WEB予約
料金表
アクセス

春になると「なんとなく肌の調子が悪い」「化粧水を変えたほうがいいかもしれない」と感じる方は多いのではないでしょうか。実は春は、肌にとって非常にデリケートな季節です。花粉の飛散、気温や湿度の急激な変化、冬のダメージが蓄積した肌状態など、さまざまな要因が重なり、肌トラブルが起きやすい時期でもあります。だからこそ、春用の化粧水をどう選ぶかは、その後の肌の調子を左右する重要なポイントになります。この記事では、春の肌の特徴と悩み別の化粧水の選び方、さらに正しい使い方まで詳しく解説します。


目次

  1. 春の肌はなぜ不安定になるのか
  2. 春の肌トラブルに多い症状とその原因
  3. 春用化粧水を選ぶ際の基本的な考え方
  4. 肌悩み別・春用化粧水の選び方
  5. 春の化粧水に含まれる成分と特徴
  6. 避けたほうが良い成分・配合
  7. 化粧水の正しい使い方と春のスキンケアルーティン
  8. 市販品では対応しにくい場合のクリニック活用法
  9. まとめ

🎯 1. 春の肌はなぜ不安定になるのか

まず、春に肌が不安定になりやすい理由を理解しておくことが、化粧水選びの第一歩になります。

春は冬から季節が移り変わる時期であり、気温・湿度・紫外線量・空気中の花粉や黄砂の量など、皮膚を取り巻く環境が一気に変化します。私たちの肌はこうした環境変化に対応しようとしますが、変化が急激すぎると皮膚のバリア機能が追いつかなくなることがあります。

冬の間、肌は乾燥した空気や低温にさらされ続けています。その影響で、皮膚の角質層は水分保持能力が低下していることが多く、冬を越えた春先の肌はすでに「疲れた状態」にあることがほとんどです。そこに春特有の刺激が加わることで、肌トラブルが起きやすくなるのです。

また、春は紫外線量が急増する時期でもあります。冬の間に紫外線対策を怠っていた肌は、突然増加する紫外線に対して無防備な状態になっています。さらに、花粉や黄砂が皮膚に直接付着することで炎症反応を引き起こしたり、皮脂分泌が春になると再び活発になることでニキビや毛穴の詰まりが生じたりと、さまざまな変化が肌に影響を与えます。

こうした複合的な要因が重なるのが春という季節であり、だからこそ春用の化粧水を選ぶ際には、単に「保湿力が高いもの」を選ぶだけでは不十分なのです。自分の肌の状態と春の環境変化の両方を踏まえた選択が必要になります。

📋 2. 春の肌トラブルに多い症状とその原因

春に多い肌トラブルを症状別に整理すると、それぞれの悩みに対応した化粧水を選びやすくなります。

🦠 乾燥・つっぱり感

冬のダメージが残ったまま春を迎えた肌は、角質層の水分量が低下した状態にあります。春になって気温が上がっても、すぐに肌の保湿力が回復するわけではなく、むしろ暖かくなったと感じて保湿ケアをやめてしまう方も多く、乾燥が続くケースがあります。化粧水をつけてもすぐにつっぱる、メイクが浮く、粉を吹くといった症状がこれにあたります。

👴 花粉による肌荒れ・かゆみ

花粉が皮膚に付着すると、それ自体が刺激となって炎症反応を引き起こすことがあります。特に目の周りや口の周り、頬などに赤みやかゆみ、ぶつぶつが現れるケースがあり、これは「花粉皮膚炎」と呼ばれることもあります。花粉が直接刺激となるだけでなく、花粉の飛散時期は外出が多くなることで摩擦や乾燥も加わり、肌のバリア機能が低下した状態で症状が悪化しやすくなります。

🔸 ニキビ・毛穴の詰まり

春になると気温の上昇とともに皮脂の分泌量が増加します。冬の間は皮脂分泌が比較的少なかったため、急に増えた皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。また、皮脂と乾燥した角質が混在した状態は、アクネ菌が増殖しやすい環境を作り出し、ニキビができやすくなります。特にTゾーン(額・鼻・あご)にテカリや毛穴の開きを感じる方が増えるのがこの時期の特徴です。

💧 紫外線によるシミ・くすみ

春は日照時間が長くなり、紫外線量も急増します。冬の間に紫外線ダメージが蓄積されていた場合、春になってさらに紫外線を浴びることでメラニンが増加し、シミやくすみとして現れやすくなります。また、冬の乾燥による角質の蓄積も、肌色をくすんで見せる原因になります。

✨ インナードライ(隠れ乾燥)

インナードライとは、表面は皮脂でテカっているのに、肌の内部では水分が不足している状態のことです。春は皮脂分泌が活発になる一方で、角質層の水分保持能力が低下していることが多いため、インナードライになりやすい時期です。「脂性肌だと思っていたら実は乾燥していた」というケースも多く、保湿をしないでいると症状がさらに悪化することがあります。

💊 3. 春用化粧水を選ぶ際の基本的な考え方

春の化粧水選びには、いくつかの基本的な視点があります。これらを押さえたうえで、自分の肌悩みに合わせた選択をしていきましょう。

📌 テクスチャーを見直す

冬の間は保湿力の高いこってりとした化粧水を使っていた方も、春になるにつれてテクスチャーを見直すことが大切です。春は湿度が上がり始め、皮脂分泌も活発になるため、重すぎる化粧水はベタつきやニキビの原因になることがあります。一方で、さっぱりしすぎるものを選ぶと保湿が不十分になる場合もあります。自分の肌質と春の気候のバランスを考えて選ぶことが重要です。

▶️ バリア機能をサポートする成分を優先する

春は肌のバリア機能が乱れやすい時期です。外部刺激(花粉・紫外線・ほこり・黄砂など)から肌を守るためにも、角質層を整えて肌のバリア機能をサポートする成分が含まれている化粧水を選ぶと良いでしょう。セラミドやナイアシンアミドなどはその代表的な成分です。

🔹 アレルギー・敏感肌への対応を考える

花粉症や季節性のアレルギーがある方は、春の時期に肌が敏感になりやすいです。そういった方は、アルコール(エタノール)や香料、着色料などの刺激になりやすい成分が含まれていない化粧水を選ぶと、トラブルを避けやすくなります。「低刺激」「敏感肌用」「無香料」と明記されている製品を選ぶ基準にするとよいでしょう。

📍 紫外線ダメージへの対策も視野に入れる

美白成分(ビタミンC誘導体など)が含まれた化粧水は、紫外線ダメージを受けた後のケアに役立ちます。ただし、紫外線対策そのものは日焼け止めや紫外線カットのアイテムで行い、化粧水はその補助的な役割として位置づけるとバランスよくケアできます。

🏥 4. 肌悩み別・春用化粧水の選び方

春の肌悩みは一人ひとり異なります。自分の肌状態に合わせた化粧水の選び方を以下にまとめました。

💫 乾燥・インナードライが気になる方

冬のダメージが残っている肌や、インナードライ傾向のある方は、まず「保湿力」を重視した化粧水を選ぶことが基本です。ヒアルロン酸、グリセリン、アミノ酸系の保湿成分が含まれたものが適しています。テクスチャーは冬よりも少し軽めにして、水分をたっぷりと補給しつつも肌に負担をかけない処方のものを選ぶとよいでしょう。

インナードライの場合は特に、「水分+油分のバランス」が重要です。水分補給ができる化粧水のあとに、軽めの乳液やジェルクリームで油分を補う2ステップのケアが効果的です。化粧水だけで完結しようとすると、蒸発した水分とともに必要な油分まで奪われてしまうことがあるため、化粧水単体での選び方だけでなく、セットで使うアイテムとの相性も考えましょう。

🦠 花粉・外部刺激による肌荒れが気になる方

花粉皮膚炎や季節性の肌荒れが気になる方は、肌のバリア機能を高め、炎症を抑える成分が含まれた化粧水を選びましょう。セラミドはバリア機能の主要な構成成分であり、不足すると外部刺激が肌に届きやすくなるため、セラミド配合の化粧水は非常に有効です。また、アラントインやグリチルリチン酸二カリウムなど、炎症を穏やかに鎮静させる成分が配合された「薬用(医薬部外品)」の化粧水も選択肢に入れてみましょう。

この時期は、香料・アルコール・防腐剤(特にパラベン)の量が多い化粧水は刺激になりやすいため、なるべくシンプルな成分処方のものを選ぶことがポイントです。

👴 ニキビ・毛穴の詰まりが気になる方

皮脂分泌が多くてニキビや毛穴の詰まりが気になる方は、さっぱりとした使用感で余分な皮脂をコントロールしつつ、保湿もしっかりできる化粧水を選ぶのがおすすめです。ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせない)処方と記載されているものを選ぶと安心です。

ニキビケアには、サリチル酸(古い角質を柔らかくして毛穴詰まりを防ぐ)やナイアシンアミド(皮脂抑制・炎症抑制)が配合された化粧水が有効とされています。ただし、サリチル酸は刺激になる場合もあるため、最初は低濃度のものから試すと良いでしょう。また、洗顔後にアルコール系のさっぱり化粧水を使いすぎると過度な乾燥を招き、かえって皮脂分泌が促進されることがあるため注意が必要です。

🔸 シミ・くすみが気になる方

春から本格化する紫外線への対策として、美白ケアに特化した化粧水も選択肢の一つです。ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド、リン酸アスコルビルマグネシウムなど)はメラニンの生成を抑える働きがあり、シミの予防・改善に役立つとされています。

ただし、美白有効成分として認められているものには、アルブチン、コウジ酸、トラネキサム酸などがあり、これらが含まれる「医薬部外品(薬用)」製品はより効果が期待できます。美白化粧水は継続的な使用が大切で、数週間・数ヶ月単位で評価することが必要です。

💧 敏感肌で何を使っても赤みが出やすい方

敏感肌の方は、成分がシンプルで肌に余計な負担を与えない処方の化粧水を選ぶことが最優先です。「アルコールフリー」「無香料」「無着色」「低刺激」の4つを揃えた製品を基準にすると選びやすいです。医療機関や薬局で販売されている「皮膚科医推薦」や「敏感肌向け」として専門的に開発されたシリーズは、処方がシンプルで信頼性が高いものが多い傾向があります。

⚠️ 5. 春の化粧水に含まれる成分と特徴

化粧水を選ぶ際に知っておきたい主要な成分とその役割を解説します。成分表示(全成分表示)を確認する習慣をつけると、化粧水選びがよりスムーズになります。

✨ ヒアルロン酸

皮膚に元から存在する保湿成分の一つで、自重の何倍もの水分を保持する能力があります。化粧水に配合されると、角質層に水分を引き込み、保湿効果を高めます。分子量の異なるヒアルロン酸(低分子・高分子)を組み合わせた製品は、肌の浅い層から深い層まで広くケアできるとされています。

📌 セラミド

角質層の細胞間脂質の主成分であり、肌のバリア機能を保つうえで非常に重要な成分です。セラミドが不足すると、バリア機能が低下して外部刺激が肌に届きやすくなり、肌荒れや乾燥が起きやすくなります。春の敏感な肌を守るためにも、セラミド配合の化粧水は積極的に取り入れたい成分の一つです。

▶️ グリセリン

保湿剤として幅広い化粧水に配合されており、空気中の水分を肌に引き込む働きがあります。刺激が少なく、敏感肌にも使いやすい成分です。単体では揮発性がないため、水分を長く保持する助けになります。

🔹 ナイアシンアミド

ビタミンB3の一種で、近年注目されているマルチな効果を持つ成分です。皮脂の分泌を抑える、メラニンの移動を阻害して美白効果を発揮する、バリア機能を強化する、炎症を抑えるなど、多方面で春の肌悩みに対応できる成分です。ニキビ・シミ・敏感肌と悩みが重なっている方にとって特に向いている成分といえます。

📍 ビタミンC誘導体

ビタミンCそのものは不安定で酸化しやすいため、化粧品では安定性を高めた「誘導体」の形で配合されます。メラニンの生成を抑える美白効果や、皮脂の酸化を抑えてニキビの悪化を防ぐ働きがあるとされています。春から夏にかけての紫外線対策として、美白化粧水に取り入れると効果的です。

💫 トラネキサム酸・アルブチン・コウジ酸

医薬部外品として認められた美白有効成分です。メラニンの生成を抑制し、シミ・そばかすの予防に効果があるとされています。市販の美白化粧水の中には、これらの成分を有効成分として配合した製品が多くあります。

🦠 グリチルリチン酸二カリウム・アラントイン

抗炎症成分として知られており、花粉などの外部刺激による肌の赤みや炎症を穏やかに和らげる効果があります。肌荒れが気になる春の時期に特に頼りになる成分です。

👴 アミノ酸系保湿成分

グリシン、セリン、グルタミン酸などのアミノ酸は、肌のNMF(天然保湿因子)の主成分です。肌本来の保湿成分に近い構造を持つため、肌なじみがよく、刺激が少ない保湿剤として化粧水に配合されます。

🔍 6. 避けたほうが良い成分・配合

化粧水を選ぶ際には、「何が入っているか」だけでなく「何が入っていないか」も大切なポイントです。春の敏感になりやすい肌には、特に以下の成分に注意が必要です。

🔸 アルコール(エタノール)

化粧水にアルコールが含まれていると、使用後のさっぱり感や清涼感を得やすい反面、肌の水分を奪って乾燥を促進させることがあります。また、アルコールに対して肌が敏感に反応し、赤みやかゆみが出る方もいます。春の敏感な肌には、アルコールフリーの製品を選ぶとより安心です。

💧 香料

香料はアレルギーや接触性皮膚炎の原因となることがあります。特に花粉症で免疫が過剰に反応しやすい時期は、香料による肌荒れが起きやすいため、無香料の化粧水を選ぶとよいでしょう。

✨ 着色料

化粧水の色を美しく見せるための合成着色料は、肌への効果とは無関係であるうえ、アレルギー反応を起こすことがある成分です。敏感肌や肌荒れ中の肌への使用は避けるのが無難です。

📌 刺激になりやすい防腐剤

化粧水の品質を保つために防腐剤は必要ですが、一部の防腐剤は敏感肌への刺激になることがあります。成分表示に「メチルイソチアゾリノン」や「MIT」と記載されているものは、欧州では使用制限がかかっている成分であり、敏感肌の方はなるべく避けるほうが安全です。一方でパラベン類は、適切な濃度であればリスクは低いとされており、過度に排除する必要はありませんが、肌が敏感な時期にはパラベンフリーの製品を選ぶのも一つの考え方です。

📝 7. 化粧水の正しい使い方と春のスキンケアルーティン

どんなに良い化粧水を選んでも、使い方が間違っていると十分な効果が得られません。春のスキンケアにおける化粧水の正しい使い方と、おすすめのルーティンをご紹介します。

▶️ 洗顔後はすぐに化粧水をつける

洗顔後は肌の水分が急速に蒸発しやすい状態にあります。目安として洗顔後1分以内に化粧水をつけることが推奨されています。時間が経てば経つほど肌が乾燥するため、洗顔直後のタイミングを逃さないようにしましょう。

🔹 手のひらでやさしく押し込む

化粧水は手のひらに適量を取り、顔全体にやさしく押し込むように塗布するのが基本です。コットンを使う場合は、コットンに十分量をしみ込ませて、肌をこすらずにそっと押し当てるようにしましょう。肌を引っ張ったりこすったりすることは、春に過敏になっている肌へのダメージになるため注意が必要です。

📍 化粧水は「重ねづけ」が効果的な場合も

特に乾燥が気になる時期は、同じ化粧水を2〜3回に分けて重ねづけすることで、より高い保湿効果が得られることがあります。1回に多量をつけるよりも、少量を複数回に分けてなじませるほうが、角質層への浸透を助けるとされています。ただし、重ねる際も1回ごとにしっかり肌になじませてから次の層をつけることがポイントです。

💫 春のスキンケアルーティンの例

春のスキンケアは「クレンジング(夜のみ)→ 洗顔 → 化粧水 → 乳液またはジェルクリーム → 日焼け止め(朝のみ)」という流れが基本になります。化粧水は保湿の基礎となるステップであり、その後に乳液やクリームで蓋をすることで、化粧水で補給した水分を逃がさないようにできます。

朝のスキンケアでは、日焼け止めを最後に塗ることを忘れずに行いましょう。春は紫外線量が増加する時期であり、曇りの日でも紫外線は降り注いでいます。SPF30以上の日焼け止めを習慣的に使用することが、シミ・くすみ予防の基本になります。

🦠 季節の変わり目は化粧水のテクスチャーを段階的に変える

冬から春への移行期は、急に化粧水を変えると肌が反応しやすいことがあります。例えば、2月から3月にかけては冬用の化粧水を使い続けながら、3月下旬から4月にかけて春用の軽めのものに切り替えるといった段階的な変更が、肌への負担を減らすうえで有効です。新しい化粧水を使い始める際は、最初の1〜2週間は肌の反応を観察しながら使用することをおすすめします。

👴 生活習慣の見直しも大切

化粧水の選び方・使い方と合わせて、生活習慣も肌に影響を与えます。春は新生活が始まり、睡眠不足や食生活の乱れが生じやすい時期でもあります。睡眠中は肌の修復が行われるため、十分な睡眠をとることが肌の健康に直結します。また、ビタミンCやビタミンE、亜鉛などを含む食事を意識することで、肌の代謝や抗酸化作用をサポートできます。

💡 8. 市販品では対応しにくい場合のクリニック活用法

セルフケアで春の肌トラブルが改善されない場合や、市販の化粧水では物足りないと感じる場合は、美容皮膚科や皮膚科への相談も選択肢として考えてみましょう。

🔸 肌悩みが深刻な場合は皮膚科へ

花粉によるかゆみや赤みがひどい場合、ニキビが悪化している場合、シミが増えて気になる場合など、市販品では対応しにくい症状は皮膚科や美容皮膚科でプロの診断を受けることが最も確実な方法です。皮膚科では保険診療のもとで炎症や湿疹の治療を行い、美容皮膚科ではよりきめ細かなスキンケアの提案や、医療グレードの化粧品(コスメディカル)の処方を受けることができます。

💧 処方化粧水・美容医療の活用

美容皮膚科では、肌の状態を診断したうえで処方される医療用スキンケアアイテムの提供を受けられます。例えば、レチノールやトレチノイン、高濃度ビタミンC製剤などは一般の市販化粧品には配合できない成分であり、より高い効果が期待できます。また、肌の根本的な状態を改善するためのレーザー治療、光治療(IPL)、ケミカルピーリングなどの美容医療を組み合わせることで、春の肌トラブルを効率よく解決できることがあります。

アイシークリニック東京院では、患者様一人ひとりの肌状態や悩みに合わせたスキンケアカウンセリングや、医療グレードの治療・ケア提案を行っています。春の肌の変化が気になる方や、セルフケアでは限界を感じている方は、まず専門家への相談から始めてみるとよいでしょう。

✨ 自分の肌タイプを正確に知ることの重要性

化粧水選びで迷う原因の一つは、自分の肌タイプを正確に把握できていないことです。美容皮膚科では肌の水分量・皮脂量を測定する機器を用いて客観的な肌状態の把握ができます。「乾燥肌と思っていたら実は混合肌だった」「脂性肌と思っていたらインナードライだった」といったケースも多く、正確な肌タイプの診断を受けることで、適切な化粧水選びに役立てることができます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、春になると「化粧水を変えたのに肌の調子が良くならない」というご相談が増える傾向にあります。花粉・紫外線・寒暖差が重なるこの時期は、単に保湿力の高い化粧水を選ぶだけでなく、ご自身の肌タイプと季節の変化を両方考慮したケアが重要です。セルフケアで改善が見られない場合は、肌の水分量や皮脂量を客観的に測定したうえで適切なアドバイスができますので、どうぞお気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

春に肌が不安定になりやすいのはなぜですか?

春は花粉の飛散、気温・湿度の急激な変化、紫外線量の増加など、肌を取り巻く環境が一気に変化する季節です。冬の乾燥で疲弊した肌のバリア機能が、こうした複合的な外部刺激に対応しきれなくなることが主な原因です。そのため、春は一年の中でも特に肌トラブルが起きやすい時期といえます。

インナードライとは何ですか?春にどう対処すればいいですか?

インナードライとは、肌の表面は皮脂でテカっているのに、内部では水分が不足している状態のことです。春は皮脂分泌が活発になる一方で角質層の水分保持能力が低下しやすいため、インナードライになりやすい時期です。ヒアルロン酸やグリセリン配合の化粧水で水分を補給した後、軽めの乳液で油分をプラスする2ステップケアが効果的です。

花粉による肌荒れには、どんな化粧水を選べばよいですか?

花粉による肌荒れには、セラミド配合でバリア機能をサポートするものや、グリチルリチン酸二カリウム・アラントインなどの抗炎症成分を含む「薬用(医薬部外品)」化粧水がおすすめです。また、香料・アルコール・刺激になりやすい防腐剤が少ないシンプルな処方のものを選ぶことで、春の敏感な肌への負担を軽減できます。

化粧水はいつ・どのように使うのが正しいですか?

洗顔後は肌の水分が急速に蒸発するため、洗顔後1分以内に化粧水をつけることが推奨されています。手のひらに適量を取り、顔全体にやさしく押し込むように塗布しましょう。乾燥が気になる場合は少量を複数回に分けて重ねづけするのも効果的です。その後、乳液やクリームで水分に蓋をすることで保湿効果が持続します。

市販の化粧水で改善しない場合、クリニックではどんなサポートが受けられますか?

アイシークリニックでは、肌の水分量・皮脂量を機器で測定し、客観的な肌タイプの診断に基づいたスキンケアカウンセリングを行っています。市販品には配合できない高濃度ビタミンC製剤やレチノールなど医療グレードのアイテムの処方のほか、レーザー治療や光治療(IPL)、ケミカルピーリングといった美容医療との組み合わせにより、春の肌トラブルを効率よくケアすることが可能です。

📌 まとめ

春の化粧水選びは、自分の肌悩みと春特有の環境変化(花粉・紫外線・寒暖差・乾燥など)の両方を理解したうえで行うことが大切です。

乾燥やインナードライが気になる方はヒアルロン酸やセラミド、グリセリンなどの保湿成分を重視し、花粉による肌荒れが気になる方はセラミドや抗炎症成分配合のシンプルな処方のものを、ニキビや毛穴の詰まりが気になる方はノンコメドジェニック処方でナイアシンアミドやサリチル酸が含まれるもの、シミ・くすみが気になる方は美白有効成分(トラネキサム酸・アルブチンなど)を含む薬用化粧水を選ぶとよいでしょう。

また、どんなに良い化粧水を選んでも、正しいタイミング・方法で使わなければ効果は発揮されません。洗顔後すぐに化粧水をつけ、やさしく押し込むように塗布し、乳液やクリームで蓋をするという基本的なルーティンを守ることが、春の肌を健やかに保つ第一歩になります。

市販品でのケアに限界を感じたり、肌トラブルが改善されない場合は、ぜひ美容皮膚科や皮膚科での専門的なカウンセリングを受けることを検討してみてください。正しい知識と適切なケアの組み合わせで、春の肌悩みを少しでも軽減できるよう取り組んでいきましょう。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 皮膚のバリア機能・セラミドの役割・花粉皮膚炎・接触性皮膚炎など、春の肌トラブルに関連する皮膚科学的な根拠情報
  • 厚生労働省 – 医薬部外品(薬用化粧水)における美白有効成分(アルブチン・トラネキサム酸・コウジ酸)の承認基準や化粧品成分規制に関する公式情報
  • PubMed – ナイアシンアミドのバリア機能強化・皮脂抑制・抗炎症効果、ヒアルロン酸・セラミドの保湿メカニズムに関する査読済み臨床研究文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
PAGE TOP
電話予約
0120-140-144
1分で入力完了
簡単Web予約