顎やフェイスラインに繰り返しできるニキビは、多くの方が悩む「大人ニキビ」の代表格です。市販薬を試してもなかなか治らない、治ったと思ってもまた同じ場所に出てくる、こうした経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
顎ニキビは思春期のニキビとは異なり、ホルモンバランスやストレス、生活習慣など複数の要因が絡み合って発生します。そのため、根本的な改善には従来の外用薬や内服薬だけでは限界があることも事実です。
そこで近年注目を集めているのが、高周波(RF)を用いた「アグネス」治療です。アグネスは皮脂腺に直接アプローチすることで、ニキビの原因そのものを取り除き、再発を防ぐ根本治療として高い評価を得ています。
本記事では、八重洲・日本橋エリアからもアクセスしやすいアイシークリニック東京院が、顎ニキビの原因とメカニズム、そしてアグネス治療の効果や施術の流れについて詳しく解説いたします。

目次
- 顎ニキビとは|大人ニキビの特徴と悩み
- 顎にニキビができやすい理由
- 顎ニキビの主な原因
- 従来のニキビ治療とその限界
- アグネスとは|高周波(RF)を用いた根本治療
- アグネスが顎ニキビに効果的な理由
- アグネス治療の流れ
- アグネス治療の効果と持続期間
- アグネス治療のダウンタイムと注意点
- アグネス治療を受けられない方
- 八重洲・日本橋エリアからのアクセス
- よくあるご質問
- まとめ
1. 顎ニキビとは|大人ニキビの特徴と悩み
顎ニキビは、20代後半から30代以降に多くみられる「大人ニキビ」の代表的な症状です。日本人の約90%以上がニキビを経験するといわれていますが、思春期のニキビがおでこや頬など皮脂分泌の多いTゾーンにできやすいのに対し、大人ニキビは顎やフェイスライン、口周りといったUゾーンに集中する傾向があります。
顎ニキビには以下のような特徴があります。
まず、一度できると治りにくいという点です。顎は顔の中でも皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が遅い部位とされており、ニキビができてしまうと回復に時間がかかります。また、ターンオーバーの遅さはニキビ跡が残りやすいという問題にもつながります。
次に、同じ場所に繰り返しできるという特徴があります。顎ニキビは特定の毛穴の皮脂腺が活発化していることが原因となるため、いったん治っても同じ場所に再発しやすい傾向にあります。
さらに、炎症が強く、しこりを伴うことも多いです。繰り返し炎症を起こすことで皮下組織が線維化し、押すと痛みを感じる硬いしこり状のニキビ(硬結ニキビ)に発展することもあります。こうした状態になると、通常の治療では改善が難しくなります。
顎ニキビは見た目の問題だけでなく、痛みを伴うこともあり、仕事中のマスク着用や会話の際にも不快感を覚える方が多くいらっしゃいます。また、鏡を見るたびにニキビが目に入ることで精神的なストレスを感じ、それがさらにニキビを悪化させるという悪循環に陥るケースも少なくありません。
2. 顎にニキビができやすい理由
なぜ顎は特にニキビができやすいのでしょうか。その理由を理解することは、適切な治療法を選択する上で重要です。
まず、顎は男性ホルモンの影響を受けやすい部位です。男性であれば髭が生える場所であることからも分かるように、顎周辺の皮脂腺は男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体が多く存在しています。ストレスや生活習慣の乱れによって男性ホルモンの分泌が活発になると、皮脂腺が刺激され、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。
女性の場合も同様で、生理前に黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増加すると、男性ホルモンと似た働きをするため、顎にニキビができやすくなります。生理周期に合わせて定期的にニキビができるという方は、このホルモンバランスの変動が大きく関係していると考えられます。
また、顎は外部からの刺激を受けやすい部位でもあります。無意識に頬杖をつく癖がある方、マスクの着用による摩擦やムレ、男性であれば毎日の髭剃りなど、様々な物理的刺激が加わりやすい場所です。こうした刺激は皮膚のバリア機能を低下させ、ニキビの発生や悪化を招きます。
さらに、顎は毛穴が小さく、皮脂が詰まりやすいという構造的な特徴もあります。おでこや鼻に比べると毛穴の大きさは小さいものの、皮脂腺は発達しているため、少しの皮脂でも毛穴が詰まりやすい状態にあります。
3. 顎ニキビの主な原因
顎ニキビの発生には、複数の要因が複雑に絡み合っています。主な原因を詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
顎ニキビの最大の原因とされているのが、ホルモンバランスの乱れです。ストレス、睡眠不足、不規則な生活などが続くと、体内のホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが優位になります。
男性ホルモンには角質層を厚くする作用と皮脂分泌を促進する作用があるため、毛穴が詰まりやすくなり、過剰な皮脂が溜まることでニキビが発生します。女性でも男性ホルモンは分泌されており、特に生理前やストレス状態が続くとその影響を受けやすくなります。
生活習慣の乱れ
食事、睡眠、運動といった基本的な生活習慣の乱れは、肌のターンオーバーを乱し、皮脂の過剰分泌を招く原因となります。
特に注意が必要なのは食生活です。脂っこい食事や糖分の多い食品を過剰に摂取すると、皮脂分泌が増加します。また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させ、肌の修復機能を妨げます。運動不足も血行不良を招き、代謝機能の低下につながります。
ストレス
現代社会において避けられないストレスですが、慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、ホルモン分泌に大きな影響を与えます。ストレスを受けると体内では抗ストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリン)が分泌され、これらが男性ホルモンを刺激して皮脂分泌を過剰にします。
また、ストレスは睡眠の質を低下させ、食欲不振や過食を引き起こすこともあり、これらが複合的に作用して顎ニキビの発生や悪化を招きます。
外部刺激
顎は日常生活の中で様々な物理的刺激を受けやすい部位です。
頬杖をつく癖は、手についた雑菌を顎に付着させるだけでなく、継続的な圧力による摩擦も加わります。マスクの着用も摩擦やムレの原因となり、特に長時間のマスク着用は肌トラブルを招きやすくなります。男性の場合、毎日の髭剃りによる肌への負担も無視できません。刃による微細な傷が毛穴に炎症を起こすきっかけになることがあります。
乾燥
意外に思われるかもしれませんが、肌の乾燥も顎ニキビの原因となります。乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなります。また、乾燥を補おうとして皮脂の分泌が過剰になることもあります。
顎やフェイスラインは頬と比べて皮脂腺が多いにもかかわらず、洗顔時のすすぎ残しやスキンケアの塗り忘れなどで乾燥しやすい部位でもあります。
胃腸機能の低下
東洋医学では、顎のニキビは胃腸の不調と関連があるとされています。暴飲暴食や不規則な食事、冷たいものの過剰摂取などで胃腸の機能が低下すると、体内の老廃物が適切に排出されず、肌トラブルとして現れることがあります。
4. 従来のニキビ治療とその限界
顎ニキビの治療には、これまで様々な方法が用いられてきました。日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、ニキビ治療の標準的なアプローチが示されています。
外用薬による治療
ニキビ治療の基本となるのが外用薬です。毛穴の詰まりを改善するアダパレン(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)、これらの配合剤などが用いられます。また、炎症を抑えるための抗菌外用薬として、ダラシンやアクアチム、ゼビアックスなども処方されます。
これらの外用薬は、現在進行中のニキビに対しては一定の効果を発揮します。しかし、根本的な原因である皮脂腺の活動自体を抑えるわけではないため、使用を中止すると再発するケースが多くみられます。
内服薬による治療
炎症が強いニキビや広範囲にわたるニキビには、抗生物質の内服薬が処方されることがあります。ミノマイシンやビブラマイシンなどが代表的です。また、ホルモンバランスを整える目的で漢方薬が用いられることもあります。
抗生物質は即効性がある一方で、長期間の使用には耐性菌の出現という問題があります。ガイドラインでも、抗生物質の使用は急性期に限定し、維持療法には用いないことが推奨されています。
ケミカルピーリング
古い角質を除去し、毛穴の詰まりを解消するケミカルピーリングも、ニキビ治療に用いられる方法の一つです。グリコール酸やサリチル酸などの酸を肌に塗布し、角質を剥離させます。
定期的な施術により肌のターンオーバーを促進する効果が期待できますが、皮脂腺自体に作用するわけではないため、繰り返す顎ニキビの根本解決には限界があります。
従来治療の限界
従来のニキビ治療には共通した限界があります。それは、いずれも「対症療法」であり、ニキビの根本原因である皮脂腺の過剰な活動を止めることができないという点です。
ニキビは皮脂腺から過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、そこでアクネ菌が増殖することで発生します。外用薬や内服薬は炎症を抑えたり、角質の詰まりを改善したりする効果はありますが、皮脂腺そのものの機能を抑制することはできません。そのため、治療を中止すれば再び皮脂が過剰に分泌され、同じ場所にニキビが再発してしまうのです。
この「根本治療ができない」という問題を解決するために開発されたのが、アグネス治療です。
5. アグネスとは|高周波(RF)を用いた根本治療
アグネスは、高周波(RF:Radio Frequency)エネルギーを用いてニキビの原因となる皮脂腺を直接破壊する医療機器です。韓国で開発され、KFDA(韓国食品医薬品安全処)の承認を取得、CEマークも取得しており、世界各国で使用されています。
アグネスの仕組み
アグネスの治療原理は、医療脱毛と似た考え方に基づいています。永久脱毛では、レーザーによって毛根を破壊することで、その毛穴から毛が生えなくなります。同様に、アグネスでは高周波エネルギーによって皮脂腺を破壊することで、その毛穴からニキビが発生しなくなるという仕組みです。
具体的には、超極細の絶縁針(マイクロニードル)を毛穴に挿入し、針先から高周波を照射します。針の根元部分は絶縁体で覆われているため、皮膚の表面には熱損傷を与えず、真皮層にある皮脂腺だけに選択的にエネルギーを伝達することができます。
高周波エネルギーによって加熱された皮脂腺は凝固・変性し、その機能を失います。一度破壊された皮脂腺は再生しないため、同じ場所からニキビが再発することがほとんどなくなります。
アグネスで治療できるニキビの種類
アグネスは、あらゆるタイプのニキビに対応可能です。
白ニキビ(閉鎖面皰)は、毛穴に皮脂が詰まり始めた初期段階のニキビです。炎症を起こす前の段階で治療することで、悪化を防ぎ、ニキビ跡も残りにくくなります。
黒ニキビ(開放面皰)は、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒くなった状態です。鼻に多くみられる「いちご鼻」もこの一種で、アグネスによる治療が有効です。
赤ニキビ(炎症性丘疹)は、アクネ菌の増殖により炎症を起こした状態です。アグネスが最も効果を発揮するのがこのタイプのニキビとされています。
黄ニキビ(膿疱)は、炎症がさらに進行し、膿が溜まった状態です。この段階でも治療は可能ですが、白ニキビや赤ニキビの段階で治療を開始する方が、治療期間も短く、ニキビ跡も残りにくくなります。
しこりニキビ(硬結ニキビ)は、炎症を繰り返すことで皮下組織が硬くなった状態です。治療には複数回の施術が必要になることが多いですが、アグネスは硬結ニキビにも対応可能です。
アグネスのその他の適応症
アグネスはニキビ治療だけでなく、以下の症状にも効果があります。
汗管腫は、目の周りにできやすい白っぽいぶつぶつで、汗の管を構成する細胞が増殖した良性腫瘍です。従来の炭酸ガスレーザー治療では瘢痕が残る可能性がありましたが、アグネスでは表皮を傷つけずに真皮の治療が可能なため、瘢痕を残さずに改善できます。
稗粒腫は、顔にできる白い小さなぶつぶつで、内部に角質塊が詰まっています。アグネスは角質を再び作る袋(嚢腫)も破壊できるため、再発しにくい治療が可能です。
脂腺増殖症は、皮脂腺が加齢とともに増大してできる良性腫瘍で、黄色っぽい盛り上がりが特徴です。アグネスで傷を残さずに少しずつ小さくすることができます。
毛穴の開きについても、皮脂腺を縮小させることで皮脂分泌が減少し、毛穴が収縮する効果が期待できます。
6. アグネスが顎ニキビに効果的な理由
アグネスが顎ニキビの治療に特に効果的である理由を解説します。
皮脂腺を根本から治療できる
顎ニキビが繰り返しできる最大の原因は、特定の毛穴の皮脂腺が過剰に活動していることです。アグネスはこの皮脂腺自体を高周波で破壊するため、同じ場所からのニキビの再発をほぼ完全に防ぐことができます。
一度破壊された皮脂腺は再生しないため、治療効果は長期間持続します。従来の治療のように、薬を使い続けなければ再発するという心配がありません。
表皮へのダメージが少ない
アグネスで使用する針は絶縁処理が施されており、皮膚表面には熱エネルギーが伝わらない設計になっています。そのため、火傷や色素沈着のリスクが低く、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。
顎は人の目につきやすい部位であり、治療後の見た目への影響を心配される方も多いですが、アグネス治療後は翌日からメイクが可能な場合がほとんどです。
あらゆるニキビに対応
白ニキビから硬結ニキビまで、進行段階に関わらず治療が可能です。また、炎症を起こしているニキビだけでなく、まだニキビになっていない「ニキビ予備軍」の皮脂腺にもアプローチできるため、将来的なニキビの発生予防にも効果があります。
肌質を選ばない
高周波治療はレーザーや光治療(IPL)と異なり、メラニンやヘモグロビンに影響されません。そのため、肌の色や肌質に関係なく治療を受けることができます。日焼け後の肌や色素沈着がある肌でも施術可能です。
7. アグネス治療の流れ
アグネス治療は、カウンセリングから施術、アフターケアまで、以下のような流れで進みます。
カウンセリング・診察
まず、医師がニキビの状態を詳しく診察します。ニキビの数、種類、分布、炎症の程度などを確認し、アグネス治療が適切かどうかを判断します。
患者様の肌の状態やご希望をお聞きした上で、治療回数の目安や費用、期待できる効果、注意点などについて詳しく説明します。不安な点や疑問点があれば、この段階で遠慮なくご質問ください。
洗顔・クレンジング
施術前に、メイクや皮脂汚れをしっかり落とします。清潔な状態で施術を行うことで、感染リスクを低減し、治療効果を高めることができます。
麻酔
アグネス治療では針を使用するため、痛みを軽減するための麻酔クリームを塗布します。麻酔クリームを塗ってから効果が現れるまで、約30分ほど待機します。
麻酔が効いた状態での施術となりますので、強い痛みを感じることはほとんどありませんが、感じ方には個人差があります。
施術
超極細の絶縁針をニキビや毛穴に一つずつ挿入し、高周波を照射します。ニキビの状態や部位に応じて、針の深さや高周波の出力を細かく調整しながら、皮脂腺を丁寧に治療していきます。
施術時間は治療する範囲や数によって異なりますが、目安として30分から1時間程度です。
圧出処置(メルティング)
炎症性ニキビの場合、施術の翌日または翌々日に「メルティング」と呼ばれる処置を行うことがあります。これは、高周波で皮脂を柔らかくした後、毛穴に残った膿や皮脂を優しく押し出す処置です。
この追加処置を行うことで、治療効果を最大限に引き出すことができます。
アフターケア
施術後は、医師の指示に従ったスキンケアを行っていただきます。施術当日は患部のメイクを控え、翌日からは通常通りメイクが可能です。
抗生剤や炎症を抑える外用薬が処方される場合がありますので、指示通りに使用してください。また、ピーリング成分を含む洗顔料やスキンケア製品は、施術前後の一定期間は使用を避けてください。
8. アグネス治療の効果と持続期間
効果を実感できる時期
アグネス治療の効果は、1回の施術後約1週間程度で現れ始めます。治療したニキビが落ち着き、新しいニキビができにくくなっているのを実感される方が多いです。
より確実な効果を得るためには、1か月から3か月の間隔をあけて複数回の施術を行うことが推奨されています。平均的には3回から5回程度の施術で、多くの方がニキビの改善を実感されています。
ただし、必要な施術回数はニキビの状態や数によって個人差があります。軽症の場合は1回から2回で十分な効果が得られることもありますし、重症の場合や広範囲に及ぶ場合は6回以上の施術が必要になることもあります。
効果の持続性
アグネスの最大の特徴は、一度治療した皮脂腺は再生しないため、同じ場所からのニキビの再発がほとんどないという点です。これは従来のニキビ治療にはない、画期的なメリットです。
ただし、治療していない毛穴の皮脂腺からは新たなニキビが発生する可能性があります。また、生活習慣やホルモンバランスの変化によって、これまでニキビができなかった場所に新しいニキビができることもあります。
そのため、アグネス治療で顎ニキビを改善した後も、生活習慣の改善やスキンケアの継続は重要です。
9. アグネス治療のダウンタイムと注意点
ダウンタイム
アグネス治療は比較的ダウンタイムの少ない施術ですが、以下のような症状が一時的に現れることがあります。
施術直後から数日間は、治療部位に赤みや腫れ、熱感が生じることがあります。これは高周波による熱作用の正常な反応で、多くの場合は数日で自然に治まります。
また、針を刺した部位に点状の赤みや内出血が出ることがありますが、これも通常1週間ほどで消失します。
施術後1週間程度は、ニキビが一時的に悪化したように見えることがあります。これは皮脂腺が破壊される過程で起こる反応であり、その後は改善に向かいます。
施術後の注意点
施術当日は、洗顔は泡で優しく行い、こすらないように注意してください。基礎化粧品やパウダー程度のメイクは可能ですが、患部への刺激は避けてください。
ピーリング成分を含む製品(グリコール酸、サリチル酸など)やニキビ治療薬(ディフェリン、ベピオゲル、デュアックなど)は、施術前後の一定期間は使用を控えてください。具体的な期間は医師の指示に従ってください。
施術後は肌が乾燥しやすくなりますので、しっかりと保湿を行ってください。また、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
10. アグネス治療を受けられない方
以下に該当する方は、安全上の理由からアグネス治療を受けることができない場合があります。
ペースメーカーなど体内に電子機器が埋め込まれている方は、高周波が機器の動作に影響を与える可能性があるため、施術をお受けいただけません。
治療部位に金属やシリコンが埋め込まれている方も同様に注意が必要です。
妊娠中または授乳中の方は、安全性のデータが十分でないため、施術をお控えいただいております。
出血傾向のある方や抗血小板凝固薬を服用中の方は、出血リスクが高まる可能性があります。
心臓疾患、糖尿病、悪性腫瘍をお持ちの方は、事前に必ず医師にお申し出ください。
ケロイド体質の方は、施術部位に瘢痕が残る可能性があるため、慎重な判断が必要です。
施術部位に活動性の感染症や重度の皮膚疾患がある場合は、まずそちらの治療を優先します。
その他、服用中の薬や既往歴によっては施術をお受けいただけない場合がありますので、カウンセリング時に必ず医師にお伝えください。
11. 八重洲・日本橋エリアからのアクセス
アイシークリニック東京院は、東京駅からアクセスしやすい立地にございます。
東京駅は、JR在来線各線(山手線、中央線、京浜東北線、東海道線、上野東京ラインなど)、東海道・山陽新幹線、東北・北海道・上越・北陸新幹線、東京メトロ丸ノ内線が乗り入れる日本最大級のターミナル駅です。
八重洲口は東京駅の東側に位置し、日本橋口は八重洲側の最北端にあります。八重洲地下街を通れば、雨の日でも濡れずにアクセスすることができます。
また、東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線の日本橋駅からも徒歩圏内です。
お仕事帰りやお買い物のついでにもお立ち寄りいただきやすい立地となっております。遠方からお越しの方も、新幹線でのアクセスが便利です。

12. よくあるご質問
施術前に麻酔クリームを塗布しますので、強い痛みを感じることはほとんどありません。輪ゴムで軽くはじかれるような感覚とおっしゃる方が多いですが、痛みの感じ方には個人差があります。特に炎症が強い部位は痛みを感じやすい傾向にあります。痛みが心配な方は、施術中にお声がけください。
ニキビの状態や数によって異なりますが、平均的には3回から5回程度の施術で効果を実感される方が多いです。軽症の場合は1回から2回で十分な場合もありますし、重症の場合は6回以上必要になることもあります。カウンセリング時に、お肌の状態を診察した上で、治療回数の目安をお伝えします。
Q. 施術後、すぐにメイクはできますか?
施術当日は患部のメイクをお控えいただき、翌日からメイク可能です。ただし、ピーリング成分を含む化粧品は一定期間お避けください。
Q. 皮脂腺を破壊しても大丈夫ですか?乾燥肌になりませんか?
顔には約20万個の皮脂腺があるといわれています。アグネスで治療できる皮脂腺の数は限られていますので、乾燥肌になるリスクはほとんどありません。むしろ、過剰な皮脂分泌が抑えられることで、肌のコンディションが整う方が多いです。
Q. ニキビ跡にも効果がありますか?
アグネスは主に「今あるニキビ」と「これからできるニキビの予防」を目的とした治療です。既にできてしまったニキビ跡(凹み、色素沈着など)に対しては、別の治療法をご提案する場合があります。ただし、アグネスによってニキビの再発を防ぐことで、新たなニキビ跡ができるリスクを減らすことができます。
Q. 顎以外のニキビも治療できますか?
はい、顔全体はもちろん、首、胸、背中など、体のニキビにも対応可能です。部位によって施術方法が若干異なる場合がありますので、詳しくはカウンセリング時にご相談ください。
Q. 保険は適用されますか?
アグネス治療は自由診療(保険適用外)となります。料金は治療範囲やニキビの数によって異なりますので、カウンセリング時に詳しくご説明いたします。
13. まとめ
顎ニキビは、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣など複数の要因が絡み合って発生する厄介な症状です。従来の外用薬や内服薬による治療では、症状を一時的に抑えることはできても、根本的な解決には至らないケースが多くありました。
アグネスは、ニキビの原因である皮脂腺を高周波で直接破壊する根本治療です。一度治療した皮脂腺は再生しないため、同じ場所からのニキビの再発をほぼ完全に防ぐことができます。
治療は表皮へのダメージが少なく、ダウンタイムも比較的短いため、お仕事や日常生活への影響を最小限に抑えることができます。白ニキビから硬結ニキビまで、あらゆるタイプのニキビに対応可能で、肌の色や肌質を選ばないという点も大きなメリットです。
繰り返す顎ニキビにお悩みの方、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方、根本からニキビを治したいとお考えの方は、ぜひ一度アグネス治療をご検討ください。
アイシークリニック東京院では、経験豊富な医師がお一人おひとりの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。八重洲・日本橋エリアからのアクセスも良好ですので、お気軽にカウンセリングにお越しください。
ニキビのない、自信の持てる素肌を手に入れる第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。
参考文献
- 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 – 日本皮膚科学会
- 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 – Mindsガイドラインライブラリ
- 美容医療診療指針(令和三年度改訂版) – Mindsガイドラインライブラリ
- 美容医療診療指針 令和3年度改訂版 – 日本皮膚科学会
- 個人輸入において注意すべき医薬品・医療機器について – 厚生労働省
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務