のニキビ跡)に対して高い効果を発揮し、メラニン色素の分解とコラーゲン産生の促進によって肌の状態を改善します。
ダウンタイムが短く、アジア系の肌でも炎症後色素沈着が起きにくいというメリットがある一方で、深いクレーター状のニキビ跡には単独での効果が限定的であることも押さえておく必要があります。複数回の治療が必要であり、費用や期間の計画をしっかり立てることが大切です。
ニキビ跡の状態は一人ひとり異なるため、自分に最適な治療法はカウンセリングで医師に判断してもらうことが最善の方法です。アイシークリニック東京院では、専門の医師による丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりの肌の状態や悩みに合わせた治療プランをご提案しています。ニキビ跡でお悩みの方は、まず一度ご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ跡(色素沈着・瘢痕)の種類や分類、皮膚科学的な治療指針に関する情報
- 日本美容外科学会 – ピコレーザーをはじめとする美容医療レーザー治療の安全性・適応基準・治療法に関する情報
- PubMed – ピコ秒レーザーのニキビ跡(色素沈着・瘢痕)への臨床的効果・安全性に関する国際的な査読済み研究論文
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務