顔のテカリや繰り返すニキビに長年悩んでいる方は多いのではないでしょうか。毎日丁寧にスキンケアをしても、気づけば額や鼻がテカっている、同じ場所に何度もニキビができてしまう——そんなお悩みの根本原因は皮脂腺にあるかもしれません。近年、美容皮膚科の分野では皮脂腺そのものにアプローチする皮脂腺破壊治療が注目を集めています。 従来の対症療法とは異なり、皮脂の分泌源である皮脂腺を直接ターゲットにすることで、長期的な改善効果が期待できる治療法です。本記事では、皮脂腺の基礎知識から皮脂腺破壊治療の種類、費用相場、治療を受ける際の注意点まで、詳しく解説いたします。東京駅至近の八重洲・日本橋エリアでクリニックをお探しの方にも参考にしていただける内容となっております。

目次
- 皮脂腺とは?その構造と役割
- 皮脂の過剰分泌が引き起こす肌トラブル
- ニキビができるメカニズムとアクネ菌の関係
- 皮脂腺破壊治療とは?従来の治療との違い
- 皮脂腺破壊治療の種類と特徴
- 治療の費用相場と安く受けるためのポイント
- 八重洲・日本橋エリアでクリニックを選ぶメリット
- 治療前に知っておきたい注意点とリスク
- よくあるご質問
- まとめ
🔬 皮脂腺とは?その構造と役割
皮脂腺は、私たちの肌の真皮層に存在する小さな器官で、皮脂と呼ばれる油脂状の物質を分泌しています。皮脂腺は毛穴の内側に付属しており、毛包(毛根を包む組織)と一緒に存在しているのが一般的です。ただし、口唇や眼瞼など一部の部位では、毛穴とは独立して皮膚表面に直接開口している「独立脂腺」も存在します。
皮脂腺の分布は全身で均一ではありません。
- 手のひらや足の裏:皮脂腺がほとんど存在しない
- 頭皮や額、鼻、あご(Tゾーン):特に多く分布
- 脂漏部位:1平方センチメートルあたり400〜900個の皮脂腺が存在
皮脂腺から分泌される皮脂は、ワックスエステル、スクアレン、トリグリセリドなどの脂質で構成されています。皮脂は皮膚表面で汗と混ざり合い、皮脂膜という薄い保護膜を形成します。
この皮脂膜には重要な役割があります:
- 保湿作用:皮膚からの水分蒸散を防ぎ、肌のうるおいを保つ
- バリア機能:外部からの刺激や異物の侵入を防ぐ
- 抗菌作用:pH4〜6の弱酸性を示し、細菌や真菌の増殖を抑制
皮脂腺の活動は主にホルモンによって制御されています。特に重要なのが男性ホルモン(テストステロン)で、皮脂腺に存在する5α-リダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、皮脂分泌を促進します。このため、思春期にホルモンバランスが変化すると皮脂分泌が急激に増加し、ニキビができやすくなるのです。
皮脂腺の分泌様式はホロクリン分泌と呼ばれる特殊な方式です。これは、皮脂腺を構成する細胞(脂腺細胞)が成熟する過程で内部に脂質を蓄え、最終的に細胞自体が崩壊して脂質を放出するというものです。つまり、皮脂を分泌するためには脂腺細胞自体が壊れる必要があり、新しい細胞が周囲の幹細胞から絶えず補充されています。
⚠️ 皮脂の過剰分泌が引き起こす肌トラブル
皮脂は肌を健康に保つために不可欠な存在ですが、分泌量が過剰になるとさまざまな肌トラブルの原因となります。
最も一般的な問題は、顔のテカリやベタつきです。特にTゾーン(額・鼻・あご)は皮脂腺が集中しているため、皮脂の過剰分泌による影響を受けやすい部位です。
- 朝しっかりメイクをしても、数時間後にはファンデーションが浮いてしまう
- あぶらとり紙が手放せない
- 化粧直しの頻度が高い
毛穴の開きや黒ずみも皮脂と密接に関係しています。皮脂腺は毛穴の内側に付属しているため、皮脂分泌量が多いと毛穴内に皮脂が溜まりやすくなります。その結果、毛穴が押し広げられて目立つようになります。また、毛穴に溜まった皮脂が古い角質と混ざり合って角栓を形成し、それが空気に触れて酸化すると黒ずみ(いわゆる「いちご鼻」)となります。
脂漏性皮膚炎も皮脂の過剰分泌と関連する疾患です。頭皮や顔面の皮脂分泌が多い部位に、フケやかゆみ、赤みを伴う湿疹が生じます。皮脂を栄養源とするマラセチア菌という真菌が関与していると考えられており、慢性化しやすい傾向があります。
皮脂の過剰分泌を引き起こす要因:
- 遺伝的な体質
- ストレスや睡眠不足
- 脂質や糖質の多い食事
- 紫外線ダメージ
- 誤ったスキンケア
特に注意が必要なのは、テカリを気にするあまり1日に何度も洗顔をしたり、保湿を控えたりすること。必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌のバリア機能が低下し、それを補おうとしてかえって皮脂分泌が増加するという悪循環に陥ることがあります。
🦠 ニキビができるメカニズムとアクネ菌の関係
ニキビ(尋常性痤瘡)は、毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌(Cutibacterium acnes)の増殖、そして炎症反応という4つの要因が複合的に関与して発生します。
ニキビ形成の4段階
- 毛穴の詰まり:毛穴出口付近の異常角化により皮脂が閉じ込められる
- 皮脂の蓄積:閉塞毛穴内に皮脂が溜まる(白ニキビ・黒ニキビ)
- アクネ菌の増殖:皮脂を栄養源としてアクネ菌が増加
- 炎症の発生:免疫反応により赤ニキビ・黄ニキビへ進行
ニキビ形成の第一段階は毛穴の詰まりです。何らかの原因で毛穴出口付近の角化(角質が厚くなること)が異常に進むと、本来であれば皮膚表面に排出されるはずの皮脂が毛穴内に閉じ込められてしまいます。この状態を「面皰(めんぽう)」または「コメド」と呼びます。
- 白ニキビ:毛穴が閉じた状態で白く見える
- 黒ニキビ:毛穴が開いていて内容物が酸化して黒く見える
次に、毛穴内に皮脂が溜まると、その皮脂を栄養源としてアクネ菌が増殖を始めます。アクネ菌は私たちの皮膚に常在している細菌で、通常は肌を弱酸性に保ったり、有害な細菌の増殖を防いだりする有益な働きをしています。しかし、酸素の少ない環境を好むアクネ菌にとって、皮脂で満たされた閉塞毛穴は格好の住処となります。
アクネ菌が増殖すると、リパーゼという酵素を産生して皮脂(トリグリセリド)を分解し、遊離脂肪酸を生成します。この遊離脂肪酸が炎症を引き起こす物質として働きます。さらに、アクネ菌の存在を異物と認識した免疫細胞が反応し、インターロイキン1αなどの炎症性サイトカインを放出します。これが赤みや腫れを伴う赤ニキビの状態です。
炎症がさらに進行すると、毛穴周囲の組織が破壊され、膿が溜まった「黄ニキビ」となります。重症化すると毛穴の壁が破れて炎症が周囲に広がり、複数の毛穴が連結した「嚢腫性ニキビ」や「集簇性ニキビ」へと発展することもあります。
興味深いことに、アクネ菌にはDNAタイプによっていくつかの種類があり、ニキビ病変部から多く検出されるタイプ(悪玉アクネ菌)と健康な皮膚に多いタイプ(善玉アクネ菌)が存在することが研究で明らかになっています。
🎯 皮脂腺破壊治療とは?従来の治療との違い
日本皮膚科学会が策定した「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、ニキビ治療の基本として外用レチノイド製剤(アダパレン)、過酸化ベンゾイル、外用抗菌薬などが推奨されています。これらの治療は一定の効果がありますが、基本的には「今あるニキビを改善する」対症療法であり、治療を中止すると再発することが少なくありません。
皮脂腺破壊治療は、これらの従来治療とは根本的にアプローチが異なります。その名の通り、ニキビの発生源である皮脂腺そのものを破壊または縮小させることで、皮脂分泌を抑制し、長期的なニキビ予防効果を目指す治療法です。
従来治療と皮脂腺破壊治療の比較
| 治療アプローチ | 従来治療 | 皮脂腺破壊治療 |
| 目的 | 既存ニキビの改善 | ニキビの根本的予防 |
| 効果の持続性 | 治療中止で再発 | 長期的効果 |
| 治療対象 | 炎症・角化異常 | 皮脂腺そのもの |
皮脂腺破壊治療の原理は、レーザー脱毛と似ています。レーザー脱毛では毛根(毛乳頭・毛母細胞)を熱で破壊することで永久的に毛が生えなくなります。同様に、皮脂腺を破壊すればその毛穴からは皮脂が分泌されなくなり、ニキビも発生しなくなるという考え方です。
人間の顔にはおよそ20万個の毛穴(皮脂腺)があると言われています。皮脂腺破壊治療で数百個の皮脂腺を破壊したとしても、全体の数から見ればごくわずかです。そのため、治療後に肌が過度に乾燥するといった心配は基本的にありません。むしろ、過剰に分泌されていた皮脂のみが抑制されることで、水分と油分のバランスが整い、肌のコンディションが改善するケースが多く報告されています。
⚡ 皮脂腺破壊治療の種類と特徴
📡 アグネス(AGNES)——高周波による皮脂腺破壊
アグネスは、微細絶縁針を用いて皮脂腺に直接高周波(RF:Radio Frequency)を照射し、熱エネルギーによって選択的に皮脂腺を破壊する治療法です。日本では厚生労働省の承認を受けた医療機器(承認番号:306AFBZX00014000)として使用されています。
アグネス治療の流れ
- 麻酔クリーム等で痛みを軽減
- ニキビや毛穴に極細の針を刺入
- 針先から高周波エネルギーを照射
- 皮脂腺を加熱・凝固させて破壊
この針の先端部分のみに高周波が流れる設計になっているため、皮膚表面には熱が伝わらず、火傷のリスクが抑えられています。針先から放出される高周波エネルギーが皮脂腺を加熱・凝固させ、皮脂腺組織を破壊します。
アグネスの大きな特徴は、一度破壊された皮脂腺は再生しないという点です。そのため、治療した部位からはニキビがほとんど再発しません。これは従来のニキビ治療にはなかった画期的な効果です。
アグネスの適応症
- 繰り返す炎症性ニキビ(白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ)
- 毛穴の開きや黒ずみ
- 汗管腫や稗粒腫、脂腺増殖症
- 顔だけでなく、胸や背中、あごや首などのニキビ
治療回数の目安は平均3〜5回程度で、1回の施術は部位や範囲によって30分前後で終了します。施術後は多少の赤みや腫れが数日〜1週間程度続くことがありますが、翌日からメイクが可能な場合がほとんどです。
💊 イソトレチノイン——内服による皮脂腺縮小
イソトレチノインは、ビタミンA誘導体(レチノイド)を主成分とする内服薬で、海外(特にアメリカやヨーロッパ)では重症ニキビの第一選択薬として30年以上の使用実績があります。日本では現時点で厚生労働省の承認を受けていないため、保険適用外の自費診療となりますが、医師の処方のもとで使用することができます。
イソトレチノインの作用機序
- 皮脂腺縮小作用:皮脂腺細胞のアポトーシスを誘導し、皮脂分泌量を劇的に減少
- 毛穴詰まり予防:毛穴出口付近の異常角化を抑制
- 抗炎症作用:ニキビの赤みや腫れを鎮静
服用開始から約1ヶ月程度で皮脂の減少を実感される方が多いです。また、毛穴の異常角化を抑制する作用があります。毛穴出口付近の角質が厚くなるのを防ぎ、毛穴詰まり(面皰形成)を予防します。
イソトレチノインの最大のメリットは、適切な用量・期間で治療を完遂すれば、治療終了後も長期間にわたってニキビができにくい状態が維持されるという点です。海外の研究では、累積投与量が体重あたり120〜150mg/kgに達すると再発率が30%程度に抑えられるとされています。内服期間の目安は4〜6ヶ月程度ですが、症状や体重によって医師が個別に判断します。
イソトレチノインの注意すべき副作用
- 皮膚・粘膜の乾燥:唇の荒れ、肌のカサつき、ドライアイ(最も頻度が高い)
- 催奇形性:胎児への奇形リスクがあるため、妊娠中・授乳中は禁忌
- 肝機能への影響:定期的な血液検査によるモニタリングが必要
- 血中脂質の上昇:コレステロール・中性脂肪の増加
🔬 その他の治療法
PDT(光線力学療法)は、5-アミノレブリン酸(ALA)などの光感受性物質を皮膚に塗布・浸透させた後、特定波長の光を照射する治療法です。光感受性物質が皮脂腺に取り込まれ、光照射によって活性酸素が発生し、皮脂腺を破壊します。
ボトックス注射(マイクロボトックス)も皮脂コントロールに用いられることがあります。ボツリヌス毒素を極浅い層に少量ずつ注射することで、汗腺や皮脂腺の活動を抑制し、テカリを軽減します。効果の持続期間は3〜6ヶ月程度で、定期的な施術が必要です。
💰 治療の費用相場と安く受けるためのポイント
皮脂腺破壊治療は保険適用外の自費診療となるため、費用はクリニックによって異なります。
一般的な費用相場
アグネスについては、部位や治療範囲、ニキビの数によって料金設定が異なります。
- 顔全体:1回あたり5〜10万円程度
- ニキビ1個あたり:数千円から1万円程度
- 平均的な治療回数3〜5回:総額15〜50万円程度
イソトレチノインについては、1ヶ月分の薬代として1〜3万円程度、これに診察料や血液検査料が加わります。
- 月額薬代:1〜3万円程度
- 4〜6ヶ月の治療期間:総額10〜25万円程度
費用を抑えるためのポイント
- 複数回コースの利用:3回コースや5回コースで1回あたりの単価が割安になる
- 初回限定価格やキャンペーンの活用:新規患者向けの割引サービスを利用
- 治療範囲の最適化:特に気になる部位に絞って治療することで費用を抑制
- 長期的視点での費用対効果:従来治療の継続コストと比較検討
長期的な視点で考えると、皮脂腺破壊治療は再発しにくいという大きなメリットがあります。従来の治療を長期間続ける場合のトータルコスト(診察料、薬代、スキンケア製品代など)と比較すれば、根本治療による費用対効果が高いケースも少なくありません。
🏢 八重洲・日本橋エリアでクリニックを選ぶメリット
東京駅至近の八重洲・日本橋エリアは、美容医療を受けるロケーションとしても多くのメリットがあります。
圧倒的なアクセスの良さ
JR東京駅の八重洲口から徒歩圏内に位置し、多数の路線が乗り入れています:
- 新幹線:東海道新幹線、東北新幹線、北陸新幹線
- JR各線:山手線、京浜東北線、中央線、総武線
- 地下鉄:東京メトロ丸の内線・銀座線・東西線、都営浅草線
首都圏はもちろん、地方からお越しの方にとっても非常に便利な立地です。
充実した周辺環境
近年の大規模再開発により、東京ミッドタウン八重洲やグラントウキョウなどの複合商業施設が次々とオープンしています。
- 治療前後のショッピングや食事が可能
- 「都心でのお出かけのついでに治療を受ける」感覚
- 八重洲地下街や地下通路網で雨の日も快適
働く方に優しい立地
ビジネス街として発展してきた歴史から、働く女性や男性にとっても利便性が高いエリアです:
- 仕事帰りの通院に便利
- 昼休みを利用した短時間治療も可能
- 治療後のダウンタイムも地下通路で人目を気にせず移動
日本橋は江戸時代から五街道の起点として栄えた歴史あるエリアでもあり、老舗の名店と最新の商業施設が共存する独特の雰囲気があります。
⚠️ 治療前に知っておきたい注意点とリスク
皮脂腺破壊治療を検討される際には、以下の点について事前に理解しておくことが重要です。
🚫 治療に適さない方
アグネスについて
- 妊娠中の方
- ペースメーカーを使用中の方
- 体内に金属類や機械類がある方
- 治療部位にプロテーゼなどの異物が挿入されている方
イソトレチノインについて
- 妊娠中・授乳中の方(絶対禁忌)
- 妊娠の可能性がある方
- 肝機能障害や高脂血症がある方
- 精神疾患の既往がある方
📅 想定されるダウンタイム・副作用
アグネスの場合
- 治療後の赤み、腫れ、熱感:数日〜1週間程度
- 皮脂腺内残渣物の排出:一時的な小さなニキビ様発疹
- 首のニキビ治療:1〜2ヶ月程度の色素沈着の可能性
イソトレチノインの場合
- 好転反応:服用開始後1〜2週間で一時的なニキビ悪化
- 皮膚・粘膜の乾燥:唇荒れ、肌のカサつき、ドライアイ
- まれに肝機能障害、高脂血症、うつ症状
📋 効果に関する注意点
皮脂腺破壊治療は高い効果が期待できる一方で、すべてのニキビを100%なくせるわけではありません。
- アグネスで治療した部位からの再発率は非常に低いが、治療していない部位から新たにニキビができる可能性
- ニキビの盛り上がったケロイドや陥凹性ニキビ瘢痕(クレーター状のニキビ跡)には効果が限定的
- これらにはフラクショナルレーザーやダーマペン、ヒアルロン酸注入などの別治療が必要
🏥 クリニック選びのポイント
皮脂腺破壊治療は医師の技術や経験によって効果に差が出やすい治療です。
- ニキビ治療に精通した医師が在籍するクリニック選び
- カウンセリングで肌の状態や治療目標をしっかり相談
- 治療のメリットとリスク、副作用について丁寧に説明してくれるクリニック
- 定期的なモニタリング体制が整っているか

❓ よくあるご質問
A1. 顔には約20万個の皮脂腺があり、治療で破壊するのはそのうちの数百個程度です。全体の皮脂量からすればごくわずかであるため、治療後に過度な乾燥が生じることは基本的にありません。むしろ、過剰だった皮脂が適正化されることで、肌の水分と油分のバランスが整い、肌質が改善するケースが多く報告されています。
A2. アグネスの場合、施術前に麻酔クリームを塗布することで痛みを軽減します。針を刺す際の軽いチクッとした感覚や、高周波照射時のズンとした感覚を感じる方もいますが、我慢できないほどの痛みではないとおっしゃる方がほとんどです。痛みの感じ方には個人差がありますので、心配な方は事前に医師やスタッフにご相談ください。
Q3. 治療の効果はいつ頃から実感できますか?
A3. アグネスの場合、施術後1週間程度で効果が現れ始め、時間の経過とともに治療効果が高まります。イソトレチノインの場合、皮脂の減少は1ヶ月程度で実感される方が多く、ニキビの改善は2〜3ヶ月程度で見られることが多いです。
Q4. 顔以外のニキビにも効果はありますか?
A4. はい、アグネスは顔だけでなく、胸、背中、首、お尻など全身のニキビに対応可能です。イソトレチノインも内服薬のため、全身に効果があります。
Q5. 1回の治療でニキビは治りますか?
A5. アグネスの場合、1回の施術でも効果を実感できることが多いですが、十分な効果を得るためには平均3〜5回の施術が推奨されています。イソトレチノインの場合、4〜6ヶ月程度の継続服用が必要です。
Q6. ニキビ跡も改善しますか?
A6. アグネスの高周波には真皮層のコラーゲン再生を促す効果があるため、軽度のニキビ跡であれば改善が期待できます。ただし、深いクレーター状の瘢痕には効果が限定的であり、別の治療(フラクショナルレーザーなど)を組み合わせる必要があります。
Q7. 治療後、すぐにメイクはできますか?
A7. アグネスの場合、翌日からファンデーションなどのメイクが可能な場合がほとんどです。ただし、治療部位をこすらないように優しくメイクアップすることが大切です。イソトレチノイン服用中は肌が敏感になりやすいため、刺激の少ない化粧品を選び、紫外線対策を徹底してください。
📝 まとめ
テカリや繰り返すニキビに長年悩んでいる方にとって、皮脂腺破壊治療は根本的な解決を目指せる有力な選択肢です。
- アグネス:高周波エネルギーで皮脂腺を直接破壊し、治療部位からの再発を防ぐ
- イソトレチノイン:内服によって皮脂腺を縮小させ、全身の皮脂分泌を抑制
どちらの治療も一定のリスクや副作用があるため、経験豊富な医師のもとで適切な診断・管理を受けることが重要です。保険診療での治療で効果が不十分だった方、何度もニキビが再発して困っている方は、一度皮脂腺破壊治療について専門医に相談されることをお勧めします。
当院アイシークリニック東京院は、東京駅八重洲口から至近の好立地にあり、専門医がニキビや皮脂に関するお悩みに対応いたします。患者さま一人ひとりの肌状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。テカリやニキビでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
- 日本皮膚科学会 一般公開ガイドライン
- Mindsガイドラインライブラリ 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023
- 花王 スキンケアナビ 肌にあるその他の器官
- 日本化粧品技術者会 化粧品用語集 脂腺
- 皮脂腺 – Wikipedia
- 小林製薬株式会社 角栓内アクネ菌についての研究
- 厚生労働省 アキュテイン(イソトレチノイン)に関する注意喚起について
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
皮脂の過剰分泌は単なる美容上の問題ではなく、肌のバリア機能の乱れを示す重要なサインです。適切な治療によって皮脂バランスを整えることで、ニキビや毛穴トラブルの根本的な改善が期待できます。当院では患者さま一人ひとりの肌状態を詳しく診察し、最適な治療法をご提案しております。