⚡ 「レーザーって種類があるって聞いたけど、何が違うの?」そんな疑問、持っていませんか?
実は、ほくろ除去のレーザーには複数の種類があり、選び方を間違えると仕上がりに大きな差が出ます。自分のほくろに合ったレーザーを知らずに施術を受けると、再発・色素沈着・傷跡のリスクも…😰
💡 この記事を読めば、どのレーザーが自分のほくろに合っているかが、専門知識ゼロでもわかります!クリニックへ行く前に、ぜひチェックしておきましょう。
🚨 こんな失敗、したくないですよね?
- ❌ 自分のほくろに合わないレーザーで施術して色素沈着が残った
- ❌ 1回で取れると思っていたのに複数回必要だった
- ❌ ダウンタイムが長くて日常生活に支障が出た
👇 この記事でレーザーの違いを理解して、後悔しない選択を!
📋 この記事でわかること
- そもそもほくろとは?除去が必要なケースを知っておこう
- ほくろ除去に使われるレーザーの基本的な仕組み
- 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の特徴と適応
- Qスイッチルビーレーザーの特徴と適応
- Qスイッチアレキサンドライトレーザーの特徴と適応
- Qスイッチ Nd:YAGレーザーの特徴と適応
- ピコレーザーの特徴と適応
- 各レーザーを比較!ほくろの種類別おすすめレーザーとは
- レーザー以外のほくろ除去方法との違い
- レーザー除去後のケアとダウンタイムについて
- クリニック選びで確認すべきポイント
- まとめ

💡 1. そもそもほくろとは?除去が必要なケースを知っておこう
ほくろは医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれ、メラノサイト(色素細胞)が増殖して皮膚に集まったものです。生まれつきのものもあれば、加齢や紫外線の影響で後から形成されるものもあります。
多くのほくろは良性であり、健康上の問題はありませんが、以下のような場合には医師への相談や除去を検討することが推奨されます。
まず、見た目が気になる場合です。顔や首など目立つ位置にあるほくろは、外見上のコンプレックスになることがあります。このような審美的な理由での除去は、多くの方が検討するきっかけとなっています。
次に、悪性変化が疑われる場合です。ほくろが急に大きくなった、形が左右非対称になった、輪郭がぼやけてきた、色がまだらになった、直径が6mm以上になったといった変化が見られる場合は、皮膚科専門医に相談することが必要です。これらは悪性黒色腫(メラノーマ)の早期サインである可能性があります。
また、摩擦などで日常生活に支障が出る場合も除去を検討する理由になります。服の襟元や下着のゴム部分など、繰り返し擦れる場所にあるほくろは、炎症を起こしやすく除去した方が快適に過ごせることがあります。
なお、レーザー除去は基本的に良性のほくろに適応されます。悪性が疑われる場合は外科的切除と病理検査が必要になるため、まず皮膚科専門医による診察を受けることが重要です。
📌 2. ほくろ除去に使われるレーザーの基本的な仕組み
レーザーとは「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation」の頭文字を取った言葉で、特定の波長に集約された光のエネルギーを照射する技術です。ほくろ除去においてレーザーが有効なのは、メラニン色素や組織に対して選択的に作用する性質があるからです。
レーザーの種類によって照射される波長が異なり、吸収されやすいターゲット(色素・水分・組織など)も変わってきます。ほくろ除去に使われるレーザーは大きく「組織を蒸散・削除するタイプ」と「色素細胞を破壊するタイプ」の2種類に分けることができます。
組織を蒸散・削除するタイプは、ほくろの細胞ごと組織を取り除く方法で、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)が代表的です。色素細胞を破壊するタイプは、メラニン色素に吸収されやすい波長のレーザーを使って色素細胞を選択的に破壊するもので、Qスイッチレーザーやピコレーザーがこのカテゴリーに入ります。
どちらのタイプが適しているかは、ほくろの種類・深さ・大きさ・色・患者さんの肌質などによって異なります。以下で、各レーザーの特徴を詳しく見ていきましょう。
✨ 3. 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の特徴と適応
炭酸ガスレーザーは、ほくろ除去において最も広く使われているレーザーの一つです。波長10,600nmの赤外線レーザーで、組織に含まれる水分に吸収されやすい性質を持ちます。この特性を利用して、ほくろの組織そのものを蒸散(気化)させて除去します。
炭酸ガスレーザーの最大の特徴は、ほくろを物理的に取り除ける点です。表皮から真皮にかけて存在する盛り上がったほくろや、やや深めのほくろにも対応できます。また、照射と同時に血管を凝固させるため出血が少なく、施術中の痛みも局所麻酔を使用することで最小限に抑えられます。
炭酸ガスレーザーが特に適しているのは、以下のようなほくろです。皮膚から盛り上がっている隆起型のほくろ、直径2〜5mm程度の中サイズのほくろ、比較的浅い位置にあるほくろ、色が濃く黒っぽいほくろなどが適応となります。
一方で、注意点もあります。削り不足では再発の可能性があり、深く削りすぎると瘢痕(傷跡)が残るリスクが高まります。このため、施術者の技術と経験が仕上がりに大きく影響します。
ダウンタイムとしては、施術後に赤みや凹みが生じ、かさぶたが形成されます。かさぶたが自然に取れるまで1〜2週間程度かかり、その後も赤みや色素沈着が数か月続くことがあります。最終的な仕上がりを確認できるまでには3〜6か月程度を見ておくとよいでしょう。
🔍 4. Qスイッチルビーレーザーの特徴と適応
Qスイッチルビーレーザーは、694nmという波長を持つレーザーで、日本では古くから使われてきた実績のある機器です。「Qスイッチ」とは、極めて短い時間(ナノ秒単位)に高エネルギーのレーザーを集中的に照射する技術のことを指します。
694nmという波長はメラニン色素に対して高い吸収率を示します。これにより、ほくろの色素細胞(メラノサイト)を選択的に破壊し、周囲の正常な組織へのダメージを最小限に抑えることができます。
Qスイッチルビーレーザーが適しているのは、平坦で色素が浅い層にあるほくろ、小さめのほくろ、あざ(太田母斑など)、肝斑を除いた色素性疾患などです。特に皮膚の浅い層にある色素に対して高い効果を発揮します。
ただし、このレーザーは深いところにある色素や盛り上がったほくろには効果が届きにくい場合があり、1回の照射で除去しきれないこともあります。また、肌の色が濃いタイプの方では炎症後色素沈着が起こりやすいという特性もあります。
施術後のダウンタイムは炭酸ガスレーザーより比較的軽く、赤みや点状のかさぶたができることがありますが、数日〜1週間程度で落ち着いてくることが多いです。ただし、ほくろの深さや状態によっては複数回の施術が必要になる場合もあります。
💪 5. Qスイッチアレキサンドライトレーザーの特徴と適応
Qスイッチアレキサンドライトレーザーは755nmという波長のレーザーで、ルビーレーザーと同様にQスイッチ技術を用いてナノ秒単位のパルス照射を行います。波長755nmはメラニン色素への吸収率が高く、かつルビーレーザー(694nm)よりも深い組織まで到達できるという特徴があります。
この特性から、アレキサンドライトレーザーは比較的深い位置にある色素性病変にも対応しやすく、ほくろだけでなく青みがかったあざ(太田母斑、異所性蒙古斑など)や刺青除去にも応用されています。
ほくろ除去における適応としては、平坦なほくろや色が薄めのほくろ、やや深い位置にある色素性病変、肝斑以外のシミなどが挙げられます。また、ルビーレーザーよりも色素への浸透力が高い分、より少ない回数での改善が期待できることもあります。
注意点としては、肌の色が濃い方や日焼けした状態での施術では、色素沈着や肌トラブルが起きるリスクがあることです。施術前後のUVケアが特に重要なレーザーの一つといえます。
ダウンタイムはQスイッチルビーレーザーと同様に比較的軽度なことが多いですが、照射エネルギーや対象部位によって異なります。施術後の赤みやわずかな腫れは数日以内に引くことが多いです。
🎯 6. Qスイッチ Nd:YAGレーザーの特徴と適応
Qスイッチ Nd:YAGレーザーは、1064nmと532nmの2つの波長を切り替えて使用できるレーザーです。1064nmの波長は皮膚への浸透力が高く、より深い組織にアプローチできる特徴があります。532nmの波長は表在性の色素病変や赤みに対して効果的です。
1064nmという長波長の特性から、Nd:YAGレーザーは他のQスイッチレーザーと比べて肌の深い層まで届きやすく、深在性のほくろや色素性病変にも対応できます。また、メラニンへの吸収率がやや低い分、肌の色が濃い方でも比較的安全に使用しやすいとされています。
適応としては、深い位置にあるほくろや色素性病変、刺青の除去(特に黒色・濃紺系のインク)、太田母斑などのあざ、肌の色が濃い方のほくろ治療などが挙げられます。
532nmモードでは、浅い部分の赤みや茶色い色素病変に対応でき、1台で複数の皮膚トラブルに対処できる汎用性の高いレーザーです。
ダウンタイムは照射する波長や出力によって異なりますが、比較的ダウンタイムが少ない施術が可能なケースもあります。ただし、ほくろの深さや性質によっては複数回の治療が必要になることもあります。

💡 7. ピコレーザーの特徴と適応
ピコレーザーは、近年美容医療の分野で急速に普及している比較的新しいレーザー技術です。「ピコ」とは1兆分の1秒(ピコ秒)を意味し、従来のQスイッチレーザー(ナノ秒単位)よりもさらに短いパルス幅でレーザーを照射します。
この超短パルスの照射により、色素細胞に対してより強力な「光音響効果」が生じます。つまり、熱エネルギーではなく衝撃波によって色素を細かく砕くイメージです。これにより、周囲の組織への熱ダメージを抑えながら、色素を効率よく破壊することができます。
ピコレーザーの主な特徴としては以下の点が挙げられます。従来のQスイッチレーザーよりも少ない回数で色素を除去できる可能性がある点、熱ダメージが少ないため施術後の色素沈着リスクが比較的低い点、より細かい色素粒子にまで作用できる点、そしてほくろだけでなくシミ・タトゥー・くすみ改善など幅広い用途に使用できる点などです。
ピコレーザーには代表的な機種として「ピコウェイ」「ピコシュア」「エンライトン」などがあり、それぞれ使用できる波長や適応が少しずつ異なります。クリニックによって導入機器が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
ほくろへの適応については、平坦なほくろや色素が浅い位置にあるものが中心となります。盛り上がったほくろや深部まで色素が広がるタイプのほくろは、炭酸ガスレーザーとの組み合わせが選択されることもあります。
ダウンタイムは比較的軽度で、点状の内出血(紫斑)や軽微な赤みが数日〜1週間程度続くことがある程度です。炭酸ガスレーザーのように大きなかさぶたができることは少なく、生活への影響が少ない傾向があります。
📌 8. 各レーザーを比較!ほくろの種類別おすすめレーザーとは
ここまでで紹介した各レーザーの特徴を踏まえ、ほくろの種類や状態に応じた選択肢を整理してみましょう。
皮膚から盛り上がった隆起型のほくろの場合は、炭酸ガスレーザーが最も適しています。ほくろの組織そのものを蒸散・除去できるため、物理的な盛り上がりを取り除くのに向いています。1回の施術で除去できるケースが多い点も特徴です。
平坦で皮膚表面にあるほくろ(色素が比較的浅い)の場合は、Qスイッチルビーレーザーやピコレーザーが適しています。色素細胞に選択的に作用し、周囲の肌へのダメージを抑えながら除去を目指せます。
比較的深い位置に色素があるほくろの場合は、QスイッチアレキサンドライトレーザーやQスイッチ Nd:YAGレーザーが有効です。浸透力の高い波長により、深部の色素にもアプローチできます。ただし、この場合は複数回の施術が必要になることがあります。
肌の色が濃い方や日焼け肌の方には、Qスイッチ Nd:YAGレーザー(1064nm)が比較的安全とされています。メラニンへの吸収率が適度に低いため、正常な色素細胞へのダメージを抑えやすい特性があります。
なお、大きなほくろや深部まで色素が広がるほくろに対しては、1種類のレーザーだけでは対応が難しい場合もあります。そのような場合には、炭酸ガスレーザーとQスイッチレーザーを組み合わせるなど、複合的なアプローチが取られることもあります。
最終的にどのレーザーが適しているかは、医師によるほくろの状態の診察・評価が不可欠です。自己判断で決めるのではなく、経験豊富な医師への相談を通じて最適な治療計画を立てることが大切です。

✨ 9. レーザー以外のほくろ除去方法との違い
ほくろ除去の方法はレーザー治療だけではありません。代表的な他の方法と比較することで、レーザー治療の特徴がよりわかりやすくなります。
外科的切除(くり抜き法・切開縫合法)は、メスを使ってほくろを切除する方法です。くり抜き法はトレパンという専用の器具でほくろを丸くくり抜く方法で、直径5mm以下の小さなほくろに適しています。切開縫合法はメスで紡錘形に切除して縫合する方法で、大きなほくろや深いほくろに対応できます。
外科的切除の最大のメリットは、ほくろを完全に除去できる確実性の高さと、切除した組織を病理検査(悪性か良性かを調べる検査)に提出できることです。悪性の疑いがある場合には必ずこの方法が選択されます。デメリットとしては、縫合後に線状の傷跡が残る可能性があること、施術に時間がかかること、抜糸のために再来院が必要なことなどが挙げられます。
高周波治療(電気メス)は、高周波電流を用いてほくろの組織を焼灼する方法です。炭酸ガスレーザーに近い原理で組織を蒸散させることができ、小さなほくろに対して簡便に使用できます。ただし、精密さの面ではレーザーに劣る場合があり、取り扱えるクリニックも限られています。
レーザー治療と比較した際の主なポイントをまとめると、レーザーは非侵襲的または低侵襲で傷跡が残りにくいケースが多く、小さなほくろや複数のほくろを同時に治療しやすい点が利点です。一方で、深いほくろへの対応には限界があること、1回で完全に除去できないことがあること、病理検査には対応できないことなどが挙げられます。
どの方法が最適かは、ほくろの性状・大きさ・深さ・位置・患者さんの希望などを総合的に判断して決定されます。まずは医師に診察してもらい、それぞれの方法のメリット・デメリットを丁寧に説明してもらった上で選択することが重要です。
🔍 10. レーザー除去後のケアとダウンタイムについて
レーザー治療後のアフターケアは、きれいな仕上がりを実現するためにとても重要です。どのレーザーを使用した場合でも、共通して注意すべきポイントがあります。
まず、紫外線対策は施術後の色素沈着を防ぐために欠かせません。レーザー照射後の皮膚は非常に紫外線に敏感な状態になっています。外出時は日焼け止めをしっかり塗るとともに、帽子や日傘を活用してください。特に色素沈着が起こりやすい夏の施術後は念入りなUVケアが必要です。
かさぶたを無理に剥がさないことも大切なポイントです。炭酸ガスレーザー後には必ずかさぶたが形成されますが、これは皮膚が再生するための保護膜です。無理に取ろうとすると傷跡や色素沈着の原因になります。自然に剥がれ落ちるまで待ちましょう。
保湿ケアも重要です。施術部位は乾燥しやすい状態になるため、処方されたワセリンや保湿剤を適切に使用し、皮膚の回復を助けましょう。クリニックから指示があった場合はその指示に従ってください。
また、施術後しばらくは患部を強くこすったり、刺激を与えたりしないようにしてください。メイクについては施術したその日や翌日はなるべく避け、クリニックの指示に従って再開してください。
ダウンタイムの目安については、炭酸ガスレーザーの場合、かさぶたが取れるまで1〜2週間、完全に落ち着くまで1〜3か月程度が一般的です。Qスイッチレーザーやピコレーザーは比較的短く、赤みや内出血が1週間以内に引くことが多いですが、色素沈着が残る期間を含めると数か月かかることもあります。
施術後に気になる変化(強い赤み・腫れ・痛み・異常な色素沈着など)が起きた場合は、自己判断せずに早めにクリニックへ連絡・受診することをおすすめします。

💪 11. クリニック選びで確認すべきポイント
ほくろ除去レーザーの効果と安全性は、クリニックの設備や医師の技術・経験に大きく左右されます。クリニックを選ぶ際には以下のポイントを参考にしてください。
医師による直接診察があるかどうかを確認することは非常に重要です。看護師やスタッフだけで施術を進めるクリニックではなく、医師がほくろの状態を詳しく診察した上で治療方針を決定してくれるクリニックを選んでください。特に、悪性との鑑別(見分け)ができる専門的な知識を持つ医師が在籍しているかどうかは重要な確認点です。
複数のレーザー機器を保有しているかどうかも判断基準になります。前述のとおり、ほくろの種類や状態に応じて最適なレーザーは異なります。複数の機器を揃えているクリニックであれば、患者さんの状態に合わせた柔軟な対応が期待できます。
カウンセリングが丁寧かつ無料で受けられるかどうかも大切です。初回カウンセリングでは、ほくろの状態の評価、適切な治療法の説明、費用・ダウンタイムの説明、リスクと注意事項の説明などをしっかり行ってもらえるクリニックを選びましょう。疑問点を質問しやすい雰囲気かどうかも重要なポイントです。
料金体系が明確かどうかも確認してください。施術費用だけでなく、麻酔代・薬代・アフターケア費用なども含めたトータルコストを事前に把握できるかどうか、追加料金が発生しやすい仕組みになっていないかどうかをチェックしておきましょう。
施術実績や症例数も参考になります。ほくろ除去の実績が豊富なクリニックは、様々な種類・状態のほくろへの対応経験が蓄積されています。症例写真が公開されている場合は、仕上がりの傾向を確認することもできます。
アフターフォローが充実しているかどうかも見逃せません。施術後の経過観察や、万が一トラブルが発生した際に迅速に対応してもらえる体制が整っているかを確認しておくと安心です。
アイシークリニック東京院では、経験豊富な医師による丁寧な診察・カウンセリングのもと、患者さんのほくろの状態や肌質に合わせた最適なレーザー治療をご提案しています。初めての方でも安心してご相談いただける環境を整えています。

👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ほくろ除去のご相談をいただく際、まず「このほくろは本当に良性か」という医学的な評価を最優先に行っています。レーザーの種類はあくまで診察結果に基づいて選択するものであり、盛り上がりの有無・色素の深さ・お肌の状態によって最適な機器は一人ひとり異なります。最近の傾向として、ピコレーザーへの関心が高まっていますが、ほくろの性状によっては炭酸ガスレーザーや外科的処置のほうが確実で安全な場合もありますので、まずは気軽にご相談いただければと思います。」
🎯 よくある質問
主に「炭酸ガスレーザー」「Qスイッチルビーレーザー」「Qスイッチアレキサンドライトレーザー」「Qスイッチ Nd:YAGレーザー」「ピコレーザー」の5種類があります。組織を直接蒸散させるタイプと、メラニン色素細胞を選択的に破壊するタイプに大別されます。ほくろの状態によって最適な種類が異なります。
皮膚から隆起した盛り上がり型のほくろには、炭酸ガスレーザーが最も適しています。ほくろの組織そのものを蒸散・除去できるため、物理的な盛り上がりを取り除くのに効果的です。1回の施術で除去できるケースも多く、当院でも隆起型ほくろへの第一選択として用いられています。
ピコレーザーは照射時間がピコ秒(1兆分の1秒)単位と極めて短く、従来のQスイッチレーザー(ナノ秒単位)より高速です。熱ダメージが少なく、施術後の色素沈着リスクが比較的低い点が特徴です。ただし、盛り上がったほくろには不向きな場合もあり、ほくろの性状に応じた判断が必要です。
レーザーの種類によって異なります。炭酸ガスレーザーはかさぶたが取れるまで1〜2週間、完全に落ち着くまで1〜3か月程度かかります。Qスイッチレーザーやピコレーザーは比較的短く、赤みや内出血が1週間以内に引くことが多いですが、色素沈着が残る場合は数か月かかることもあります。
レーザーは傷跡が残りにくく複数のほくろを同時に治療しやすい一方、病理検査には対応できません。外科的切除は確実性が高く切除組織を病理検査に提出できますが、線状の傷跡が残る可能性があります。悪性が疑われる場合は必ず外科的切除が選択されます。最適な方法は医師による診察で判断することが重要です。
💡 まとめ
ほくろ除去に使われるレーザーには、炭酸ガスレーザー・Qスイッチルビーレーザー・Qスイッチアレキサンドライトレーザー・Qスイッチ Nd:YAGレーザー・ピコレーザーなどの種類があり、それぞれ波長・作用機序・適応・ダウンタイムに違いがあります。
盛り上がったほくろには炭酸ガスレーザー、平坦で浅い色素には各種Qスイッチレーザーやピコレーザー、深部の色素には浸透力の高い長波長のレーザーというように、ほくろの種類と状態によって最適なレーザーは変わります。
最も大切なのは、自己判断でレーザーを選ぶのではなく、まず医師にほくろをしっかり診察してもらい、悪性かどうかの評価を含めた上で最適な治療法を選択することです。ほくろ除去はシンプルな施術に見えますが、医師の診察と適切な機器・技術の選択が仕上がりを大きく左右します。
「このほくろ、取れるかな」「どのレーザーが自分に合うか知りたい」と感じたら、まずは専門クリニックへの相談をご検討ください。適切なアドバイスのもとで治療を進めることで、安全かつ満足のいる結果につながります。
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- 紫外線でシミができるまでのメカニズムを医師が徹底解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 色素性母斑(ほくろ)の定義・分類・悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別基準、およびレーザー治療の適応に関する診療ガイドライン
- 日本形成外科学会 – ほくろ除去における外科的切除・レーザー治療・高周波治療など各種除去方法の特徴・適応・ダウンタイムに関する形成外科的観点からの解説
- 日本美容外科学会 – 炭酸ガスレーザー・Qスイッチレーザー・ピコレーザーなど美容医療で使用される各種レーザー機器の特徴・安全性・クリニック選びに関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務