ミラドライ治療を受けた後、多くの方が経験するのが脇の腫れです。「いつまで続くのか」「正常な範囲なのか」「どう対処すればいいのか」といった不安を感じる方は少なくありません。ミラドライは切らない治療法として注目を集めていますが、マイクロ波を照射するため、治療後には炎症反応による腫れが生じます。この記事では、ミラドライ後の腫れの期間や症状、効果的な対処法について、アイシークリニック東京院の医師が詳しく解説いたします。

目次
- ミラドライ後の腫れはなぜ起こるのか
- ミラドライの腫れの期間と変化
- 腫れの症状と程度の個人差
- ミラドライ後の腫れを和らげる対処法
- 腫れ以外の副作用と注意すべき症状
- 腫れが長引く場合の原因と対処法
- ミラドライ後の日常生活での注意点
- アフターケアの重要性
この記事のポイント
ミラドライ後の腫れは治療後1〜3日がピークで、1週間で見た目が改善し、2〜4週間で概ね消失する。冷却・安静・抗炎症薬が有効で、発熱や4週間以上の腫れ継続は要受診。
🎯 ミラドライ後の腫れはなぜ起こるのか
ミラドライ治療後に生じる腫れは、治療の仕組みを理解することで納得できます。ミラドライは、マイクロ波という電磁波を皮膚の深部に照射し、汗腺を熱によって破壊する治療法です。この過程で組織に熱ダメージが加わるため、体の自然な反応として炎症が起こり、腫れが生じます。
マイクロ波の照射により、皮下組織は約60〜70度の高温にさらされます。この熱エネルギーがアポクリン汗腺やエクリン汗腺を破壊する際、周辺組織にも影響を与えるため、炎症反応が起こります。炎症は、損傷を受けた組織を修復するための生体防御反応であり、血流の増加、血管透過性の亢進、白血球の集積などが生じます。
ミラドライの仕組みと原理について詳しく理解することで、なぜ腫れが生じるのかがより明確になります。治療中は皮膚表面を冷却しながら照射を行うため、表皮への熱ダメージは最小限に抑えられますが、皮下の汗腺周辺では確実に熱による組織変化が起こっています。
この炎症反応は治療の効果を示すサインでもあります。腫れや熱感、軽い痛みなどの症状は、汗腺が適切に破壊され、組織の修復過程が正常に進行していることを意味します。そのため、ある程度の腫れは予期される正常な反応と考えることができます。
ただし、腫れの程度には個人差があります。皮膚の厚さ、血流の状態、炎症反応の強さ、治療時の出力設定などによって、腫れの程度や持続期間は変わってきます。また、治療を受ける方の年齢や体質、持病の有無なども影響する要因となります。
Q. ミラドライ後の腫れはなぜ起こるのか?
ミラドライはマイクロ波を照射して汗腺を熱で破壊する治療法です。皮下組織が約60〜70度の高温にさらされることで炎症反応が起こり、腫れが生じます。この腫れは体の正常な防御反応であり、汗腺が適切に破壊され組織修復が進んでいるサインでもあります。
📋 ミラドライの腫れの期間と変化
ミラドライ治療後の腫れには、一般的な経過があります。多くの場合、治療直後から腫れが始まり、数日から数週間かけて徐々に軽減していきます。具体的な期間と変化の過程について詳しく見ていきましょう。
🦠 治療当日(0日目)
ミラドライ治療直後は、照射部位に軽度から中等度の腫れが見られます。この時点では、まだ麻酔の効果が残っているため、痛みはそれほど感じませんが、視覚的に腫れを確認できることがあります。皮膚表面は正常に見えても、皮下組織では炎症反応が始まっています。
治療当日は、腫れよりも熱感を感じる方が多い傾向があります。これは、マイクロ波による熱エネルギーの影響で、組織温度が上昇しているためです。適切な冷却を行うことで、不快感を軽減できます。
👴 治療翌日〜3日目
治療後1〜3日目にかけて、腫れが最も強くなる時期です。麻酔の効果が完全に切れるため、腫れとともに軽い痛みやつっぱり感を感じる方も多くなります。この時期の腫れは、炎症反応がピークに達していることを示しています。
腫れの程度は、脇の下がふくらんで見えたり、腕を下ろしたときに違和感を感じたりする程度です。日常生活に大きな支障をきたすほどの腫れではありませんが、タイトな衣服を着用すると不快感を感じることがあります。
🔸 治療後4日目〜1週間
治療後4日目頃から、腫れは徐々に軽減し始めます。ピーク時と比較すると明らかな改善が見られ、日常生活での不便さも軽減されます。この時期になると、腫れよりもむしろ、治療部位の感覚の変化を感じる方が多くなります。
1週間経過する頃には、見た目にはほとんど腫れが目立たなくなります。ただし、触診すると軽度のかたさや厚みを感じることがあります。これは、組織の修復過程で一時的に形成される瘢痕組織によるものです。
💧 治療後2〜4週間
治療後2〜4週間の間に、腫れはほぼ完全に消失します。この時期には、ミラドライの効果を実感し始める方も多くなります。組織の修復が進み、破壊された汗腺の部位では新しい結合組織が形成されています。
4週間を過ぎても軽度の腫れが残る場合がありますが、これは個人差の範囲内です。ただし、明らかな腫れが4週間以上続く場合は、感染や他の合併症の可能性もあるため、医療機関での診察を受けることをお勧めします。
✨ 治療後1〜3ヶ月
治療後1〜3ヶ月の間に、組織の修復は完全に完了します。この時期になると、腫れは完全に消失し、治療部位の状態は安定します。一部の方では、治療部位の皮膚に軽度の色素沈着や質感の変化が見られることがありますが、これらも時間とともに改善していきます。
Q. ミラドライ後の腫れのピークと回復期間は?
ミラドライ治療後の腫れは、治療後1〜3日目にピークを迎えます。4日目頃から徐々に軽減し始め、1週間程度で見た目にはほとんど目立たなくなります。その後2〜4週間で腫れはほぼ完全に消失し、組織の修復が完全に完了するのは治療後1〜3ヶ月が目安です。
💊 腫れの症状と程度の個人差
ミラドライ治療後の腫れには、大きな個人差があります。同じ治療を受けても、腫れの程度や持続期間は人によって異なります。この個人差を生じさせる要因について詳しく説明します。
📌 軽度の腫れの特徴
軽度の腫れの場合、治療部位に軽いふくらみを感じる程度で、見た目にはほとんど変化がありません。触ってみると少し厚みを感じる程度で、日常生活に支障をきたすことはありません。このような軽度の腫れは、通常2〜3日でピークを迎え、1週間以内にほぼ消失します。
軽度の腫れを示す方の特徴として、皮膚が薄い、血流が良い、炎症反応が穏やかである、などが挙げられます。また、治療時の出力設定が控えめだった場合や、治療範囲が限定的だった場合も軽度の腫れにとどまることがあります。
▶️ 中等度の腫れの特徴
中等度の腫れでは、治療部位に明らかなふくらみが見られ、脇の下の形が変わって見えることがあります。腕を下ろしたときに圧迫感や違和感を感じ、タイトな衣服を着用すると不快感があります。この程度の腫れは、治療後3〜5日でピークを迎え、2〜3週間かけて徐々に軽減していきます。
中等度の腫れは最も一般的なパターンで、多くの患者さんが経験する程度です。この程度であれば、適切なケアを行うことで問題なく改善していきます。
🔹 重度の腫れの特徴
重度の腫れでは、脇の下が著明に膨隆し、腕の動きに制限を感じることがあります。見た目にも明らかな変化があり、衣服の着脱に支障をきたすことがあります。このような重度の腫れは比較的稀ですが、発生した場合は1週間程度でピークを迎え、完全な改善には4〜6週間を要することがあります。
重度の腫れが生じやすい方の特徴として、皮膚が厚い、炎症反応が強い、治療範囲が広範囲である、出力設定が高い、などが挙げられます。また、アレルギー体質の方や、過去に同部位で炎症を起こしたことがある方も、強い腫れを示すことがあります。
📍 腫れに影響する要因
腫れの程度に影響する要因は多岐にわたります。年齢では、若い方ほど炎症反応が強く、腫れも強くなる傾向があります。一方、高齢の方は炎症反応が穏やかで、腫れも軽度になることが多いです。
体質的な要因として、皮膚の厚さ、血流の状態、炎症反応の個人差などがあります。また、治療時の条件として、照射出力、治療範囲、照射回数なども腫れの程度を左右します。さらに、治療前の皮膚の状態、感染の有無、使用する薬剤への反応なども影響する可能性があります。
🏥 ミラドライ後の腫れを和らげる対処法
ミラドライ治療後の腫れは避けられない症状ですが、適切な対処法を行うことで症状を軽減し、回復を早めることができます。以下に効果的な対処法を詳しく説明します。
💫 冷却療法の実施
治療直後から48時間程度は、定期的な冷却が腫れの軽減に効果的です。氷嚢や保冷剤をタオルで包み、治療部位に15〜20分間あてがいます。1時間に1〜2回程度の頻度で行うことで、炎症を抑制し、腫れの進行を防ぐことができます。
冷却の際は、直接氷を肌に当てないよう注意が必要です。凍傷のリスクがあるため、必ずタオルやガーゼで包んでから使用してください。また、冷却しすぎると血流が悪くなり、かえって治癒が遅れる可能性があるため、適度な冷却を心がけましょう。
🦠 適切な薬物療法
腫れや炎症を抑制するために、医師から処方される抗炎症薬の服用が有効です。一般的には、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が処方されます。これらの薬剤は炎症を抑制し、痛みと腫れの両方を軽減する効果があります。
薬剤の服用は、医師の指示に従って適切な用法・用量で行うことが重要です。自己判断で薬剤を変更したり、用量を調整したりすることは避けましょう。また、胃腸障害などの副作用に注意し、異常を感じた場合は速やかに医師に相談してください。
👴 圧迫とサポート
適度な圧迫は、腫れの軽減と安定に効果的です。医療用の弾性包帯やサポーターを使用し、治療部位を軽く圧迫することで、余分な体液の貯留を防ぎ、腫れの進行を抑制できます。ただし、強すぎる圧迫は血流を阻害するため、適度な圧迫力を保つことが重要です。
圧迫は24〜48時間程度継続し、その後は徐々に緩めていきます。就寝時は圧迫を緩めるか、完全に外すことをお勧めします。圧迫による皮膚の刺激やかぶれを防ぐため、清潔な材料を使用し、定期的に交換することも大切です。
🔸 安静と生活習慣の調整
治療後数日間は、激しい運動や重労働を避け、安静を保つことが重要です。過度な活動は血流を促進し、腫れを悪化させる可能性があります。また、腕を上げる動作を避け、治療部位への物理的な刺激を最小限に抑えることも効果的です。
睡眠時は、上半身をやや高くして眠ることで、重力の作用により体液の貯留を軽減できます。枕を複数使用したり、ベッドの頭部を高くしたりして、快適な体位を見つけましょう。
💧 水分摂取と栄養管理
適切な水分摂取は、組織の修復を促進し、老廃物の排出を助けます。1日に1.5〜2リットル程度の水分を摂取することをお勧めします。ただし、一度に大量の水分を摂取するのではなく、こまめに少量ずつ摂取することが効果的です。
栄養面では、タンパク質、ビタミンC、亜鉛などの組織修復に必要な栄養素を積極的に摂取しましょう。これらの栄養素は、コラーゲンの合成や細胞の再生を促進し、治癒を早める効果があります。
Q. ミラドライ後に緊急受診が必要な症状は何か?
38度以上の発熱を伴う腫れの急激な悪化、膿や悪臭を伴う分泌物、腕や手の運動・感覚麻痺、硬い腫瘤が触れるほどの著明な血腫形成などが現れた場合は、感染症や神経損傷などの合併症が疑われます。このような症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。
⚠️ 腫れ以外の副作用と注意すべき症状
ミラドライ治療では腫れ以外にも様々な副作用が生じる可能性があります。これらの症状を理解し、適切に対処することで、安全に治療を受けることができます。
✨ 一般的な副作用
ミラドライ治療後によく見られる副作用として、痛みや違和感があります。これは治療部位の組織損傷に伴う炎症反応によるもので、通常は数日から1週間程度で軽減します。痛みの程度は個人差がありますが、日常生活に大きな支障をきたすほど強いものではありません。
感覚の変化も一般的な副作用の一つです。治療部位の皮膚に軽いしびれや感覚の鈍化を感じることがあります。これは、マイクロ波の照射により末梢神経に軽度の影響が生じるためです。多くの場合、数週間から数ヶ月で正常に戻ります。
皮膚の色素変化も起こりうる副作用です。治療部位に一時的な色素沈着や色素脱失が生じることがありますが、通常は時間とともに改善します。ただし、完全に元の状態に戻るまでには数ヶ月を要することもあります。
📌 稀に起こる副作用
稀ではありますが、より重篤な副作用が生じる可能性もあります。感染症は最も注意すべき合併症の一つです。治療部位に細菌が侵入し、炎症が悪化することがあります。感染症の兆候として、発熱、著明な腫れの悪化、膿の排出、強い痛みなどがあります。
神経損傷も稀に起こりうる副作用です。腋窩部には重要な神経が通っているため、過度の熱エネルギーにより神経が損傷される可能性があります。この場合、腕や手の運動麻痺や感覚麻痺が生じることがあります。
血管損傷による血腫形成も起こりうる合併症です。治療部位に血液が貯留し、大きな腫れや痛みを生じることがあります。大きな血腫の場合は、ドレナージ(排液)が必要になることもあります。
▶️ 緊急受診が必要な症状
以下のような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。
発熱を伴う腫れの悪化は感染症の疑いがあります。38度以上の発熱があり、治療部位の腫れが急激に悪化している場合は、細菌感染の可能性が高いため緊急の治療が必要です。
膿や悪臭を伴う分泌物が見られる場合も感染症を示唆する重要な症状です。正常な治癒過程では、このような分泌物は見られません。
腕や手の運動麻痺、感覚麻痺が生じた場合は、神経損傷の可能性があります。この症状は治療の効果とは無関係の合併症であり、早期の対処が必要です。
著明な血腫形成により、治療部位に硬い腫瘤が触れる場合も医師の診察を受けるべきです。自然に吸収されない大きな血腫は、感染のリスクを高める可能性があります。
Q. ミラドライ後に腫れを長引かせないコツは?
アイシークリニックでは、治療後48時間は1時間に1〜2回・15〜20分の冷却、医師処方の抗炎症薬の正しい服用、ゆったりした衣服の着用、1週間程度の激しい運動の回避を推奨しています。清潔を保ち上半身をやや高くして眠ることも、腫れの早期改善に効果的です。
🔍 腫れが長引く場合の原因と対処法
通常、ミラドライ治療後の腫れは2〜4週間で改善しますが、時として腫れが長引くことがあります。長引く腫れの原因を理解し、適切に対処することが重要です。
🔹 腫れが長引く主な原因
感染症は腫れが長引く最も重要な原因の一つです。細菌感染により炎症が持続し、正常な治癒過程が阻害されます。感染症による腫れは通常の炎症反応よりも強く、発熱や痛みを伴うことが多いです。
リンパ管の損傷や機能不全も腫れを長引かせる原因となります。リンパ管は組織液の排出を担っているため、その機能が低下すると体液の貯留が続き、腫れが改善しません。
瘢痕組織の過剰形成も考慮すべき原因です。治癒過程で異常に多くの瘢痕組織が形成されると、その部位が硬く腫れて見えることがあります。これは体質的な要因が強く、予測が困難な合併症です。
アレルギー反応による慢性炎症も腫れを長引かせる要因となります。治療に使用する薬剤や材料に対するアレルギー反応により、炎症が持続することがあります。
📍 長引く腫れへの対処法
まず、感染症の有無を確認することが重要です。発熱、膿の排出、強い痛みなどの症状がある場合は、細菌培養検査や血液検査を行い、必要に応じて抗生物質の投与を検討します。
リンパドレナージュマッサージも効果的な対処法の一つです。専門の手技により、リンパ液の流れを改善し、体液の貯留を軽減できます。ただし、感染症が疑われる場合は、マッサージは控える必要があります。
ステロイド薬の局所投与も選択肢の一つです。炎症を強力に抑制し、瘢痕組織の形成を抑える効果があります。ただし、感染症がある場合は使用できないため、慎重な判断が必要です。
理学療法も有効な治療法です。超音波療法や電気刺激療法により、組織の代謝を促進し、炎症の軽減と治癒の促進を図ることができます。
💫 予防策
腫れを長引かせないための予防策として、治療後の適切なケアが重要です。清潔を保つこと、過度な刺激を避けること、医師の指示に従った薬剤の使用などが基本となります。
また、治療前の体調管理も重要です。免疫力が低下している状態では感染のリスクが高まるため、十分な睡眠と栄養摂取を心がけ、体調を整えてから治療を受けることをお勧めします。
📝 ミラドライ後の日常生活での注意点
ミラドライ治療後の腫れを最小限に抑え、快適に過ごすためには、日常生活での注意点を理解し、実践することが重要です。
🦠 衣服の選択
治療後しばらくは、ゆったりとした衣服を選ぶことをお勧めします。タイトな衣服は治療部位を圧迫し、腫れや痛みを悪化させる可能性があります。また、化繊素材よりも綿などの天然素材を選ぶことで、皮膚への刺激を軽減できます。
下着についても同様の配慮が必要です。ワイヤー入りのブラジャーは治療部位を圧迫する可能性があるため、ソフトタイプのブラジャーやスポーツブラを使用することをお勧めします。
👴 入浴とシャワー
治療当日はシャワーの使用は控え、可能であれば清拭程度にとどめることをお勧めします。翌日以降はシャワーの使用が可能ですが、治療部位を強くこすることは避けましょう。
入浴については、治療後2〜3日は控えることをお勧めします。長時間の入浴は血流を促進し、腫れを悪化させる可能性があります。入浴を再開する際も、湯温は38〜40度程度に設定し、長時間の入浴は避けてください。
🔸 運動と活動制限
治療後1週間程度は、激しい運動や重労働を避けることが重要です。過度な活動は血流を促進し、腫れや炎症を悪化させる可能性があります。特に、腕を大きく動かす運動や、治療部位に負荷がかかる動作は控えましょう。
日常生活での軽い活動は問題ありませんが、重い物を持ち上げたり、腕を頭上に上げたりする動作は最小限に抑えてください。職業上、これらの動作が避けられない場合は、治療のタイミングを調整することも考慮しましょう。
💧 睡眠時の体位
睡眠時は、上半身をやや高くして眠ることで、腫れの軽減に効果があります。枕を複数使用したり、ベッドの頭部を高くしたりして、快適な体位を見つけましょう。
横向きで眠る場合は、治療を受けた側を下にしないよう注意してください。圧迫により腫れが悪化したり、痛みが増強したりする可能性があります。
✨ スキンケアと清潔の維持
治療部位の清潔を保つことは、感染予防の観点から非常に重要です。1日1回は優しく洗浄し、清潔なタオルで水分を拭き取ってください。ただし、強くこすったり、刺激の強い石鹸を使用したりすることは避けましょう。
保湿も重要なケアの一つです。治療後の皮膚は乾燥しやすくなるため、低刺激性の保湿剤を使用して適度な潤いを保ってください。ただし、治療直後は医師の指示に従い、特定の外用薬が処方されている場合はその使用を優先してください。
💡 アフターケアの重要性
ミラドライ治療の成功は、治療そのものだけでなく、治療後のアフターケアにも大きく依存します。適切なアフターケアを行うことで、腫れを最小限に抑え、合併症を予防し、最良の治療結果を得ることができます。
📌 定期的な経過観察
治療後は定期的に医師の診察を受けることが重要です。通常は治療後1週間、1ヶ月、3ヶ月のタイミングで経過観察を行います。この際、腫れの程度、痛みの状況、感染の兆候、治療効果などを総合的に評価します。
経過観察では、患者さんの主観的な症状だけでなく、客観的な所見も重要です。視診、触診、必要に応じて超音波検査なども行い、治癒の進行状況を正確に把握します。
▶️ 適切な薬物管理
処方された薬剤は、医師の指示に従って正しく使用することが重要です。抗炎症薬は腫れと痛みの軽減に効果的ですが、胃腸障害などの副作用に注意が必要です。異常を感じた場合は、速やかに医師に相談してください。
抗生物質が処方された場合は、症状が改善しても指示された期間は継続して服用することが重要です。途中で中止すると、耐性菌の発生や感染の再燃のリスクがあります。
🔹 生活指導の遵守
医師から提供される生活指導を遵守することも、良好な治療結果を得るために不可欠です。活動制限、入浴制限、スキンケアなどの指導は、科学的根拠に基づいて提供されるため、患者さん自身の判断で変更することは避けましょう。
疑問や不安がある場合は、遠慮なく医師に相談することが重要です。適切なコミュニケーションにより、患者さんと医師が協力してより良い治療結果を目指すことができます。
📍 長期的なフォローアップ
ミラドライの効果は治療後徐々に現れるため、長期的なフォローアップが重要です。腫れが完全に改善した後も、定期的に治療効果を評価し、必要に応じて追加の対策を検討します。
また、稀に遅発性の合併症が生じることもあるため、治療後数ヶ月から1年程度は定期的な経過観察を継続することをお勧めします。この期間中に異常を感じた場合は、速やかに医師に相談してください。
アイシークリニック東京院では、ワキガ手術のダウンタイムも含めて、患者さんの状態に応じた適切なアフターケアを提供しています。ミラドライ治療を受けられる際は、治療前から治療後まで、総合的なサポートを受けることができます。
治療後1~3日目に腫れがピークとなり、1週間程度で見た目には目立たなくなります。完全に腫れが引くまでは2~4週間程度かかりますが、個人差があります。4週間以上腫れが続く場合は医師にご相談ください。
治療直後から48時間程度は定期的な冷却(15~20分間、1時間に1~2回)が効果的です。また、医師処方の抗炎症薬の服用、適度な圧迫、安静を保つことで腫れを軽減できます。上半身を少し高くして眠ることもおすすめです。
軽度から中等度の腫れは正常な反応です。脇の下にふくらみを感じたり、腕を下ろした時に違和感がある程度は問題ありません。ただし、発熱を伴う腫れの悪化、膿の排出、強い痛みがある場合は感染の可能性があるため、速やかに受診してください。
治療当日はシャワーも控え、清拭程度にとどめてください。翌日からシャワーは可能ですが、治療部位を強くこすらないよう注意が必要です。入浴は2~3日後から可能で、38~40度程度のぬるめの湯で長時間の入浴は避けてください。
1週間程度は激しい運動や重労働を避け、ゆったりした衣服を着用してください。タイトな下着は控え、治療部位の清潔を保つことが重要です。腕を大きく動かす動作や重い物を持つことは最小限に抑え、アイシークリニックの指示に従ってお過ごしください。
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 多汗症診療ガイドラインにおけるマイクロ波治療(ミラドライ)の治療効果と副作用に関する医学的見解、術後の炎症反応と経過に関する学会基準
- 日本美容外科学会 – 美容外科における非侵襲的治療の安全基準と合併症管理に関するガイドライン、ミラドライを含むエネルギーデバイス治療の適応と注意点
- 日本皮膚科学会 – 皮膚科専門医によるマイクロ波を用いた多汗症治療の標準的手技と術後管理、炎症反応のメカニズムと対処法に関する専門的知見
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院でミラドライ治療を受けられた患者様からも「いつまで腫れが続くのか」というご相談を多くいただきますが、記事で詳しく解説されているように、治療後1週間程度で見た目の腫れはかなり目立たなくなることがほとんどです。最近の傾向として、治療直後からの適切な冷却と安静を心がけていただくことで、約8割の患者様が想定よりも早期に腫れが軽減している印象があります。万が一、発熱を伴う腫れの悪化や4週間以上腫れが続く場合は、感染などの可能性もございますので、遠慮なくご相談いただければと思います。」
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務