WEB予約
料金表
アクセス

年末年始は忘年会や新年会、帰省など生活環境が大きく変わる時期です。この時期に「なぜか便秘になる」「お腹が張って苦しい」という経験をされる方は少なくありません。実は、年末年始には便秘を引き起こしやすい要因が複数重なるため、普段は快便の方でも便秘に悩まされることがあります。本記事では、年末年始に便秘になりやすい原因を詳しく解説するとともに、効果的な予防法や対処法についてもご紹介します。健やかに新年を迎えるために、ぜひ参考にしてください。


目次

  1. 年末年始に便秘が増える理由とは
  2. 年末年始の便秘を引き起こす7つの原因
  3. 便秘が身体に与える影響
  4. 年末年始の便秘を予防する方法
  5. 便秘になってしまったときの対処法
  6. 市販薬を使用する際の注意点
  7. 医療機関を受診すべきタイミング
  8. 年末年始明けに意識したい腸活習慣
  9. よくある質問
  10. まとめ

🎄 年末年始に便秘が増える理由とは

年末年始は1年の中でも特に生活環境が大きく変化する時期です。仕事納めから年始の休暇にかけて、普段とは異なる生活リズムになることで、身体のさまざまな機能に影響が出やすくなります。特に腸の働きは生活習慣と密接に関係しているため、この時期に便秘を訴える方が増加します。

便秘とは、一般的に以下のような状態を指します:

  • 排便回数が週3回未満
  • 排便時に強くいきむ必要がある
  • 残便感がある
  • 便が硬い

日本消化器病学会の定義では「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」とされています。

年末年始に便秘が増える背景には、複数の要因が重なり合っています。食生活の変化、運動量の低下、睡眠リズムの乱れ、ストレス、水分摂取量の減少など、これらが同時に起こることで腸の蠕動運動が低下し、便秘を引き起こしやすくなるのです。

また、年末年始は医療機関が休診となることも多く、便秘の症状があっても受診しにくい状況にあります。そのため、この時期を健康に過ごすためには、便秘の原因を理解し、予防に努めることが重要です。

🔍 年末年始の便秘を引き起こす7つの原因

年末年始に便秘になりやすい原因は多岐にわたります。ここでは、主な7つの原因について詳しく解説します。

🍽️ 食生活の乱れ

年末年始は忘年会や新年会、親戚との会食など、外食や宴会の機会が増える時期です。こうした場面では、揚げ物や肉料理など脂質の多い食事が中心になりがちで、野菜や食物繊維の摂取量が不足しやすくなります。

食物繊維は便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促進する重要な栄養素です。厚生労働省が定める食事摂取基準では、以下の摂取量が推奨されています:

  • 成人男性:1日21g以上
  • 成人女性:1日18g以上

しかし、年末年始の食事ではこの基準を下回ることが多くなります。

また、おせち料理にも注意が必要です。おせち料理は保存性を高めるために味付けが濃く、塩分や糖分が多い傾向にあります。塩分の過剰摂取は体内の水分バランスに影響を与え、便が硬くなる原因となることがあります。

🍺 アルコールの過剰摂取

忘年会や新年会でアルコールを摂取する機会が増えることも、便秘の原因となります。アルコールには利尿作用があり、体内の水分を排出させる働きがあります。その結果、腸内の水分も減少し、便が硬くなって排出しにくくなります。

さらに、アルコールは腸の蠕動運動にも影響を与えます。少量のアルコールは腸の動きを活発にすることがありますが、大量に摂取すると逆に腸の機能を低下させることがあります。また、アルコールの分解に肝臓が忙しくなることで、消化機能全体が低下することも便秘の一因となります。

🏃‍♂️ 運動不足

年末年始は寒さや休暇中のリラックスモードから、運動量が大幅に減少しがちです。普段は通勤や仕事で身体を動かしている方も、この時期は家でゴロゴロと過ごすことが多くなります。

運動は腸の蠕動運動を促進する重要な要素です。特に以下の運動が効果的です:

  • 腹筋を使う運動
  • ウォーキングなどの有酸素運動
  • 腸に適度な刺激を与えるストレッチ

運動不足になると腸の動きが鈍くなり、便が腸内に長時間とどまることで水分が過剰に吸収され、硬い便になりやすくなります。また、運動不足は血行不良にもつながり、腸への血流が低下すると、腸の機能も低下するため、便秘を引き起こしやすくなります。

😴 睡眠リズムの乱れ

年末年始は夜更かしや朝寝坊など、睡眠リズムが乱れやすい時期です。紅白歌合戦を見て夜更かししたり、初詣で深夜まで起きていたり、普段とは異なる生活パターンになることが多いでしょう。

腸の蠕動運動は自律神経によってコントロールされており、自律神経は体内時計と密接に関係しています。睡眠リズムが乱れると自律神経のバランスが崩れ、副交感神経が優位になる時間帯が減少します。副交感神経は腸の動きを活発にする働きがあるため、そのバランスが乱れると便秘につながりやすくなります。

また、朝の排便習慣も重要です。朝食後は胃腸反射により腸が活発に動く時間帯ですが、朝寝坊をしてこの時間帯を逃すと、排便のリズムが崩れてしまいます。

高桑康太 医師・当院治療責任者

年末年始の便秘は複数の要因が重なることで起こります。特に自律神経のバランスが乱れやすい時期ですので、規則正しい生活リズムを心がけることが重要です。また、水分摂取と食物繊維の摂取を意識的に行い、適度な運動を取り入れることで予防効果が期待できます。

💧 水分摂取量の減少

冬場は夏に比べて喉の渇きを感じにくいため、水分摂取量が自然と減少します。さらに、暖房の効いた室内で過ごすことが多くなり、知らず知らずのうちに身体が乾燥していることがあります。

水分は便を軟らかく保つために不可欠です。水分摂取量が不足すると、腸が便から水分を過剰に吸収してしまい、便が硬くなって排出しにくくなります。

推奨される水分摂取量:

  • 成人:1日約2リットル
  • 年末年始はこの基準を下回ることが多い
  • アルコールやカフェイン飲料は利尿作用があるため注意

お茶やコーヒー、アルコール以外に、水やカフェインの少ない飲み物を意識的に摂取することが重要です。

😰 ストレスと緊張

年末は仕事の追い込みや大掃除、年賀状の準備など、やるべきことが多く忙しい時期です。一方、お正月は普段会わない親戚との付き合いや、実家でのストレスを感じる方もいらっしゃいます。こうしたストレスや緊張は、腸の働きに大きな影響を与えます。

腸と脳は「腸脳相関」と呼ばれる密接な関係にあり、ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れ、腸の動きが低下することがあります。緊張状態が続くと交感神経が優位になり、腸の蠕動運動が抑制されて便秘になりやすくなります。

また、環境の変化によるストレスも便秘の原因となります。帰省先では自宅とは異なるトイレ環境になるため、リラックスして排便できないこともあります。

🚽 排便習慣の乱れ

年末年始は生活リズム全体が乱れることで、排便習慣も乱れがちです。普段は毎朝決まった時間にトイレに行く習慣がある方でも、休暇中は起床時間がずれることで排便のタイミングを逃してしまうことがあります。

便意を感じたときに我慢することも、便秘の原因となります。帰省先や旅行先では恥ずかしさから排便を我慢してしまうことがありますが、これを繰り返すと直腸の感覚が鈍くなり、便意を感じにくくなります。これは「直腸性便秘」と呼ばれる状態につながることがあります。

また、長時間の移動中にトイレに行きにくい状況が続くことも、排便習慣の乱れにつながります。新幹線や飛行機、車での移動中は自由にトイレに行けないことがあり、便意を我慢することになりがちです。

⚠️ 便秘が身体に与える影響

便秘は単にお腹が張って不快なだけでなく、身体全体にさまざまな影響を及ぼします。便秘の状態が続くと、どのような問題が生じるのかを理解しておくことが大切です。

💨 腹部の不快感と膨満感

便秘になると、腸内に便やガスがたまり、腹部の膨満感や不快感を感じます。以下のような症状が現れます:

  • お腹が張って苦しい
  • 重苦しい感じ
  • 食欲の低下
  • ガスの発生増加

また、便が腸内に長時間とどまることで、腸内細菌のバランスが乱れ、悪玉菌が増殖しやすくなります。悪玉菌は腸内でガスを発生させるため、さらに膨満感が強くなることがあります。

🌟 肌荒れや吹き出物

腸内環境の悪化は、肌の状態にも影響を与えます。便秘によって腸内に有害物質がたまると、それが血液を通じて全身に回り、肌荒れや吹き出物の原因となることがあります。

腸と肌の関係は「腸肌相関」とも呼ばれ、腸内環境を整えることが美肌につながるとされています。年末年始の便秘が長引くと、肌のトラブルとして現れることがあるため注意が必要です。

😴 倦怠感や疲労感

便秘の状態が続くと、全身の倦怠感や疲労感を感じることがあります。これは腸内に有害物質がたまることで、身体に余計な負担がかかるためです。また、腸の不調は自律神経のバランスにも影響を与え、だるさや疲れやすさにつながることがあります。

🩸 痔や裂肛のリスク

便秘によって便が硬くなると、排便時に強くいきむ必要があります。これを繰り返すと、以下のリスクが高まります:

  • 痔核(いぼ痔)
  • 裂肛(切れ痔)
  • 肛門周囲の傷や出血
  • 痛みや不快感

特に年末年始は寒さで血行が悪くなりやすく、痔のリスクがさらに高まる時期でもあります。一度痔になると、痛みを恐れて排便を我慢するようになり、さらに便秘が悪化する悪循環に陥ることがあります。

🛡️ 免疫力の低下

腸は免疫機能の重要な役割を担っており、体内の免疫細胞の約70%が腸に存在するといわれています。便秘によって腸内環境が悪化すると、免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなることがあります。

年末年始は感染症が流行しやすい時期でもあるため、便秘を予防して腸内環境を整えることは、感染症予防の観点からも重要です。

🛡️ 年末年始の便秘を予防する方法

年末年始に便秘にならないためには、日頃から予防を意識することが大切です。ここでは、効果的な予防法をご紹介します。

🥗 食物繊維を意識的に摂取する

宴会やおせち料理で食物繊維が不足しがちな年末年始は、意識的に野菜や果物、海藻類、きのこ類を取り入れることが重要です。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、両方をバランスよく摂取することが望ましいです。

水溶性食物繊維(便を軟らかくする):

  • 海藻類
  • 果物
  • こんにゃく
  • オクラ

不溶性食物繊維(便のかさを増やす):

  • 野菜
  • きのこ
  • 豆類
  • 穀類

おせち料理の中でも、ごぼうや里芋、黒豆、なますなどは食物繊維が比較的多い食材です。また、お雑煮に野菜をたっぷり入れるなどの工夫も効果的です。

🦠 発酵食品を取り入れる

発酵食品には腸内の善玉菌を増やす働きがあります。以下の発酵食品を積極的に取り入れましょう:

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • 味噌
  • 漬物
  • キムチ

特に乳酸菌やビフィズス菌を含むヨーグルトは、腸内環境を整える効果が期待できます。朝食にヨーグルトを食べる習慣をつけることで、便秘予防につながります。また、味噌汁は温かく水分補給にもなるため、年末年始にも取り入れやすい発酵食品です。

💧 十分な水分を摂取する

冬場は喉の渇きを感じにくいですが、意識的に水分を摂取することが大切です。1日に1.5〜2リットル程度の水分摂取を目標にしましょう。

特に起床直後にコップ1杯の水を飲むことは、腸に刺激を与えて蠕動運動を促進する効果があります。冷たい水が苦手な方は、白湯や温かいお茶でも構いません。

アルコールを飲む機会が多い場合は、アルコールと同量程度の水も一緒に摂取することを心がけましょう。これにより、アルコールによる脱水を防ぐことができます。

🏃‍♀️ 適度な運動を心がける

休暇中でも適度な運動を継続することが便秘予防に効果的です。激しい運動でなくても、1日30分程度のウォーキングや軽いストレッチで十分です。

年末年始にできる運動:

  • 初詣での歩行
  • 初売りでのショッピング
  • 室内でのストレッチ
  • 腹筋を使うエクササイズ

寒い時期は身体を動かすのがおっくうになりがちですが、適度な運動は血行を促進し、腸の働きを助けるだけでなく、冷え性の改善にも役立ちます。

⏰ 規則正しい生活リズムを保つ

年末年始でも可能な限り規則正しい生活リズムを維持することが大切です。起床時間と就寝時間をなるべく一定に保ち、食事の時間も規則正しくすることで、腸のリズムも整いやすくなります。

特に朝食は抜かずに食べることが重要です。朝食を食べることで胃腸反射が起こり、腸の蠕動運動が促進されます。また、朝食後にトイレに行く時間を確保することで、排便習慣を維持することができます。

🚽 便意を我慢しない

便意を感じたら我慢せずにトイレに行くことが大切です。帰省先や旅行先では気恥ずかしさから我慢してしまうこともありますが、便意を繰り返し我慢すると直腸の感覚が鈍くなり、便秘が悪化する原因となります。

外出先でも、便意を感じたら早めにトイレに行くようにしましょう。また、長時間の移動がある場合は、出発前にトイレに行っておくと安心です。

😌 ストレス対策を行う

年末年始のストレスを上手に解消することも便秘予防につながります。以下のようなリラックス法を試してみましょう:

  • 入浴でリラックスする
  • 趣味の時間を確保する
  • 深呼吸や軽いストレッチ
  • 適度に手を抜く

すべてを完璧にこなそうとせず、適度に手を抜くことも大切です。大掃除も無理のない範囲で行い、年末の準備に追われてストレスをためないよう心がけましょう。

💊 便秘になってしまったときの対処法

予防を心がけても便秘になってしまうことがあります。そのような場合の対処法をご紹介します。

🍎 食事による対処

便秘になったときは、まず食事の見直しから始めましょう。食物繊維が豊富な食材を積極的に取り入れ、発酵食品も意識的に摂取します。

便秘に効果的な食材:

  • プルーン
  • キウイフルーツ
  • バナナ
  • オリーブオイル(適量)
  • 玄米や雑穀米

これらの食材には食物繊維が豊富で、便を軟らかくする効果も期待できます。また、オリーブオイルを適量摂取することで、腸の滑りをよくし、排便を促進する効果があるとされています。

💦 水分摂取を増やす

便秘のときは特に水分摂取を意識しましょう。便が硬くなっている場合、水分を多く摂ることで便が軟らかくなり、排出しやすくなります。

朝起きてすぐにコップ1杯の水や白湯を飲むことは、腸を刺激して蠕動運動を促す効果があります。また、温かい飲み物は腸の血行を促進し、腸の働きを活発にする効果が期待できます。

🤲 運動で腸を刺激する

便秘解消には運動が効果的です。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動に加え、腸を直接刺激する腹部のマッサージも有効です。

腹部マッサージの方法

  • おへそを中心に時計回りにゆっくりとお腹をさする
  • 「の」の字マッサージ(ひらがなの「の」の字を描くように)
  • 10〜20回程度繰り返す
  • 入浴後など身体が温まっているときに行う

これらのマッサージは腸の走行に沿ったもので、蠕動運動を促進する効果があります。

🪑 排便姿勢を工夫する

便秘のときは、排便姿勢を工夫することで排出しやすくなることがあります。洋式トイレでは、足元に台を置いて足を上げ、前かがみの姿勢になることで、直腸と肛門の角度が排便に適した角度になります。

この姿勢は和式トイレでしゃがむ姿勢に近く、排便時にかかる腹圧が効率的に伝わりやすくなります。専用の足台も市販されていますが、お風呂の椅子や雑誌を重ねたものでも代用可能です。

🛁 入浴で身体を温める

温かいお風呂に浸かることで、全身の血行が促進され、腸の働きも活発になります。特に冬場は身体が冷えやすく、腸の動きも鈍くなりがちです。

38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分程度ゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果とともに腸の蠕動運動が促進されます。また、入浴中にお腹を軽くマッサージするとより効果的です。

⚠️ 市販薬を使用する際の注意点

年末年始は医療機関が休診となることが多いため、便秘がつらいときには市販薬を使用する方もいらっしゃいます。しかし、便秘薬の使用にはいくつかの注意点があります。

💊 市販の便秘薬の種類

市販の便秘薬には以下のような種類があります:

  • 刺激性下剤:腸を刺激して蠕動運動を促す
  • 浸透圧性下剤:便に水分を引き込んで軟らかくする
  • 膨張性下剤:便のかさを増やす
  • 坐薬や浣腸:直腸を刺激する

それぞれ作用機序が異なるため、自分の便秘の状態に合ったものを選ぶことが重要です。どれを選べばよいかわからない場合は、薬局の薬剤師に相談することをおすすめします。

⚠️ 刺激性下剤の連用に注意

刺激性下剤は即効性がありますが、長期間連用すると腸が刺激に慣れてしまい、薬なしでは排便できなくなる「下剤依存」に陥ることがあります。また、腸の働きがさらに低下する可能性もあるため、一時的な使用にとどめることが大切です。

刺激性下剤に含まれる成分:

  • センナ
  • 大黄
  • ビサコジル

これらの薬は便秘がひどいときの一時的な解消には有効ですが、根本的な解決にはなりません。

🧪 酸化マグネシウム製剤について

浸透圧性下剤の一つである酸化マグネシウム製剤は、比較的穏やかな作用で便を軟らかくする効果があり、依存性も低いとされています。ただし、腎機能が低下している方は高マグネシウム血症のリスクがあるため、注意が必要です。

また、他の薬と相互作用を起こすことがあるため、持病がある方や他の薬を服用している方は、使用前に薬剤師や医師に相談してください。

🚫 使用を控えるべき場合

以下のような場合は、自己判断で便秘薬を使用せず、医療機関を受診することをおすすめします:

  • 激しい腹痛がある場合
  • 便に血が混じっている場合
  • 嘔吐を伴う場合
  • 発熱がある場合
  • 急に便秘になった場合(特に高齢者)
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある場合

これらの症状がある場合は、単純な便秘ではなく他の疾患が隠れている可能性があります。

🏥 医療機関を受診すべきタイミング

年末年始であっても、以下のような症状がある場合は、救急外来や休日診療を利用して早めに医療機関を受診することをおすすめします。

🚨 緊急性が高い症状

以下の症状がある場合は、腸閉塞や腸穿孔など緊急を要する疾患の可能性があります:

  • 強い腹痛や激しい嘔吐
  • お腹が異常に張っている
  • 便に鮮血が混じっている
  • 発熱を伴う

特に腸閉塞は、便やガスが完全に出なくなり、強い腹痛と嘔吐を伴う危険な状態です。放置すると腸壊死を起こす可能性があるため、早急な対応が必要です。

📅 慢性的な便秘が改善しない場合

年末年始が終わっても便秘が続く場合、または便秘と下痢を繰り返す場合は、年始に医療機関を受診することをおすすめします。過敏性腸症候群や大腸がんなど、他の疾患が原因となっている可能性があるためです。

特に50歳以上の方で以下の症状がある場合は注意が必要です:

  • 急に便秘になった
  • 体重減少を伴う
  • 便の太さが細くなった

これらの場合は、大腸がんの検査を受けることが重要です。

💊 市販薬で改善しない場合

市販の便秘薬を使用しても改善しない場合や、薬の量を増やさないと効果がなくなってきた場合も、医療機関の受診をおすすめします。医師は原因を診断した上で、適切な治療法を提案してくれます。

近年は便秘治療の選択肢も増えており、従来の刺激性下剤以外にも、新しい作用機序の薬が使用できるようになっています。専門医に相談することで、より効果的で身体に負担の少ない治療を受けることができます。

🌱 年末年始明けに意識したい腸活習慣

年末年始の乱れた生活習慣をリセットし、健康な腸内環境を取り戻すためには、年始から腸活を意識することが大切です。

⏰ 生活リズムを整える

年始からは、規則正しい生活リズムを意識して取り戻しましょう。特に起床時間と就寝時間を一定にすることで、体内時計がリセットされ、自律神経のバランスが整いやすくなります。

生活リズムを整えるポイント:

  • 朝は日光を浴びる
  • 起床後はカーテンを開ける
  • 朝食を決まった時間に食べる
  • 夜は早めに就寝する

朝は日光を浴びることで体内時計がリセットされるため、起床後はカーテンを開けて日光を浴びるようにしましょう。

🥬 食生活を見直す

年末年始の宴会続きで乱れた食生活を見直し、バランスのよい食事を心がけましょう。野菜、果物、海藻類、きのこ類など食物繊維が豊富な食材を積極的に取り入れ、発酵食品も毎日の食事に取り入れることをおすすめします。

また、脂質の多い食事や塩分の多い食事を控え、消化に負担のかかりにくい食事を心がけることで、疲れた胃腸を休めることができます。

🚶‍♀️ 運動習慣を再開する

年末年始で中断していた運動習慣を再開しましょう。いきなり激しい運動を始めるのではなく、ウォーキングやストレッチなど軽い運動から始めることが大切です。

日常生活に取り入れやすい運動:

  • 通勤時に一駅分歩く
  • エレベーターの代わりに階段を使う
  • 家事を積極的に行う
  • 短時間のストレッチ

継続することが大切なので、無理のない範囲で運動習慣を取り入れましょう。

😌 ストレスケアを行う

年始は仕事が再開し、ストレスを感じやすい時期でもあります。ストレスは腸の働きに大きな影響を与えるため、適切なストレスケアを行うことが重要です。

効果的なストレス解消法:

  • 入浴でリラックスする時間を確保
  • 趣味の時間を大切にする
  • 十分な睡眠を取る
  • 深呼吸やマインドフルネス
😌 ストレスケアを行う

❓ よくある質問

年末年始に便秘になるのはなぜですか?

年末年始は生活リズムの乱れ、食生活の変化、運動不足、アルコールの過剰摂取、水分摂取量の減少、ストレスなど複数の要因が重なるためです。これらが同時に起こることで腸の蠕動運動が低下し、便秘になりやすくなります。

便秘予防に効果的な食べ物は何ですか?

食物繊維が豊富な野菜、果物、海藻類、きのこ類、豆類が効果的です。また、ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品も腸内環境を整える効果が期待できます。プルーンやキウイフルーツ、バナナなどの果物もおすすめです。

便秘のときは水をたくさん飲めば治りますか?

水分摂取は便を軟らかくするために重要ですが、水分だけで便秘が解消するわけではありません。食物繊維の摂取、適度な運動、規則正しい生活リズムなど、複合的なアプローチが必要です。

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
PAGE TOP
電話予約
0120-140-144
1分で入力完了
簡単Web予約
運営:医療法人社団鉄結会