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ワキガの臭いに悩み、「どのクリームを使えば効果があるのか」「市販のデオドラントで本当に対策できるのか」と疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。ワキガ(腋臭症)は、脇の下にあるアポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚の常在菌によって分解されることで、独特の臭いが発生する症状です。日本人の約10〜15%がワキガに該当するといわれており、決して珍しい症状ではありません。本記事では、ワキガ対策に効果的なクリームの選び方や正しい使い方、おすすめ製品の特徴を詳しく解説します。また、クリームだけでは対処しきれない場合の医療機関での治療についてもご紹介しますので、ワキガの臭いにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

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目次

  1. ワキガとは?臭いが発生するメカニズム
  2. ワキガ対策クリームの効果と限界
  3. ワキガ用クリームの選び方|5つのポイント
  4. ワキガ対策におすすめのクリーム10選
  5. ワキガ用クリームの正しい使い方
  6. クリーム以外のワキガ対策方法
  7. クリームで改善しない場合は医療機関へ
  8. よくある質問

🎯 ワキガとは?臭いが発生するメカニズム

ワキガの対策を考える上で、まずは臭いが発生する仕組みを理解することが重要です。ワキガの原因を正しく知ることで、より効果的なケア方法を選択できるようになります。

🦠 ワキガの原因はアポクリン汗腺

人間の体には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という2種類の汗腺があります。エクリン汗腺は全身に分布しており、体温調節のために水分の多いサラサラとした汗を分泌します。一方、アポクリン汗腺は脇の下、耳の中、陰部、乳輪周辺などの限られた部位に存在し、脂質やタンパク質を多く含む粘り気のある汗を分泌します。

ワキガは、このアポクリン汗腺から分泌される汗が原因です。アポクリン汗腺から出る汗自体は無臭ですが、皮膚表面に存在する常在菌(コリネバクテリウム属など)によって分解されると、独特の臭いを発する物質が生成されます。この臭いの原因物質には、3-メチル-2-ヘキセン酸(スパイシーな臭い)、アンドロステノン(尿のような臭い)、イソ吉草酸(足の臭いに似た酸っぱい臭い)などが含まれています。

👴 ワキガになりやすい人の特徴

ワキガは遺伝的な要素が強く、両親のどちらかがワキガの場合、子どもに遺伝する確率は約50%、両親ともにワキガの場合は約80%といわれています。遺伝によってアポクリン汗腺の数や大きさ、活動性が決まるため、ワキガ体質は生まれつきの傾向があります。ワキガの遺伝についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事「ワキガの原因は遺伝?遺伝する確率や体質の特徴、治療法を医師が解説」で詳しく解説しています。

また、以下のような特徴がある方はワキガの可能性が高いとされています。

耳垢が湿っている(軟耳垢):アポクリン汗腺は耳の中にも存在するため、耳垢が湿っている人はアポクリン汗腺が発達している傾向があります。日本人のワキガの方の約98%は耳垢が湿っているという報告もあります。

脇毛が多い・太い:アポクリン汗腺は毛穴と連結しているため、脇毛が多い人や太い人はアポクリン汗腺も多い傾向があります。

衣類の脇部分が黄ばみやすい:アポクリン汗腺から分泌される汗にはリポフスチンという色素が含まれており、これが衣類に付着して黄ばみの原因となります。

自分がワキガかどうか確認したい方は、「ワキガのセルフチェック方法|自分でできる7つの確認ポイントを医師が解説」も併せてご覧ください。

📋 ワキガ対策クリームの効果と限界

ワキガ対策として多くの方が最初に試すのがデオドラントクリームです。ここでは、クリームがどのようなメカニズムでワキガの臭いを抑えるのか、そしてその効果の限界について解説します。

🔸 クリームが臭いを抑える仕組み

ワキガ用クリームは、主に以下の3つのアプローチで臭いを抑制します。

第一に、制汗作用です。塩化アルミニウムやクロルヒドロキシアルミニウムなどの成分が汗腺の出口を一時的に塞ぎ、汗の分泌を抑えます。汗の量が減ることで、臭いの原因となる物質の生成も抑制されます。

第二に、殺菌・抗菌作用です。イソプロピルメチルフェノール、銀イオン、ベンザルコニウム塩化物などの成分が、臭いを発生させる原因菌の繁殖を抑えます。菌の数が減ることで、臭いの発生そのものを軽減できます。

第三に、消臭作用です。柿渋エキス(カキタンニン)、緑茶エキス、ミョウバンなどの成分が、すでに発生した臭い物質を吸着・中和することで消臭効果を発揮します。

💧 クリームでは根本的な治療にならない

ワキガ用クリームは臭いを一時的に軽減する効果がありますが、根本的な治療にはなりません。その理由は以下のとおりです。

クリームはあくまで汗や菌を「抑制」するものであり、臭いの根本原因であるアポクリン汗腺そのものには作用しません。そのため、クリームの効果が切れれば臭いは再び発生します。また、効果の持続時間は製品によって異なりますが、一般的に数時間〜半日程度であり、こまめな塗り直しが必要です。

さらに、ワキガの程度が重度の場合、クリームだけでは臭いを十分にカバーできないこともあります。汗の量が多い方や、運動習慣のある方、夏場などの発汗量が増える時期には、クリームの効果が追いつかないケースも少なくありません。

クリームはあくまで「臭いの軽減」を目的としたケアアイテムであり、ワキガを完治させる治療法ではないことを理解しておくことが大切です。

💊 ワキガ用クリームの選び方|5つのポイント

市販のワキガ用クリームは数多くの製品が販売されており、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。ここでは、効果的なクリームを選ぶための5つのポイントを解説します。

✨ 1. 有効成分の種類をチェックする

ワキガ対策クリームを選ぶ際、最も重要なのは配合されている有効成分です。効果的な成分として、以下のものが挙げられます。

制汗成分:塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛などがあります。塩化アルミニウムは最も制汗効果が高いとされていますが、肌への刺激が強い傾向があります。クロルヒドロキシアルミニウムは塩化アルミニウムより肌にやさしく、多くの製品に使用されています。

殺菌・抗菌成分:イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、塩化ベンザルコニウム、銀イオンなどがあります。特にイソプロピルメチルフェノールは、ワキガの原因菌であるコリネバクテリウム属に対して高い殺菌効果を持つとされています。

消臭成分:柿渋エキス(カキタンニン)、緑茶エキス、ミョウバンなどがあります。これらの成分は臭い物質を吸着・中和する働きがあります。

医薬部外品として認可された製品を選ぶと、これらの有効成分が一定量配合されていることが保証されます。

📌 2. 医薬部外品かどうかを確認する

ワキガ用クリームには「医薬部外品(薬用)」と「化粧品」の2種類があります。医薬部外品は厚生労働省に効果・効能が認められた有効成分を規定量配合しており、「防臭」「制汗」などの効果を表示することが許可されています。

一方、化粧品は有効成分の配合が義務付けられておらず、効果・効能を表示することもできません。ワキガ対策として購入する場合は、医薬部外品を選ぶことをおすすめします。パッケージに「医薬部外品」または「薬用」と記載されているかどうかを確認しましょう。

💫 ▶️ 3. 持続時間と使用シーンを考慮する

クリームの効果持続時間は製品によって異なります。一般的に、クリームタイプは密着性が高いため、スプレータイプやロールオンタイプよりも持続時間が長い傾向があります。

仕事中や外出中に塗り直しが難しい方は、持続時間の長い製品を選ぶとよいでしょう。一方、こまめに塗り直せる環境にある方は、塗りやすさや携帯性を重視して選んでも問題ありません。

また、汗をかきやすい時期やスポーツ時には、ウォータープルーフ仕様の製品を選ぶと、汗で流れにくく効果が持続しやすくなります。

🔹 4. 肌への刺激が少ないものを選ぶ

脇の下は皮膚が薄くデリケートな部位であり、毎日使用するものだからこそ肌への刺激は重要なポイントです。敏感肌の方やアトピー体質の方は、以下の点に注意して選びましょう。

アルコールフリー:エタノールなどのアルコール成分は清涼感がありますが、肌への刺激となることがあります。

無香料・無着色:香料や着色料がアレルギーの原因となることがあるため、敏感肌の方は避けた方が無難です。

パラベンフリー:防腐剤の一種であるパラベンも、人によっては刺激となることがあります。

保湿成分配合:ヒアルロン酸やスクワランなどの保湿成分が配合されていると、肌への負担を軽減できます。

初めて使用する製品は、まず腕の内側など目立たない部分でパッチテストを行い、肌荒れが起きないか確認してから使用することをおすすめします。

📍 5. コストパフォーマンスを比較する

ワキガ用クリームは継続して使用するものであるため、価格も重要な選択基準となります。高価な製品が必ずしも効果が高いとは限りませんが、あまりに安価な製品は有効成分の配合量が少なかったり、品質に問題がある可能性もあります。

1回あたりの使用量と容量から、1か月あたりのコストを計算して比較すると、自分に合った製品を見つけやすくなります。また、定期購入で割引になる製品もあるため、継続使用を前提にコストを考えることも大切です。

🏥 ワキガ対策におすすめのクリーム10選

ここでは、ワキガ対策に効果的とされる市販のクリームを10種類ご紹介します。それぞれの特徴や成分、使用感の傾向を参考に、自分に合った製品を選んでみてください。

💫 1. デオナチュレ ソフトストーンW

ドラッグストアで手軽に購入できる定番のデオドラント製品です。有効成分として焼ミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)とイソプロピルメチルフェノールを配合しており、制汗・殺菌の両面からワキガ臭を抑えます。スティックタイプで直接塗布できるため、手を汚さずに使用できる点も特徴です。白残りしにくく、朝塗れば夕方まで効果が持続するとの声も多く聞かれます。価格帯も1,000円前後とリーズナブルで、初めてワキガ対策製品を試す方にもおすすめです。

🦠 2. クリアネオ

ワキガ・体臭対策専用に開発された医薬部外品のクリームです。有効成分としてパラフェノールスルホン酸亜鉛とイソプロピルメチルフェノールを配合し、制汗と殺菌のダブル効果で臭いを抑えます。さらに、柿渋エキスや緑茶エキスなど天然由来の消臭成分も配合されています。無添加・無香料で敏感肌の方にも使いやすく、保湿成分も配合されているため肌にやさしい処方となっています。1日1回の使用で効果が持続するとされ、公式サイトでは永久返金保証も付いています。

👴 3. ノアンデ

ワキガ・汗臭対策に特化した医薬部外品のクリームです。有効成分としてパラフェノールスルホン酸亜鉛とイソプロピルメチルフェノールを配合しています。特徴的なのは「プロテクトサラサラ処方」で、汗をかいても流れにくく、長時間効果が持続するよう設計されています。柿渋エキスや緑茶エキスに加え、独自の消臭成分も配合されており、多角的なアプローチで臭いを抑えます。無香料・無着色で肌への刺激が少なく、デリケートな方にも使いやすい製品です。

🔸 4. デオシーク

クリーム・ボディソープ・サプリメントがセットになった総合的なワキガ対策製品ですが、クリーム単体でも購入可能です。有効成分としてパラフェノールスルホン酸亜鉛とイソプロピルメチルフェノールを配合しています。柿タンニンや緑茶エキス、植物由来成分を多数配合し、殺菌・制汗・消臭の3つの効果で臭いにアプローチします。朝塗って夜まで効果が持続するとされ、汗をかいても流れにくい処方が特徴です。

💧 5. リフレア デオドラントクリーム

ロート製薬が販売する医薬部外品のデオドラントクリームです。有効成分としてベンザルコニウム塩化物とクロルヒドロキシアルミニウムを配合し、殺菌と制汗の効果でワキガ臭を抑えます。「密着ヴェール処方」により、汗をかいても流れ落ちにくく、長時間効果が持続します。ジェルタイプで伸びがよく、べたつきが少ないのも特徴です。ドラッグストアで購入でき、価格も手頃なため継続しやすい製品です。

✨ 6. エージーデオ24 デオドラントスティックEX

資生堂が販売する医薬部外品のデオドラント製品です。有効成分としてイソプロピルメチルフェノールと焼ミョウバンを配合しています。「銀含有アパタイト」を配合することで、臭いの原因となる菌だけでなく、すでに発生した臭い物質も吸着・中和します。スティックタイプで塗りやすく、肌に密着して効果が長時間持続します。無香料タイプのほか、香り付きタイプも展開されているため、好みに合わせて選べます。

📌 7. オドレミン

日邦薬品工業が販売する医薬部外品の制汗剤です。有効成分として塩化アルミニウムを13%配合しており、制汗効果が非常に高いのが特徴です。ローションタイプですが、脇に塗布することでワキガの原因となる汗の分泌を効果的に抑えます。夜寝る前に塗布し、朝洗い流す使い方が推奨されており、日中の汗を抑える効果が期待できます。ただし、塩化アルミニウム濃度が高いため、敏感肌の方はかゆみや刺激を感じることがあり、注意が必要です。

🦠 ▶️ 8. デトランスα

デンマーク生まれの医療先進国発のデオドラント製品です。有効成分として塩化アルミニウムを高濃度で配合しており、強力な制汗効果が期待できます。夜に塗布し、翌朝洗い流すことで、日中の発汗を大幅に抑えることができます。効果は3〜5日持続するとされ、毎日塗る必要がないのも特徴です。ただし、塩化アルミニウム濃度が高いため、最初は肌がかゆくなったり、ピリピリ感を感じる方もいます。敏感肌用の低刺激タイプも販売されています。

🔹 9. テサラン

手汗対策製品として知られるテサランですが、ワキガ対策にも使用できます。有効成分としてクロルヒドロキシアルミニウムとイソプロピルメチルフェノールを配合しています。手汗対策として開発されているため、汗を抑える効果が高く、ワキガの原因となる汗の量を減らすことで臭いを軽減します。朝1回の塗布で効果が持続し、べたつきが少ないさらっとした使用感が特徴です。ツボクサエキスやカキタンニンなどの天然由来成分も配合されています。

📍 10. QB薬用デオドラントクリーム

リベルタが販売する医薬部外品のデオドラントクリームです。有効成分としてイソプロピルメチルフェノールを配合し、殺菌効果でワキガ臭を抑えます。「W持続消臭システム」により、塗布直後から消臭効果を発揮し、長時間効果が持続します。無香料で白残りしにくく、べたつきが少ないのも特徴です。コンパクトなチューブタイプで携帯しやすく、外出先での塗り直しにも便利です。

⚠️ ワキガ用クリームの正しい使い方

せっかく良い製品を選んでも、使い方が間違っていると効果を十分に発揮できません。ワキガ用クリームの効果を最大限に引き出すための正しい使い方を解説します。

💫 清潔な肌に塗布する

ワキガ用クリームは、必ず清潔な肌に塗布することが重要です。汗や皮脂、汚れが残った状態でクリームを塗っても、有効成分が肌に浸透しにくく、十分な効果が得られません。

理想的なのは、入浴後や朝のシャワー後に塗布することです。入浴後は毛穴が開いており、クリームの成分が浸透しやすい状態になっています。また、雑菌が洗い流された清潔な状態であるため、殺菌成分の効果も発揮されやすくなります。

外出中に塗り直す場合は、ウェットティッシュや汗拭きシートで脇をきれいに拭いてから塗布しましょう。汗で濡れた状態や、前に塗ったクリームが残っている状態で重ね塗りしても、効果が半減してしまいます。

🦠 適量を均一に塗り広げる

クリームの使用量が少なすぎると効果が不十分になり、多すぎるとべたついたり衣類に付着したりする原因となります。製品ごとに推奨される使用量が異なるため、パッケージの説明をよく読んで適量を確認しましょう。

一般的な目安としては、パール1粒大程度の量を片脇に使用します。指先で少量ずつ取り、脇全体に均一に塗り広げることが大切です。塗り残しがあると、その部分から臭いが発生してしまうため、脇の中央だけでなく、脇の前側や後ろ側、上側にもしっかりと塗布しましょう。

クリームを塗った後は、すぐに衣類を着用せず、2〜3分程度乾かしてから着替えるようにすると、衣類への付着を防ぎ、効果も長持ちします。

👴 夜塗る製品と朝塗る製品の違い

ワキガ用製品の中には、夜寝る前に塗布するタイプと朝塗布するタイプがあります。この違いを理解して、適切なタイミングで使用することが重要です。

夜塗るタイプ(オドレミン、デトランスαなど)は、塩化アルミニウムを高濃度で配合しており、夜間に汗腺の出口を塞ぐことで翌日の発汗を抑えます。入浴後の清潔な状態で塗布し、翌朝シャワーで洗い流します。効果は数日間持続するため、毎日塗る必要はありません。

朝塗るタイプ(ほとんどの製品)は、日中の活動中に効果を発揮します。朝のシャワー後や出かける前に塗布し、汗や臭いを抑えながら1日を過ごします。効果の持続時間は製品によって異なりますが、一般的に6〜12時間程度です。

夜塗るタイプと朝塗るタイプを併用することで、より高い効果を得られる場合もあります。夜塗るタイプで汗の量を抑え、朝塗るタイプで殺菌・消臭するという方法です。ただし、肌への負担も増えるため、肌の状態を見ながら慎重に併用することをおすすめします。

🔸 塗り直しのタイミング

クリームの効果には持続時間があるため、適切なタイミングで塗り直すことが重要です。塗り直しのタイミングは以下を目安にしてください。

運動後や大量の汗をかいた後:汗でクリームが流れてしまうため、脇を拭いてから塗り直します。

製品の持続時間を過ぎた頃:持続時間が6時間の製品であれば、朝塗って昼過ぎに塗り直すと効果的です。

臭いが気になり始めた時:自分で臭いを感じたら、効果が切れているサインです。

ただし、1日に何度も塗り直すと肌への負担が増えるため、3回程度を上限にすることをおすすめします。頻繁に塗り直しが必要な場合は、より持続時間の長い製品への変更や、医療機関での治療を検討してもよいかもしれません。

🔍 クリーム以外のワキガ対策方法

クリームと併用することで、より効果的にワキガ臭を抑えることができる対策方法をご紹介します。

💧 脇毛の処理

脇毛は臭いを増強させる要因となります。脇毛があると、汗や皮脂が毛に絡まって蒸れやすくなり、雑菌が繁殖しやすい環境が作られます。また、臭いの原因物質が脇毛に付着し、臭いが広がりやすくなります。

脇毛を処理することで、脇が清潔に保たれやすくなり、クリームの密着性も向上します。カミソリでの処理、電気シェーバーでの処理、脱毛(レーザー脱毛・光脱毛など)など、方法はさまざまです。ただし、カミソリでの処理は肌を傷つけやすいため、シェービングクリームを使用し、肌を傷めないよう注意が必要です。

✨ 衣類へのケア

ワキガ臭は衣類に染み込みやすく、衣類から臭いが発生することもあります。以下のケアを心がけましょう。

通気性の良い素材を選ぶ:綿や麻などの天然素材は通気性がよく、汗が乾きやすいためおすすめです。ポリエステルなどの化学繊維は汗を吸収しにくく、蒸れやすいため臭いが発生しやすくなります。

インナーを着用する:汗取りパッド付きのインナーを着用することで、汗がアウターに染み込むのを防ぎ、臭いの拡散を抑えられます。

こまめに着替える:汗をかいたら早めに着替えることで、雑菌の繁殖を抑え、臭いの発生を防ぎます。

衣類用消臭スプレーを使用する:外出中に着替えられない場合は、衣類用の消臭スプレーを使用することで臭いを軽減できます。

📌 食事・生活習慣の見直し

食事や生活習慣もワキガ臭に影響を与えます。完全に臭いをなくすことはできませんが、臭いを軽減することは期待できます。

控えめにした方がよい食品:肉類(特に脂身の多いもの)、にんにく、玉ねぎ、香辛料、アルコール、カフェインなどは体臭を強くする傾向があります。これらの摂取を控えめにすることで、臭いの軽減が期待できます。

積極的に摂りたい食品:野菜、果物、海藻類、発酵食品などはおすすめです。食物繊維は腸内環境を整え、体臭の軽減に役立つとされています。また、緑黄色野菜に含まれる抗酸化物質は、臭いの原因となる酸化を抑える効果が期待できます。

生活習慣の改善:十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理も重要です。ストレスがたまるとアポクリン汗腺の活動が活発になり、臭いが強くなることがあります。規則正しい生活を心がけることで、体調が整い、臭いの軽減にもつながります。

📝 クリームで改善しない場合は医療機関へ

市販のクリームで対策しても臭いが改善しない場合や、より確実な効果を求める場合は、医療機関での治療を検討することをおすすめします。

👴 ▶️ 医療機関で受けられるワキガ治療

医療機関では、クリームよりも効果の高いさまざまな治療法が提供されています。「ワキガ治療法を徹底比較|手術・注射・レーザーの効果と費用を解説」でも詳しく解説していますが、主な治療法は以下のとおりです。

ボトックス注射:ボツリヌストキシンを脇に注射することで、汗腺の活動を抑制し、発汗量を減らします。効果は3〜6か月程度持続し、定期的な施術が必要です。切らない治療のため、ダウンタイムが短いのが特徴です。

ミラドライ:マイクロ波を照射してアポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する治療法です。切開が不要で、1回の治療で長期的な効果が期待できます。ダウンタイムも比較的短く、日常生活への影響が少ないのが特徴です。

手術(剪除法、吸引法など):汗腺を直接除去する手術です。効果は永続的で、重度のワキガにも対応できます。保険適用となる場合もあり、費用を抑えられる可能性があります。保険適用の条件については「ワキガ治療の保険適用条件とは?費用や手術方法を医師が詳しく解説」で詳しく解説しています。

🔹 保険適用と自由診療の違い

ワキガ治療には、保険が適用される治療と自由診療(自費)の治療があります。

保険適用の治療:ワキガが「腋臭症」として診断され、一定の基準を満たす場合、剪除法(皮弁法)による手術が保険適用となります。3割負担の場合、両脇で約2〜5万円程度の自己負担で治療を受けられます。

自由診療の治療:ボトックス注射やミラドライなどは保険適用外であり、全額自己負担となります。費用は治療法やクリニックによって異なりますが、ボトックス注射で3〜10万円程度、ミラドライで20〜35万円程度が相場です。

費用の詳細については「ワキガ手術の費用相場は?保険適用の条件や治療法別の料金を解説」も参考にしてください。

📍 医療機関を受診する目安

以下のような場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

市販のデオドラント製品を使用しても臭いが気になる場合。塗り直しの頻度が多く、日常生活に支障が出ている場合。周囲の人から臭いを指摘された経験がある場合。ワキガの臭いが原因で人間関係や仕事に悪影響が出ている場合。根本的な治療を希望する場合。

医療機関では、まず医師による診察でワキガの程度を評価し、患者さんの希望や生活スタイルに合った治療法を提案してもらえます。まずは相談だけでも受診してみることで、自分に適した対策方法が見つかるかもしれません。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太医師(当院治療責任者)より

「当院にワキガのご相談で来院される方の多くは、市販のデオドラント製品を長年使用してきたものの、効果に満足できなかったという方です。特に暖かい季節になると新規のご相談が例年の約1.5倍に増加する傾向があります。市販のクリームは軽度のワキガや一時的な臭い対策としては有効ですが、中等度〜重度のワキガには十分な効果が得られないことが多いです。また、毎日のケアが必要となるため、根本的な解決を望む方にはボトックス注射やミラドライなどの治療をご提案しています。まずはお気軽にご相談いただき、ご自身の症状の程度を把握されることをおすすめします。適切な治療を受けることで、ワキガの悩みから解放され、自信を持って日常生活を送れるようになった患者さんを数多く見てきました。」

💡 よくある質問

ワキガ用クリームは毎日使っても大丈夫ですか?

多くの製品は毎日使用しても問題ありません。ただし、塩化アルミニウムを高濃度で配合した製品は肌への刺激が強いため、毎日使用すると肌荒れやかゆみが生じる場合があります。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科を受診してください。また、どの製品も使用前にパッチテストを行い、肌に合うかどうか確認することをおすすめします。

ドラッグストアで買えるワキガ用クリームでも効果はありますか?

ドラッグストアで購入できる医薬部外品のデオドラント製品にも、一定の効果が期待できます。特にデオナチュレやリフレア、エージーデオ24などは、有効成分が配合されており、軽度〜中等度のワキガ対策として多くの方に使用されています。ただし、製品によって効果には個人差があり、重度のワキガには十分な効果が得られない場合もあります。

ワキガ用クリームとスプレーはどちらが効果的ですか?

一般的に、クリームタイプの方がスプレータイプよりも効果が持続する傾向があります。クリームは肌に密着して成分が浸透しやすく、汗で流れにくいためです。一方、スプレーは手軽に使用でき、広範囲に塗布できるメリットがあります。ワキガ臭が強い方にはクリームタイプ、軽い臭い対策や塗り直しにはスプレータイプというように、使い分けるのもおすすめです。

ワキガ用クリームを使い続けると効かなくなることはありますか?

長期間同じ製品を使用することで効果を感じにくくなる場合があります。これは肌や菌が成分に慣れてしまうことが一因と考えられています。効果が低下したと感じた場合は、別の有効成分を配合した製品に変更してみることをおすすめします。また、クリームだけでなく、生活習慣の見直しや医療機関での治療を検討することも選択肢の一つです。

妊娠中・授乳中でもワキガ用クリームは使用できますか?

多くの市販のデオドラント製品は、妊娠中・授乳中でも外用として使用する分には大きな問題はないとされています。ただし、製品によって成分が異なるため、心配な場合は使用前に産婦人科医や皮膚科医に相談することをおすすめします。特に塩化アルミニウムを高濃度で配合した製品は、念のため使用を控えた方が安心です。

子どものワキガ対策にクリームを使用しても大丈夫ですか?

思春期以降、ワキガの症状が現れることがあり、子どものワキガ対策としてクリームを使用することは可能です。ただし、子どもの肌は大人よりもデリケートなため、低刺激の製品を選び、使用前にパッチテストを行うことが大切です。小学生以下のお子さんへの使用は、まず皮膚科医に相談されることをおすすめします。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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