はじめに
ふとした時に耳の後ろを触ると、コリコリとしたしこりがあることに気づいて不安になった経験はありませんか。特に押すと痛みを感じる場合、「これは何だろう」「病気のサインではないか」と心配になる方も多いでしょう。
耳の後ろにできるしこりは、実は多くの方が経験する症状です。その原因は様々で、多くの場合は良性のものですが、中には注意が必要なケースもあります。本記事では、耳の後ろにできるしこりの主な原因、症状の特徴、診断方法、治療法について、医学的な観点から詳しく解説していきます。
自分の症状を正しく理解し、適切に対処するための知識を身につけることで、不要な心配を減らし、必要な時には速やかに医療機関を受診する判断ができるようになります。

耳の後ろのしこりとは
耳の後ろのしこりとは、耳介(耳たぶを含む外側の耳)の後方から耳下部、乳様突起(耳の後ろの骨の出っ張り)周辺にかけて触れることができる腫瘤(しゅりゅう)のことを指します。
しこりの特徴
しこりの大きさ、硬さ、可動性(動くかどうか)、痛みの有無などは、原因によって異なります。
大きさ
- 小さいものでは数ミリ程度
- 大きいものでは数センチに及ぶこともあります
- 時間とともに徐々に大きくなるものや、急激に腫れるものもあります
硬さ
- 柔らかくぷよぷよしたもの
- やや硬くコリコリしたもの
- 硬くて動かないものなど様々です
痛みの有無
- 押すと痛みを感じるもの
- 何もしなくても痛みがあるもの
- 全く痛みを感じないものもあります
発見のきっかけ
多くの場合、以下のようなタイミングで気づくことが多いようです。
- 髪を洗っている時や髪を触った時
- 眼鏡やマスクを着脱する時
- 枕に頭を乗せた時の違和感
- 風邪をひいた時に腫れて気づく
- 痛みや違和感があって触ってみて発見
耳の後ろのしこりの主な原因
耳の後ろにできるしこりの原因は多岐にわたります。ここでは、代表的な原因について詳しく解説します。
1. リンパ節の腫れ(リンパ節腫脹)
最も一般的な原因の一つがリンパ節の腫れです。
リンパ節とは
リンパ節は、体内の免疫システムの重要な構成要素です。細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入した際、リンパ節がフィルターの役割を果たして病原体を捕らえ、免疫細胞が戦います。この戦いの過程でリンパ節が腫れることがあります。
耳の後ろのリンパ節
耳の後ろには「後耳介リンパ節」や「後頭リンパ節」があり、主に頭皮、耳、顔面の一部からリンパ液を集めています。
腫れる原因
感染症による腫れ
- 風邪やインフルエンザ
- 中耳炎や外耳炎
- 頭皮の感染症や湿疹
- 歯の感染症
- 扁桃炎や咽頭炎
- 風疹やEBウイルス感染症などのウイルス感染
感染症に伴うリンパ節腫脹は、通常、感染が治まると自然に小さくなります。
その他の原因
- アレルギー反応
- 自己免疫疾患
- 予防接種後の反応
- まれに悪性リンパ腫などの腫瘍性疾患
症状の特徴
- 触ると動く(可動性がある)
- 豆粒大から小指の先程度の大きさ
- 押すと痛みがある(圧痛)
- 発熱や倦怠感を伴うことがある
- 両側に腫れることもある
2. 粉瘤(アテローム・表皮嚢腫)
粉瘤は、耳の後ろにできるしこりの中で非常に多く見られる良性の腫瘍です。
粉瘤とは
皮膚の下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、その中に角質や皮脂などの老廃物が溜まっていく病変です。「アテローム」や「表皮嚢腫」とも呼ばれます。
発生のメカニズム
何らかの原因で皮膚の表皮成分が皮下に入り込み、袋状の構造を作ります。この袋の内側は表皮と同じ構造をしているため、古い角質などが袋の中に蓄積していきます。時間とともに徐々に大きくなることが特徴です。
症状の特徴
見た目
- 皮膚の下に丸いしこりとして触れる
- 中央に黒い点(開口部)が見えることがある
- 大きさは数ミリから数センチまで様々
触った感じ
- 弾力があり、やや硬め
- 表面は滑らか
- 通常は可動性がある
痛みについて
- 通常、炎症がなければ痛みはない
- 細菌感染を起こすと急激に腫れ、痛みや赤みが出る(炎症性粉瘤)
- 炎症時には膿が溜まり、悪臭を伴うこともある
炎症を起こす要因
- 細菌感染
- 外部からの圧迫や刺激
- 自分で無理に潰そうとする
- 不衛生な環境
3. 脂肪腫
脂肪腫は、脂肪細胞が増殖してできる良性の腫瘍で、体のどこにでもできる可能性があります。
特徴
- 柔らかくぷよぷよした感触
- 皮膚の深い部分にできる
- ゆっくりと大きくなる
- 痛みはほとんどない
- 良性で悪性化することはまれ
発生要因
明確な原因は不明ですが、以下の要因が関係していると考えられています。
- 遺伝的要因
- 加齢
- 脂質代謝の異常
4. その他の原因
毛包炎・おでき(せつ)
毛穴に細菌が感染して炎症を起こした状態です。
- 赤く腫れる
- 痛みがある
- 中心に膿が見えることもある
乳様突起炎
中耳炎が悪化し、耳の後ろの骨(乳様突起)に炎症が及んだ状態です。
- 強い痛み
- 発熱
- 耳の後ろが赤く腫れる
- 緊急性が高い疾患
唾液腺の問題
耳下腺(耳の前から下にかけての唾液腺)の炎症や腫瘍が、耳の後ろにも影響することがあります。
軟骨や骨の異常
- 骨腫瘍(良性または悪性)
- 軟骨の異常増殖
血管腫やリンパ管腫
血管やリンパ管の異常増殖による腫瘍です。
悪性腫瘍
まれですが、以下のような悪性腫瘍の可能性もあります。
- 悪性リンパ腫
- 転移性リンパ節腫大
- 皮膚がん
症状から考える原因の見分け方
しこりの症状から、ある程度原因を推測することができます。ただし、確定診断には医療機関での検査が必要です。
痛みの有無による分類
押すと痛い場合
- リンパ節の腫れ(感染症による)
- 炎症を起こした粉瘤
- 毛包炎やおでき
- 乳様突起炎
痛みがない場合
- 脂肪腫
- 炎症のない粉瘤
- 良性腫瘍
- 一部の悪性腫瘍(初期は痛みがないことも)
大きさの変化による分類
急激に大きくなる
- 感染症によるリンパ節腫脹
- 炎症性粉瘤
- 毛包炎
徐々に大きくなる
- 炎症のない粉瘤
- 脂肪腫
- 一部の腫瘍性疾患
大きさが変わらない
- 慢性的なリンパ節腫脹
- 小さな脂肪腫
- 骨の突起
硬さによる分類
柔らかい
- 脂肪腫
- リンパ節の腫れ(初期)
- 膿瘍
やや硬い
- 粉瘤
- リンパ節の腫れ
非常に硬い
- 骨の異常
- 一部の腫瘍
- 石灰化した古い病変
可動性による分類
よく動く
- リンパ節の腫れ
- 脂肪腫
- 粉瘤
あまり動かない、固定されている
- 骨の異常
- 深部の腫瘍
- 悪性の可能性(周囲組織に浸潤している場合)
注意すべき症状:すぐに受診が必要なケース
以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
緊急性が高い症状
- 激しい痛みや発熱を伴う
- 乳様突起炎や重症感染症の可能性
- 緊急治療が必要な場合があります
- 急速に大きくなる
- 数日で明らかに大きくなる場合
- 炎症性疾患や一部の悪性腫瘍の可能性
- 耳の後ろが赤く腫れて熱を持つ
- 細菌感染や炎症の兆候
- 早期治療が重要
- 耳垂れや聴力低下を伴う
- 中耳炎や乳様突起炎の可能性
- 聴力への影響を防ぐため早期対応が必要
経過観察が必要だが緊急性は低い症状
- しこりが1ヶ月以上消えない
- 良性疾患の可能性が高いが、診断のため受診を
- 徐々に大きくなっている
- 粉瘤や脂肪腫の可能性
- 治療方針を相談するため受診を
- 硬くて動かない
- 良性の可能性もあるが、悪性腫瘍の除外のため検査を
- 複数のしこりがある
- 全身性の疾患の可能性も考慮
- 全身症状を伴う
- 発熱、倦怠感、体重減少、寝汗など
- 全身性疾患の可能性
悪性を疑うべき特徴(レッドフラッグサイン)
以下の特徴がある場合は、悪性腫瘍の可能性も考慮し、必ず医療機関で精査を受けてください。
- 硬くて動かない(固定されている)
- 表面が不整で凹凸がある
- 急速に大きくなる(数週間で倍以上)
- 痛みがない(悪性は初期に痛みがないことが多い)
- 皮膚に潰瘍ができる
- 40歳以上で新たに出現した
- 複数のリンパ節が腫れている(数個以上)
- 長期間持続する(3週間以上)
- 全身症状を伴う(原因不明の発熱、体重減少、寝汗など)
診察と診断の流れ
耳の後ろのしこりで医療機関を受診した場合、以下のような流れで診察が行われます。
1. 問診
医師は以下のような質問をします。
- しこりに気づいた時期
- 大きさの変化
- 痛みの有無と程度
- 随伴症状(発熱、倦怠感など)
- 最近の感染症の有無
- 既往歴やアレルギー
- 家族歴
- 喫煙や飲酒習慣
2. 視診・触診
医師が実際にしこりを確認します。
視診のポイント
- 大きさ
- 形状
- 皮膚の色や状態
- 周囲の炎症の有無
触診のポイント
- 硬さ
- 可動性
- 圧痛の有無
- 境界の明瞭さ
- 表面の性状
3. 画像検査
必要に応じて以下の検査を行います。
超音波検査(エコー)
- 痛みがなく、体への負担が少ない
- しこりの内部構造を確認できる
- リンパ節か腫瘍か、液体か固形かなどを判別
- 血流の状態も評価可能
CT検査
- より詳細な構造を把握
- 周囲組織との関係を確認
- 骨の異常の評価にも有用
MRI検査
- 軟部組織の詳細な評価
- 腫瘍の性質の判定に有用
- 悪性が疑われる場合に実施
4. 穿刺吸引細胞診・生検
画像検査だけでは診断が確定できない場合、以下の検査を行います。
穿刺吸引細胞診(FNA)
- 細い針を刺して細胞を採取
- 顕微鏡で細胞の形態を観察
- 良性か悪性かの判定
生検
- 組織の一部を採取
- より詳細な病理診断が可能
- 確定診断に必要
5. 血液検査
全身状態の評価や感染症の有無を確認するため、以下の検査を行うことがあります。
- 白血球数(感染症の指標)
- CRP(炎症の指標)
- 腫瘍マーカー(悪性腫瘍が疑われる場合)
- 自己抗体(自己免疫疾患が疑われる場合)
治療法
しこりの原因によって治療法は異なります。
リンパ節腫脹の治療
感染症が原因の場合
細菌感染
- 抗菌薬の内服
- 十分な休養と水分補給
- 解熱鎮痛薬の使用
ウイルス感染
- 対症療法が中心
- 十分な休養
- 自然に治まるのを待つ
慢性的な腫れの場合
原因疾患の治療を優先します。
- 自己免疫疾患:免疫抑制薬など
- アレルギー:抗アレルギー薬
- 悪性リンパ腫:化学療法や放射線療法
粉瘤の治療
炎症がない場合
経過観察
- 小さく、症状がなければ様子を見ることも可能
手術による摘出
- 根治的な治療法
- 局所麻酔下で袋ごと完全に摘出
- 再発を防ぐには完全摘出が重要
- 日帰り手術が可能な場合が多い
手術のタイミング
- 炎症がない時期に行うのが理想的
- 傷跡が最小限で済む
- 手術時間も短い
炎症を起こしている場合
急性期の対応
- 抗菌薬の投与
- 切開排膿(膿を出す処置)
- 炎症が落ち着くまで経過観察
炎症が治まった後
- 数ヶ月後に根治手術を検討
- 炎症を繰り返す場合は早めの手術を推奨
脂肪腫の治療
基本的な方針
経過観察
- 小さく症状がなければ治療不要
- 定期的なチェックで大きさを確認
手術による摘出 以下の場合は摘出を検討
- 大きくなってきた
- 見た目が気になる
- 痛みや違和感がある
- 悪性の除外が必要
手術方法
- 局所麻酔または全身麻酔
- 腫瘍を被膜ごと摘出
- 通常は日帰りまたは短期入院
毛包炎・おできの治療
- 抗菌薬の内服または外用
- 膿が溜まっている場合は切開排膿
- 温罨法(温めること)
- 清潔を保つ
乳様突起炎の治療
緊急性が高く、入院治療が必要な場合もあります。
- 強力な抗菌薬の点滴投与
- 症状に応じて手術が必要なことも
- 中耳炎の治療も並行
その他の腫瘍性病変
- 良性腫瘍:必要に応じて摘出
- 悪性腫瘍:手術、化学療法、放射線療法など集学的治療
予防とセルフケア
耳の後ろのしこりを完全に予防することは難しいですが、以下のことに気をつけることで、発生リスクを減らしたり、早期発見につながったりします。
日常生活での注意点
清潔を保つ
- 耳の後ろも含めて丁寧に洗う
- ただし、ゴシゴシ洗いすぎない
- シャンプーやリンスの洗い残しに注意
- 汗をかいたらこまめに拭く
皮膚への刺激を避ける
- 髪の毛が耳にかかる場合は清潔に保つ
- きついヘアバンドやイヤホンの長時間使用を避ける
- 眼鏡のフレームが当たって刺激になる場合は調整を
- 頭皮をかきむしらない
免疫力の維持
- 十分な睡眠
- バランスの取れた食事
- 適度な運動
- ストレス管理
感染症の予防
- 手洗いの徹底
- うがいの習慣
- 予防接種の適切な接種
- 中耳炎や外耳炎の早期治療
早期発見のためのセルフチェック
定期的に自分で確認することで、異常の早期発見につながります。
チェックのタイミング
- 入浴時やシャンプーの時
- 週に1回程度
チェック方法
- 鏡を使って視覚的に確認
- 指の腹で優しく触れて確認
- 左右を比較する
- 大きさ、硬さ、痛みの変化を記録
記録のポイント
- 日付
- 大きさ(〇〇豆大など)
- 硬さ
- 痛みの有無
- 随伴症状
やってはいけないこと
自己判断で潰したり、針を刺したりしない
- 感染のリスクが高まる
- 炎症が悪化する可能性
- 傷跡が残る
- 専門医の診察を妨げることも
民間療法に頼らない
- 医学的根拠のない治療は避ける
- 症状が悪化する可能性
- 診断が遅れるリスク
放置しすぎない
- 「そのうち治る」と思って放置すると、治療が難しくなることも
- 特に、増大傾向がある場合は要注意

よくある質問(Q&A)
A: 原因によります。感染症によるリンパ節の腫れは、感染が治まれば自然に小さくなることがほとんどです。一方、粉瘤や脂肪腫などは自然には治りません。しこりが2週間以上続く場合や、大きくなる傾向がある場合は、医療機関の受診をお勧めします。
A: はい。痛みがないしこりでも、粉瘤や脂肪腫、場合によっては悪性腫瘍の可能性があります。特に、徐々に大きくなる、硬くて動かない、1ヶ月以上消えないといった場合は、必ず医療機関を受診してください。
A: まずは以下の診療科を受診してください。
皮膚科(粉瘤や皮膚の病変が疑われる場合)
耳鼻咽喉科(耳の病気やリンパ節の腫れが疑われる場合)
形成外科(腫瘍の摘出が必要な場合)
内科(全身症状がある場合)
受診先が分からない場合は、かかりつけ医に相談するとよいでしょう。
Q4: 子どもにもできますか?
A: はい、子どもにもできます。子どもの場合は、風邪などの感染症に伴うリンパ節の腫れが最も多いです。ただし、大人と同様に、持続する場合や大きくなる場合は小児科や耳鼻咽喉科を受診してください。
Q5: がんの可能性はどのくらいですか?
A: 耳の後ろのしこりが悪性腫瘍である可能性は比較的低いですが、ゼロではありません。以下の特徴がある場合は注意が必要です。
- 硬くて動かない
- 急速に大きくなる
- 痛みがない
- 複数のリンパ節が腫れている
- 全身症状を伴う
心配な症状がある場合は、必ず医療機関で検査を受けてください。
Q6: 手術は痛いですか?
A: 局所麻酔を使用するため、手術中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射時にチクッとした痛みがある程度です。手術後は痛み止めで管理できる程度の痛みです。多くの場合、日常生活にはすぐに戻れます。
Q7: 再発することはありますか?
A: 原因によります。
- リンパ節の腫れ:感染があれば再発の可能性あり
- 粉瘤:完全に袋を摘出すれば再発は少ないが、不完全な摘出では再発の可能性
- 脂肪腫:完全摘出後の再発はまれ
Q8: 保険は適用されますか?
A: ほとんどの場合、保険適用となります。診察、検査、治療(手術を含む)は、医学的に必要と判断されれば健康保険が適用されます。ただし、美容目的の場合は自費診療となることもあります。
Q9: 生活習慣で気をつけることはありますか?
A: 以下の点に注意しましょう。
- 清潔を保つ(ただし洗いすぎない)
- 十分な睡眠
- バランスの取れた食事
- ストレス管理
- 免疫力の維持
- 皮膚への過度な刺激を避ける
Q10: 市販薬で治療できますか?
A: 炎症を伴う場合は、市販の抗炎症薬や痛み止めで一時的に症状を和らげることはできますが、根本的な治療にはなりません。自己判断での治療は避け、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
まとめ
耳の後ろのしこりは、多くの場合、リンパ節の腫れや粉瘤などの良性の病変です。しかし、原因は多岐にわたり、中には注意が必要なケースもあります。
重要なポイント
- 原因の見極めが重要
- リンパ節の腫れ、粉瘤、脂肪腫などが代表的
- 症状の特徴から原因をある程度推測できる
- 経過観察と受診のタイミング
- 感染症に伴うリンパ節の腫れは自然に治まることが多い
- 2週間以上続く、大きくなる、痛みが強いなどの場合は受診を
- 注意すべき症状
- 急速な増大
- 硬くて動かない
- 全身症状を伴う
- これらは早期受診が必要
- 適切な診療科の選択
- 皮膚科、耳鼻咽喉科、形成外科などが対応
- まずはかかりつけ医に相談も可
- 治療法の選択
- 原因に応じた適切な治療が重要
- 手術が必要な場合も、多くは日帰りで可能
- 予防とセルフケア
- 清潔を保つ
- 免疫力の維持
- 定期的なセルフチェック
- 自己判断での処置は避ける
耳の後ろのしこりに気づいたら、まずは落ち着いて症状を観察し、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。早期発見・早期治療により、多くの場合、良好な経過が期待できます。
不安な症状がある場合は、一人で悩まず、専門医に相談しましょう。アイシークリニック東京院では、皮膚のしこりに関する診察・治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
参考文献
- 日本皮膚科学会「皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン」 https://www.dermatol.or.jp/
- 日本リンパ網内系学会「リンパ節腫脹の診療指針」
- 厚生労働省「感染症情報」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
- 国立がん研究センター「がん情報サービス」 https://ganjoho.jp/
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「代表的な疾患」 http://www.jibika.or.jp/
- 日本形成外科学会「皮膚・皮下腫瘍」 http://www.jsprs.or.jp/
- 日本臨床皮膚科医会「皮膚科Q&A」 https://www.jocd.org/
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務